応用生物学研究科の特長
21世紀はバイオの時代と言われています。生物のもつ多様な機能を解明し、私たちの生活の可能性を広げていく応用生物学の分野は、急速に発展しています。その応用範囲は発酵、化学、繊維、製紙、食品、製薬、医療、農業、環境まで多岐にわたり、生物科学・自然科学の専門的な知識や技術を身につけたバイオ人材が幅広い分野で求められています。
応用生物学研究科は、こうした社会の要請に応えていくために、バイオサイエンス・バイオテクノロジーを基盤とする複合的な学術領域において教育研究を行っています。本研究科は、先端分野で活躍している教員を揃えて充実した研究により社会に貢献をするとともに、すぐれた人材を育成・輩出することを目的としています。21世紀のバイオ分野で求められる人材育成の要望に全力で応えるために努力しています。
教育内容の特色
応用生物学専攻では、バイオサイエンス・バイオテクノロジーの基盤的な研究法や技術を創造的に継承発展させ、多様な生物機能の選択的な利活用を図る「基盤生命科学」、環境変化が人間の生活におよぼす負の影響を予測・予防することを目指し、多様な生物機能を活用して環境の保全・修復および循環型社会の構築に関わる「環境生物科学」、生命科学研究や技術開発研究の成果を、安全・安心な食品の製造および健康増進を目指した新たな食品栄養科学と管理栄養科学の展開を図る「食品栄養科学」の3分野をフィールドにしています。
博士前期課程においてはこれらの分野に関して特に先端科学技術を実験・演習を通じて学修し、高度の専門職業人を育成します。
博士後期課程においては最先端領域の研究実践を通じて指導的な教育研究者、最高度の技術者・開発技術者を育成します。そのため、個人指導とも言うべき少人数教育の徹底を最大の特色としています。研究法の修得の訓練に多大の勢力を注ぐカリキュラム、全国で例をみない独自個性的なものと言えます。さらに現代のバイオサイエンス・バイオテクノロジー分野の最先端で活躍する教授陣や、次世代型シーケンサーや質量分析計、走査型電子顕微鏡、微小域X線解析装置など最先端設備の整った環境も、本研究科の誇るべき特色と言えるでしょう。こうした最高の環境を基盤に、高度な先端専門教育を実現し、現代のバイオ研究を推進していきます。
基礎情報
開設年 | 2005(平成17)年 |
取得可能な学位 | 博士前期課程 応用生物学専攻:修士(応用生物学) 博士後期課程 応用生物学専攻:博士(応用生物学) |
入学定員
課程 | 合計 | 応用生物学専攻 |
---|---|---|
博士前期課程 | 24人 | 24人 |
博士後期課程 | 6人 | 6人 |
専任教員数
教授 | 准教授 | 講師 | 合計 |
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23人 | 15人 | 4人 | 42人 |
入試情報
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