本公開講演会は、オンラインで開催致します。どなたでも参加できます。
日時
2023年12月6日(水曜日)午後3時30分~午後5時00分(予定)
開催方法
Web会議システム「Zoom」配信
プログラム
開会挨拶(午後3時30分~午後3時40分)
公益財団法人日比科学技術振興財団 事務局長 市橋 貴生 氏
中部大学 副学長 前島 正義
2022年度日比科学技術振興財団一般研究課題成果報告1(午後3時40分~午後4時05分)
『金属―絶縁体相転移材料を用いた無電源スマートウィンドウの開発~窓から変える室内環境~』
中部大学 工学部 教授 田橋 正浩
【講演要旨】
二酸化バナジウム(VO2)はある温度で可逆的に赤外線領域の光の透過率が大きく変化する特性を持っています。これを窓ガラスに塗布することで、「窓ガラスが部屋の温度を感知」して「窓ガラスが自発的にカーテンを開け閉め」してくれる夢の窓「スマートウィンドウ」への応用が考えられています。本講演会では、安価でかつ大面積へ塗布することが可能な化学溶液塗布法によって二酸化バナジウム膜を成膜したので、その特性について紹介します。
2022年度日比科学技術振興財団一般研究課題成果報告2(午後4時05分~午後4時30分)
『寒冷環境の繰り返し暴露に伴う慢性ストレスが身体運動時の血圧応答を過剰亢進させるメカノバイオロジー機構の解明』
中部大学 生命健康科学部 准教授 堀田 典生
【講演要旨】
ヒトは春先や初秋の気温差、夏や冬の冷暖房した室内外の移動に伴う大きな温度差などによる環境ストレスを受けます。近年、日本においては、寒暖差疲労などと知られ、自律神経異常などを含めた慢性ストレス状態となると信じられています。その寒暖差疲労に対して運動は有効だと言われますが、その安全性については何も検討されていません。私たちは、温度差による慢性ストレス症状をもつラットにおいては、運動時の交感神経活動や血圧が増強するとの結果を得ております。当日はそのメカニズムに迫ります。
2022年度日比科学技術振興財団一般研究課題成果報告3(午後4時30分~午後4時55分)
『永久磁石による強発散磁場型高周波プラズマスラスターの開発』
中部大学 理工学部 准教授 桑原 大介
【講演要旨】
近年、人工衛星や宇宙探査機の主推進機として電気推進機の採用が進んでいます。本研究室では新たな方式として大推力・長寿命化が可能な高周波プラズマスラスターを提案し、実用化のための研究を行っています。本研究では磁場装置として強力なネオジム磁石を使用し、プラズマ損失を低減する発散磁場形状とした永久磁石型高周波プラズマスラスターを設計・開発し、現在放電実験を実施中です。装置詳細や推進性能評価の現状について報告します。
申込方法
参加を希望される方は、以下のフォームに入力の上、12月4日(月曜日)正午までに送信してください。
講演会開催日前までに、メールにて、「Zoom」配信URL、ID・パスワードをご連絡致します。
その他
今回の講演会では、質疑応答時間を設けません。ご質問等ございましたら、講演会終了後に下記問い合わせ先まで、Eメールにてお問合せくださいますようお願い致します。
お問い合わせ
中部大学 研究支援部研究支援課
電話:0568-51-4852(直通)
FAX:0568-51-4859
Eメール:kensien@office.chubu.ac.jp