Mathematical and Physical Sciences Mathematical and Physical Sciences

Mathematical and Physical Sciences

数理・物理サイエンス学科

数理科学・物理科学の専門的な知識と技術を身につけます。

数理科学(数学、データサイエンス等)・物理科学(物理学、物質科学、宇宙・地球科学等)の分野の知識と技術を基盤とした教育・研究を行い、自律的に学ぶ力、自由な発想力、論理的思考力、物事の本質を見抜く洞察力と分析力、課題の発見力と解決のための実践力、判断力、コミュニケーション能力を習得し、新しい時代の発展とイノベーションを担う「あてになる科学技術者」を養成します。

お知らせ

    コンテンツメニュー

    01学科の概要

    卒業までに何が得られるの?
    [学びのポイント]

    POINT 1

    問題解決のための理学的アプローチに必要な基礎理論を学び、応用のための関連技術を実験をとおして修得することで、基礎から応用までを体系的に学びます。

    POINT 2

    世界に発信できる専門性の高い研究を行い、さまざまな視点をもつ多彩な教員陣による、多様性に富んだ授業を開講します。これにより、次世代を拓くための広い視野と豊かな発想力を養います。

    POINT 3

    基礎から応用まで連携した教育をとおして、幅広い産業分野の科学技術者として、数学/理科の高校教員として、現場で活躍するために必要な地力と、卒業後さらに成長するための基礎をつくります。

    就職・キャリアデータ

    取得が期待される資格

    • 高等学校教諭一種免許状「数学」
    • 高等学校教諭一種免許状「理科」
    • ITパスポート
    • 基本情報技術者
    • 応用情報技術者
    • 統計検定1級・準1級・2級
    • 放射線取扱主任者1種・2種
    • 甲種危険物取扱者
    • 1級半導体製品製造技能士(卒業後4年)
    • 気象予報士

    ●は所定の単位を修得後に資格取得が可能なもの。
    ◎はその他、各学部・学科に関連する資格(受検資格を要しないもの)。

    想定される主な進路

    • 情報系・金融系など幅広い分野の企業でデータサイエンティストとして活躍
    • 半導体・電池・計測機器メーカーなどでプロセスエンジニアとして活躍
    • 製造業(機械、電 気電子機器、材料科学、化学工業など)
    • インフラ系企業(運輸、通信、エネルギーなど)
    • 官公庁
    • 高等学校教諭(数学/理科)
    • 進学
    • 国内外の大学院 ほか

    数理・物理サイエンス学科は2023年度設置。2023年4月現在、卒業生がいませんので就職状況の掲載がありません。

    TEACHER’S VOICE

    先生の声

    岡田 信二 教授 Shinji Okada

    実験のスペシャリストたちの指導のもと、宇宙線や素粒子の実験に挑戦を。

    岡田 信二 教授 Shinji Okada

    入学当初は数学・物理の区別なく基礎固めができ、分野を決めていなくても、数学や物理が好き、サイエンスに興味があるという学生なら柔軟に学べます。また、国内外で高く評価されている独自プログラムが、実験の授業です。実験のスペシャリストが揃う先生方の指導の下、宇宙線や素粒子・原子核、地学、燃料電池などに関連した実験に挑戦でき、いずれは加速器を使った実験も考えています。少人数教育で自然科学を深く学び、専門的な知識を得るとともに、社会で必要な論理的・科学的思考力、分析力や解決能力も備えることで多様な分野で活躍できます。

    TEACHER’S VOICE

    先生の声

    川ノ上 帆 准教授 Hiraku Kawanoue

    物事や現象、原理の基礎を究明し、裏側に隠れている法則を解き明かす。

    川ノ上 帆 准教授 Hiraku Kawanoue

    本学科は理学の学科です。理学とは、物事や現象の仕組み、原理といった「基礎」の究明を重視する学問で、理論や実験をとおして、物事や現象の裏に潜む法則を解き明かしていきます。社会で求められる論理的に考える力と科学的なものの見方は、簡単には身につきません。しかし、本学科で真剣に学び訓練すれば、自分のものにすることができます。こうした力があれば、想定外の事態にも柔軟な対応ができ、急激な技術の革新があっても、新しい知識を吸収することができます。自分の頭で考えることのできる人材は、多くの分野で頼りにされるはずです。

