大学案内2025
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日本の言語・文学・文化を基礎から幅広く学び、日本のことをよく知ろう日本人として生まれたからといって、日本のことを本当によく知っているとは限りません。もし外国人の友人に「これから食堂に食べよう」と誘われたら、それが間違った日本語だと気づくでしょう。しかし、なぜ「食堂に」を「食堂で」としなければならないか説明できますか。伝統的な盆行事を7月に行うところと8月に行うところがありますが、どうして地域によって違うのでしょうか。「通りゃんせ」というわらべ歌の「行きはよいよい 帰りは怖い」という歌詞は、いったい何を意味しているのでしょうか。日本語日本文化学科では、このような身近な疑問をはじめ言語・文学・文化に関するさまざまな問題を取り上げ、それらを解決するための柔軟な思考力が身につけられるように指導します。学びスペシャリストの養成【中学校教諭一種免許状・高等学校教諭一種免許状】中学校と高等学校の「国語」教員の免許取得のために、さまざまな科目が用意されています。4年生になると中学校、高等学校で教育実習を行います。【学芸員】学芸員は、博物館・美術館の専門職員です。本学科では、この資格を取得するための学芸員課程が用意されています。博物館・美術館への就職を希望する学生が熱心に学んでいます。明治村やリトルワールドで実習を行います。【司書】都道府県や市町村の公立図書館などで図書館資料の選択、発注および受け入れから分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的職員になるための資格です。図書館に関する科目の単位を取得することで、卒業時に司書課程修了証書が授与されます。【日本語教員】外国人に日本語を教える方法を学ぶ講座として、日本語教員養成講座があります。日本語教育に関連するさまざまな科目があり、日本語についてさらに深く知ることができます。資格本学科は、自主的に新たな活動を企画し、実践する意欲的な学生を支援しています。その一つが「J-style」という雑誌です。はじまりは、2005年に数名の学生が小説の発表の場を教員に相談したことがきっかけで、学科が用意したパソコンとDTPソフトで9名の学生が雑誌づくりにチャレンジしました。創刊号を発行して以来、小説を執筆する学生や編集作業に関心のある学生などが集まるようになり、年1回発行しています。内容は、主に特集記事と小説で構成されており、取材、執筆、表紙のデザインや印刷所との交渉など、雑誌制作に関わる作業をすべて学生が手がけています。部活動やサークルとは違い、学生の自主的な活動であるため、特に厳しいルールはなく、自由な創作活動ができます。学生の自主活動の支援未入手特色PICK UP TOPICS096

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