風力発電所用「新型落雷検出装置」の開発
中部電力株式会社と中部大学の共同研究成果としての社会実装(2018年4月)
- 中部電力株式会社
- 中部大学 工学部 教授 山本 和男
- 株式会社昭電
研究開発概要
風力発電は風車に落雷した場合、風車の自動停止が義務付けられていますが、これまでの落雷検出装置では近隣への落雷でも動作することがありました。また、高精度検出装置は高価で導入がすすんでいません。本製品は、風車に3個の磁界センサを取り付けることで、落雷により発生する磁界の大きさと方向から、落雷があった風車を正確に特定するものです。構造が単純で設定も容易であり、従来の課題であった高精度と低価格の両立を可能としました。本開発品は株式会社昭電が2018年6月から販売を開始しています。