中部大学

中部大学

本学とASGスーパーコンダクターズ社(イタリア)が「超伝導直流送電技術の社会実装に向けた研究開発協力に関する覚書」を締結―再エネ導入を促進しカーボンニュートラル達成への貢献を目指す

【2021年7月9日】お知らせ

中部大学とASGスーパーコンダクターズ社(所在:イタリア・ジェノバ、*1)は、それぞれが有する最先端の超伝導技術を融合し、超伝導直流送電(*2)の研究開発を促進することを目的に、「超伝導直流送電技術の社会実装に向けた研究開発協力に関する覚書」を締結しました。覚書への署名は学校法人中部大学の本島修理事・学事顧問とASGスーパーコンダクターズ社CEOセルジオ・フラティーニ氏が行いました。

中部大学は、2006年に世界に先駆けて超伝導直流送電実験に成功し、その後、藤原洋氏の支援を受けて春日井キャンパスに200mの超伝導直流送電実験装置を建設、さらに2013年から経済産業省委託事業により、企業との協同(*3)で北海道石狩市に、超伝導直流送電施設として世界最長級の500m及び1000mの二つの回線を建設し、実証実験に成功するなど、超伝導直流送電技術で世界のトップレベルの成果を上げています。

ASGスーパーコンダクターズ社は、高エネルギー加速器や核融合、MRI用の超伝導マグネットに関して40年以上の開発及び製作経験を有する、欧州を代表する超伝導技術専門メーカーです。同社は欧州におけるカーボンニュートラル達成のための方策として、超伝導技術を活用したイノベーションに意欲的にチャレンジしています。

本覚書の締結により、中部大学が蓄積している学術研究や技術開発の知見と、ASGスーパーコンダクターズ社が有する産業技術とを融合することで、超伝導直流送電の社会実装を実現するまでのコストと時間を大きく低減する相乗効果が生まれ、より効率的な研究開発が遂行できると期待します。

用語説明

*1 ASGスーパーコンダクターズ社

英語名称は“ASG Superconductors”

*2 超伝導直流送電

超伝導直流送電とは、従来の銅製ケーブルを使った交流送電に替わって、超伝導ケーブルを使用して大電流を直流で送電する技術。超伝導ケーブルには電気抵抗がないことから送電によるエネルギー損失をほぼゼロに低減できる。さらに、従来は不可能であった直流による長距離送電が可能となり、再生可能エネルギーの導入を促進し、電力の供給と需要のアンバランスをグローバルに解決するとともに、災害に強いレジリエントな電力インフラを実現する技術として期待されている。超伝導直流送電の実現により、二酸化炭素排出量の削減ができ、2050年カーボンニュートラル達成に貢献できる。

*3 石狩超電導・直流送電システム技術研究組合

webサイト: 石狩超電導・直流送電システム技術研究組合
理事長: 本島 修
本部事務所: 中部大学

お問い合わせ先

研究内容に関するお問い合わせ先
井上徳之(超伝導・持続可能エネルギー研究センター 教授)
愛知県春日井市松本町1200
TEL:0568-51-9419(直通)
E-mail: inoue[at]isc.chubu.ac.jp ※アドレスの[at]は@に変更してください。

報道に関するお問い合わせ
中部大学 学園広報部
TEL:0568-51-7638(直通)

 
 
 

ページの先頭へ

ホーム
訪問者別メニュー