オンライン開催に変更:ミニシンポジウム「地球環境評価におけるバイオロギング情報」
【2020年12月18日更新】中部高等学術研究所
中部高等学術研究所におきまして、ミニシンポジウム「地球環境評価におけるバイオロギング情報」を開催いたします。
皆様のご参加を心からお待ちしております。
※新型コロナウィルス感染拡大によりZoomによるオンライン開催に変更となりました。
講演テーマ
動物の生態を調べるために開発されたテレメトリーの技法が発達し機材の小型化が進むにつれて、リアルタイムな位置情報に加えて動物の周辺環境の記録が可能となった。それにより、動物の生態だけではなく地球環境の変化を記録する重要な手法となった。
今回のミニシンポジウムでは、動物にあたかも地球環境の観測をお願いしているようなこの手法について、この分野の最前線で活躍する2名の研究者に最新技術の紹介と得られた知見についてご紹介いただく。
日時
2021年1月23日(土曜日)13時30分~17時30分
会場
中部大学リサーチセンター2階 大会議室(春日井キャンパス)
※新型コロナウィルス感染拡大によりZoomによるオンライン開催に変更となりました。
主催
中部高等学術研究所
共催
創発学術院
プログラム
講演
- 佐藤 克文氏(東京大学 大気海洋研究所 教授)
「ウミガメが知らせる地球環境」
バイオロギングは元々観察が難しい海洋大型動物の生態を調べる目的で考案された手法である。
しかし、外洋を広く回遊するウミガメや三陸沖から北海道東部海域で採餌を行うオオミズナギドリを用いて、水温鉛直プロファイル・表層流・海上風を測定することができる。あるいは、動物に搭載したビデオカメラで撮影される映像から、動物の採餌生態だけで無く、プラスチックゴミ問題など、彼らが経験している環境についてうかがい知ることが出来る。 - 山本 誉士氏(明治大学 研究・知財戦略機構 特任准教授)
「ペンギンが知らせる地球環境」
衛星リモートセンシングなどのデータから、気温や海洋生産性といった、地球環境の変化が捉えられている。しかし、果たしてそれらの環境変化は、生物にどのような影響を及ぼすのか?また、生物多様性保全では、生物にとって重要な場所を見つけなければならないが、一体どこが「重要」なのか?野外を自由に移動する動物の行動をバイオロギングによって記録することで、動物たちの目線から、これらの疑問に答えることが可能になってきた。
司会: 牛田 一成(中部大学 創発学術院・応用生物学部教授)
コメンテーター: 福井 弘道(中部大学 中部高等学術研究所所長)
お申し込み方法
参加ご希望の方は下記申し込みフォームより申込いただきますようお願いいたします。
※なお、お申込みいただいた方には、ZOOM詳細(URL等)を後日お知らせいたします。
問い合わせ先
中部大学中部高等学術研究所
487-8501 愛知県春日井市松本町1200
TEL:0568-51-9961(内線8931)
E-mail:chukoken@office.chubu.ac.jp