    02科目・カリキュラム

    • 紹介しているカリキュラムは、2023年度の内容です。
    • 全学共通教育科目・工学部共通教育科目は除きます。

    学科専門教育科目

    理工学一般
    数学
    物理学

    物理数学

    基礎力学演習

    基礎電磁気学演習

    振動と波動

    物質科学
    地学

    学科専門教育科目

    理工学一般

    生物概論

    実験計測学概論

    電気・電子回路

    放射線科学

    計算機概論

    数値計算演習

    数学

    代数学

    代数学演習

    代数学続論

    代数学続論演習

    集合と位相

    集合と位相演習

    解析学

    解析学演習

    解析学続論

    解析学続論演習

    幾何学

    幾何学演習

    物理学

    物理学実験

    物理科学実験A

    熱力学

    熱力学演習

    力学

    力学演習

    電磁気学

    電磁気学演習

    物質科学

    化学基礎

    半導体物理

    材料科学概論

    地学

    地学概論

    学科専門教育科目

    理工学一般

    科学英語

    サイエンスゼミナール

    数学

    応用解析学A

    応用解析学演習A

    応用解析学B

    応用解析学演習B

    幾何学続論

    幾何学続論演習

    確率論

    確率論演習

    応用数理科学

    数理科学講読

    数理サイエンス総合講義

    物理学

    物理科学実験B

    統計力学

    統計力学演習

    量子力学Ⅰ

    量子力学演習Ⅰ

    量子力学Ⅱ

    量子力学演習Ⅱ

    物理光学

    プラズマ物理学

    流体・連続体力学

    物質科学

    有機化学

    無機固体化学

    固体物理学

    電気化学

    地学

    地球物理学A

    地球物理学B

    宇宙物理学A

    宇宙物理学B

    学科専門教育科目

    理工学一般

    サイエンスコミュニケーション

    先端数理・物理サイエンス

    数学
    物理学

    素粒子・原子核

    物質科学
    地学

    卒業研究

    学ぶ科目の例

    代数学、代数学演習、基礎力学、基礎力学演習

    自然科学や応用工学の全ての基幹となる数学・物理学などの科目群は、少人数講義により丁寧に学んでいきます。さらに演習科目とセットで受講することで、実践をとおして基礎知識の理解を深め、しっかりと身につけることができます。

    応用数理科学

    最先端の数理科学・データサイエンスで用いられる機械学習や量子コンピュータ、量子暗号などの基礎となる、最適化法や量子情報理論を学修し、講義の中でその応用例を解説します。基礎から応用までを一連の流れとして学修することで、より実践的な理解を養います。

    物理科学実験A・B

    2年生前期までの講義・実習で身につけた基礎を用いて、物理学、物質科学、天文学、地学に関連する、より実践的な実験を行います。実験の中で、研究や技術開発の現場で必要となる測定の基礎と実験・解析装置の取り扱い、データ解析と結果の理解について、学生自ら測定した結果を用いて実践的に学んでいきます。

    03PICK UP

    幅広い分野で活躍する多彩な教員陣

    機械工学実習室
    機械工学実習室

    理学から工学まで、数学、物理、化学、地学のさまざまな分野の最先端で活躍する多様性に富んだ教員陣によって、さまざまな視点からサイエンスを学ぶことができます。また、4年次に卒業研究のために配属される研究室ではより専門的な研究を行うことで、幅広くかつより実践的な理学的素養を身につけることができます。

    少人数で充実した教育

    本学科は幅広い分野の教育を実施するため、他学科と比べて多数の教員が所属しています。学科内の教員と学生の人数比では全国でも有数の教員数の多さを誇ります。そのため、少人数の講義の中で充実した教育を、教員とより近い距離感で受けることができ、より細かなサポートが受けられます。

    研究室紹介

    鈴木 浩文研究室

    宇宙線・天文系研究室

    宇宙と地球を探索する。

    宇宙線・天文系研究室では宇宙からやってくる光や宇宙線(宇宙由来の高エネルギー素粒子や原子核)を用いて、宇宙の構造や成り立ち、超新星爆発などの高エネルギー現象の解明、宇宙線を用いた断層調査のための技術開発などをテーマに研究を行っています。卒業研究では、中部大学天文台を用いた天文観測や、宇宙線測定装置の開発、海外の実験施設を用いた宇宙線観測、データ解析による宇宙の研究を行っています。

    学部・大学院