ARENA 2012 第13号

〈表紙の作家〉エレナにおける黄金 エレナ・イリーナ◎小島 亮
[特集]生命と健康の現在

ARENA2012第13号

B5判 466頁
定価: 本体2000円+税
発売:風媒社(2012年5月31日)
ISBN:4-8331-4099-7

特集

「生命と健康の現在」によせて:伊藤 康彦

〈シンポジウム〉

  • 現代病の現在と未来:中島 泉・田口 良・下方 薫・井口 弘子・米澤 久幸・向 文緒・近藤 孝晴・城 憲秀・伊藤 康彦

<論考>

  • 生命医科学における生物学的方法と機械論的方法:伊藤 康彦
  • 特定看護師の役割とその必要性:近藤 暁子
  • 精神医学の最近の動向と精神療法(精神科面接)の持つ意義について:原 健男
  • 現代におけるリハビリテーション医療:杉村 公也
  • 病いを癒すために人工材料に何ができるか:小久保 正
  • 生と死をみつめて現代社会の「絆」を問い直す:安林 奈緒美
  • 音楽療法と哲学をめぐって:中河 豊

ポートフォリオ

  • [1]医療と生活
    • 和食四方山話:川本 善之
    • ありがとう:伊藤 守弘
    • 歩いて行こう!:尾方 寿好
    • “違い”を見分ける:小塚 祐司
    • ひとの「動き」から思うこと:宮下 浩二
    • からだとの対話篇:原 幸夫
    • NHK総合放送『ドクターG』の制作現場から:伊藤 めぐみ
    • 生命保険を考え直そう:上田 香十里
  • [2]医療と教育
    • シネマの世界と学生相談:佐藤 枝里
    • 1医療におけるコミュニケーション:上田 ゆみ子
    • 若者の心象風景と健康教育:小林 きよ子
    • 保健師教育課程の臨地実習に関する本学の取り組み:白石 知子
    • 子育ての現場より―スイッチポン!の時代に生きる事―:中路 純子
    • 作業療法と作業療法士への期待:堀 文子
  • [3]医科学の窓
    • 次世代シークエンスが描く未来とは:市原 正智
    • 環境ストレスと聴力について:大神 信孝
    • 住まいの環境と健康:加藤 昌志
    • 生体材料の開発において私が感じた生命の神秘:高玉 博朗
    • こころとからだの健康における眠りの重要性:野田 明子
    • スフィンゴ糖脂質 細胞膜ミクロドメインを介した生体機能の調節:田島 織絵
  • [4]科学と文化
    • 原発事故、そして原発擁護論を考える:金澤 一輝
    • モンスーンに吹かれて 赤土の沈黙―ミャンマー―:ハナ・ヌスビト
    • 経済グローバル化と企業・労働・都市の構造変化:林 上
    • 100年目のイギリス・デイリー・メイル「理想のホーム・ショー」:伊藤 裕子
    • 沈黙の叫び ─絵画と現代思想:西角 純志
    • 知られざる国・ウルグアイ:筒井 博司
    • トレムセン小記:桃井 治郎

レポート

  • 「夜の生活支援」と「昼のケースワーク」
    ―福祉体験をめぐる自己省察―:勝又 進

インターフェイス

  • 田中角栄主義と現代:安冨 歩
  • 〈論理〉ではない、〈物語〉による問題解決力
    ―明石市望海地区の地域劇に秘められた原理の解説―:竹下 正哲
  • 会議をやめて劇をしよう
    ―明石市望海地区の地域劇の実際とその経過報告―:永坂 美晴・竹下 正哲
  • 大山定一が愛した詩人
    ―伊東静雄をめぐる文献展望―:大山 襄

フォトエッセイ

  • 郊外逍遥 ─まなざしの痕跡として─:平 修一

資料

  • 終戦前後の俳壇現勢 復興・新生志向の鳥瞰表
    ─渡米した国民文学「俳句」の考現学─:奥泉 栄三郎

名古屋を読む

  • 小牧・長久手の戦いと清須越:水野 智之

自著を語る

  • 『杉浦明平を読む』:別所 興一
  • 『愛知洋画壇物語』:中山 真一

新刊旧刊

  • 『内部被曝の真実』:古川 圭子
  • 日野啓三と『ベトナム報道』:岩間 優希
  • 『映画『アンダーグラウンド』を観ましたか?
    ―ユーゴスラヴィアの崩壊を考える』:栃井 裕美