History and Geography History and Geography

History and Geography

歴史地理学科

歴史地理学科

現代を歴史学と地理学の視点から探り、未来への針路を見いだせる人材を育成

歴史的な経緯と地理的な視野の側面から、世界で起こっているあらゆる事象や問題について、より深く考察します。現代を生きてゆくために必要な深い洞察力、幅広い知識、豊かな感性を身につけます。

お知らせ

    コンテンツメニュー

    01学科の概要

    卒業までに何が得られるの?
    [学びのポイント]

    学びのポイント1

    POINT 1

    現在および過去のさまざまな事象や問題について、歴史的経緯と地理的視野の両面から学修します。他者から学ぶ姿勢を持ち、多様な視点で物事を捉えることで、社会で必要とされる知識と技能を得ることができます。

    学びのポイント2

    POINT 2

    現在および過去のさまざまな事象や問題について、歴史学・地理学双方の視点から調査し分析する計画力・思考力を身につけます。その過程で他者と意思疎通を図り、自分のアイデアを他者へ提供する力を得ることができます。

    学びのポイント3

    POINT 3

    世界のさまざまな事象や問題を客観的に捉え、仲間と議論することで、自分を理解し他者と協働する力を養います。多様な人間と協働し、自ら学び続ける姿勢を身につけることで、現代社会を生き抜く力を得ることができます。

    学びのポイント4

    POINT 4

    世界のさまざまな時代ないし地域に広く関心を持ち、人類の多様な経験を理解することで、学問への自律的意欲を喚起します。現在および過去のさまざまな事象に対して自ら課題を設定し、調査を行う能力を得ることができます。

    就職・キャリアデータ

    取得が期待される資格

    • 中学校教諭一種免許状「社会」
    • 高等学校教諭一種免許状「地理歴史」
    • 学芸員
    • 司書
    • GIS学術士

    ●は所定の単位を修得後に資格取得が可能なもの。

    想定される主な進路

    就職率 100%(就職者数 / 就職希望者数)

    企業
    • アイシン軽金属
    • 愛知銀行
    • 旭情報サービス
    • アジア航測
    • 伊藤忠テクノソリューションズ
    • ATグループ
    • 太田商事
    • 岡崎信用金庫
    • シーイーシー
    • 十六銀行
    • 東春信用金庫
    • トヨタホーム岐阜
    • 日本通運
    • 日本工営都市空間
    • 安田電業
    • ヤマダホールディングス
    • ユニー
    官公庁
    • 岐阜県警察本部
    • 三重県警察本部
    • 越前市役所
    • 春日井市役所
    • 菊川市役所
    • 名古屋市交通局
    • 米原市役所
    • 阿見町役場(学芸員)
    教員
    • 中部大学春日丘中学校
    • 岐阜県中学校
    進学
    • 中部大学大学院
    • 佛教大学大学院 ほか
    就職率グラフ

    STUDENT’S VOICE

    学生の声

    人文学部 歴史地理学科

    人々の手紙などの史料を読み解き、教科書には載らない小さな歴史を追う。

    史料や文献を読む、地域で調査をするなど、歴史と地理の両方を学ぶ学科だからこそ、さまざまな挑戦ができます。「史料講読基礎」の授業では、当時の人々の手紙などから暮らしを考察。史料を残した人の立場や複数の史料から歴史を考える重要性を知りました。今、私も教科書には載らない小さな歴史に光を当てて、研究を進めています。

    TEACHER’S VOICE

    先生の声

    安本 晋也 准教授 Shinya Yasumoto

    GISは、現代社会を支えている技術の一つです。

    安本 晋也 准教授 YASUMOTO Shinya

    GISとは簡潔に言うと、紙の地図ではなくコンピューター上のデジタル地図を統括し、さまざまな地理学的な分析や情報発信をするシステムのことです。現在、GISはスマートフォンのアプリや、環境保全、都市計画、公衆衛生、防災などさまざまな分野において活用されています。私の授業ではGISソフトウェアの操作をとおして、GISがどのように活用できるかについて実践形式で学びます。

