キャンパスプラザの東にある3号館1階の分析計測センターは、電子顕微鏡、エックス線回折装置、核磁気共鳴装置など23台の大型分析計測装置があります。大型分析計測装置を集中的に維持管理して学内の教育・研究の用に供するとともに、学内外の共同研究の推進を図ることを目的として平成2年に工学部分析計測施設として設立されました。
これらの分析計測装置は分析計測という言葉の通り、一般的な装置よりも専門性の高い装置が揃っています。例えば、一般的な光学顕微鏡は原理的に約1000倍が限界ですが、分析計測センターにある走査型電子顕微鏡は物質の表面を数万倍の倍率で見ることができます。
分析計測センターにある装置は主に工学部、応用生物学部、生命健康科学部の学生による卒業研究や、大学院生の研究、学外との共同研究に使用されています。利用申請をすることで、24時間入室が可能。年間約350名が利用申請をしています。
一般的に、これらの装置は操作が複雑で難しいのですが、本学では装置を熟知している専門の教職員指導のもと、学生自らが操作し、研究に励んでいます。
メンバー
研究者 | 研究課題 | |
---|---|---|
山本 尚 | ペプチド研究センター長/先端研究センター長/分析計測センター長/教授 | 反応有機化学、合成有機化学、不斉合成、錯体有機金属触媒、生体機能関連化学 |
主要分析装置
走査型電子顕微鏡

日本電子製 JSM-6510LA
走査型電子顕微鏡

日立製 S-4300
レーザー共焦点顕微鏡

Carl Zeiss製 LSM710
走査プローブ顕微鏡

日立ハイテクサイエンス製 AFM5100N
核磁気共鳴装置

日本電子製 JNM-ECS400
X線光電子分析装置

アルバック・ファイ製 VersaProbe CU
透過型電子顕微鏡
日本電子製 JEM-2100F
デジタルマイクロスコープ
キーエンス製 VHX-7000
自動X線回折装置
リガク製 RINT-2100
全自動多目的X線回折装置
リガク製 SmartLab
薄膜構造評価用X線回折装置
リガク製 ATX-E
蛍光X線分析装置
リガク製 PrimusIV-MAP
質量分析装置
日本電子製 JMS-T100CS
ICP 発光分析装置
島津製作所製 ICPE-9810
レーザ回折式粒子径分布測定装置
島津製作所製 SALD-2300
フーリエ変換赤外分光分析装置
日本分光製 FT/IR-4700
湾曲IP 単結晶X線回析装置
リガク製 RAXIS-RAPID
フーリエ変換赤外分光分析装置
日本分光製 FT/IR-4700