近世文学研究者が収集した貴重なコレクションから、俳聖松尾芭蕉に関連した資料を中心に20点余りを紹介します
主催
中部大学民族資料博物館
企画協力・学術監修
岡本聡 中部大学人文学部教授
協力
中部大学日本伝統文化推進プロジェクト
会期
2024年10月15日(火曜日)~12月20日(金曜日)
- 平日午前9時30分~午後4時30分(入場は閉館の30分前まで)
場所
中部大学民族資料博物館 シルクロード室(附属三浦記念図書館2階)
入場無料
どなたでもご入場いただけます。
岡本文庫について
「岡本文庫」とは、岡本 聡(中部大学人文学部)の実父、岡本 勝(1938-2007)[近世俳諧・愛知教育大学名誉教授・元 中部大学人文学部教授]が収集した、2,000点を超える近世文学関連の古典籍からなるコレクションです。岡本 勝は「芭蕉西鶴とその周辺」が自身の研究のテリトリーと公言し、本居宣長(1731-1801/享保15~享和元年)や国学を対象とする「鈴屋学会」の設立にも携わったことから、俳諧や浮世草子、国学の蔵書が多く含まれます。また、三重県松阪市射和の地蔵尊胎内から初期上方版子ども絵本(松阪市重要文化財指定)を発見したことや、大蔵書家、横山重(1896-1980/中世国文学者)の薫陶を受けたことも、幅広いジャンルからなるコレクションの形成につながっています。
中部大学民族資料博物館では、本学教員コレクション資料の公開を通じ、収集の背景にあった文化・社会状況の実態を紹介することで、多様な学びの場を考えていきます。
本展では、この「岡本文庫」のなかから、「松尾芭蕉」と「牡丹」の関係性に焦点を当てて関連資料を取り上げ、江戸時代の「流行」を通して、芭蕉や門人たちの活発な活動の様子に触れていただける機会にします。
関連リンク
2024秋季企画展「江戸の牡丹ブームと芭蕉」展 主要出品資料リスト(準備中)
関連催事
会期中に企画展関連の講演とギャラリートークを開催します。
聴講には事前申込みは不要ですが、御車での入構やエレベータ利用をご希望の方は、必ず事前にご連絡願います。
講演「江戸の牡丹ブームと芭蕉」
日時:10月25日(金曜日)午後2時より
場所:中部大学民族資料博物館(多目的室)
講師:岡本聡 中部大学人文学部教授
司会:中野智章 中部大学民族資料博物館長・国際関係学部長
ギャラリートーク
日時:11月8日(金曜日)午前11時15分より
場所:中部大学民族資料博物館(シルクロード室)
話し手:岡本聡研究室所属院生 樗木宏成さん(中部大学大学院国際人間学研究科)
常設展示について
中部大学民族資料博物館では、常設展示室のうち、第1室(シルクロード室)を今回の秋季企画展会場とすることから、会期中の常設展示は第2室のみとなりますので、ご了承いただきますようお願いいたします。
本企画展へのお問い合わせ先
中部大学民族資料博物館
中部大学 学事部学事課(民族資料博物館担当)
電話(0568)51-9193 直通
E-mail:minzoku@office.chubu.ac.jp