中部大学

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梅雨明けと熱中症

【2011年7月18日】学長ブログ

第89号

 例年だと、梅雨明けは7月の下旬になりますが、今年は5月下旬に梅雨入りし、7月上旬に梅雨明けが宣言されました。天気図上では、梅雨前線が北上して太平洋高気圧が張り出すことで快晴が続き、気温は急に上がって35℃を越えることも珍しくなくなります。この気圧配置はかなり長期間にわたって安定し、連日、猛暑に見舞われることになります。梅雨明け10日間は夏山登山に最適な時期と言われている所以であります。
 ところで、梅雨明けと同時に毎日の気象情報で熱中症の予防が叫ばれ出しました。65歳以上の老人だけではなく子どもや若者も発症し、重篤な病状に陥ることも警告されています。だから、近年では熱中症は夏を代表する季節性の病気となっています。
 私が育った頃には、夏の病気と言えば日本脳炎とか赤痢、食中毒等の感染症が主なものであり、危険な病気として恐れられていました。熱中症なる病気は聞いたことはありませんでしたが、生理病として主なものは夏痩せでした。食欲が進まず、熟睡もできず、一夏に体重が3〜5kg程度減ることはありました。
 この夏痩せを防ぐために、夏季限定の食物と調理法がいろいろと工夫がされていました。キュウリは塩もみして、トマトやスイカへは塩をふりかけ、冷ややっこはショウガ醤油で、そして、梅干を毎食1個など。体温を下げる食材に塩分を添加していたのです。特に発汗による無機塩の消失には注意を払っていたのです。これが熱中症などの生理病の予防をしていたのだと思います。最近は、高血圧症などに伴う塩分恐怖症で、体内の塩分収支を無視した食生活に陥っているのではないかと、熱中症の頻発を聞くたびに、危惧しています。

梅雨明けの登校風景

梅雨明けの登校風景

   

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