    02科目・カリキュラム

    • 紹介しているカリキュラムは、2024年度の内容です。
    • 全学共通教育科目・人文学部共通教育科目は除きます。

    基礎科目と専門科目によって歴史学と地理学の基礎や双方の関わりなどを学修します。史料の読み方、地図の活用法、現地調査の方法などを修得します。

    基礎科目

    基礎科目

    歴史学への案内

    地理学への案内

    文献講読の基礎

    地域調査の基礎

    専門共通科目

    専門共通科目

    歴史学の方法

    世界の中の日本A(地理)

    世界の中の日本B(歴史)

    現代日本の地域性

    日本とアジアA(地理)

    日本とアジアB(歴史)

    フィールドワークA

    フィールドワークB

    歴史学分野

    テーマ科目
    研究科目

    地理学分野

    テーマ科目
    実習科目

    地理学実習

    研究科目

    演習科目

    演習科目

    基礎演習

    関連科目

    関連科目

    文化人類学入門

    比較文化論

    社会学

    民俗学入門A

    民俗学入門B

    卒業研究

    その他

    史料講読基礎や地理学野外実習などの多彩なテーマ科目をとおして歴史学と地理学を本格的に修得します。3年次から始まる専門的な研究に向けて、必要な知識を蓄えます。

    基礎科目

    基礎科目

    専門共通科目

    専門共通科目

    フィールドワークA

    フィールドワークB

    歴史学分野

    テーマ科目

    日本の古代

    日本の中世

    日本の近世

    日本の近代

    日本の現代

    思想史

    アジアの歴史A

    アジアの歴史B

    アメリカの歴史

    ヨーロッパの歴史A

    ヨーロッパの歴史B

    技術の歴史

    郷土の歴史

    研究科目

    美術から歴史を探る

    史料学

    史料調査方法論

    史料講読基礎A

    史料講読基礎B

    地理学分野

    テーマ科目

    地域と歴史

    地域と都市

    地域と経済

    地域と情報

    地域と環境

    日本地誌

    実習科目

    地理学野外実習

    研究科目

    地理学野外研究

    演習科目

    演習科目

    関連科目

    関連科目

    政治学概論

    法学概論

    考古学A

    考古学B

    行動科学Ⅰ

    行動科学Ⅱ

    表現と倫理

    卒業研究

    その他

    歴史学と地理学、いずれかの分野から演習を選択し、ゼミに所属します。多様な選択科目を学びつつ、自分のテーマを決めて研究を行い、卒業論文の基盤を構築します。

    基礎科目

    基礎科目

    専門共通科目

    専門共通科目

    フィールドワークA

    フィールドワークB

    歴史学分野

    テーマ科目

    女性の歴史

    歴史学特殊講義A

    歴史学特殊講義B

    歴史学特殊講義C

    歴史学特殊講義D

    研究科目

    日本史の文献を読むA

    日本史の文献を読むB

    日本思想史の文献を読む

    アジア史の文献を読むA

    アジア史の文献を読むB

    アメリカ史の文献を読む

    ヨーロッパ史の文献を読むA

    ヨーロッパ史の文献を読むB

    技術から歴史を探る

    地理学分野

    テーマ科目

    地理学特殊講義A

    地理学特殊講義B

    地理学特殊講義C

    アジア地誌

    世界地誌

    実習科目
    研究科目

    演習科目

    演習科目

    専門演習A

    専門演習B

    関連科目

    関連科目

    経済学概論

    現代と心

    卒業研究

    その他

    これまで学んだ知識や方法をフル活用し、自分が選んだテーマを基に卒業研究を進めます。その成果とし て、4年間の集大成となる卒業論文を書き上げます。

    基礎科目

    基礎科目

    専門共通科目

    専門共通科目

    フィールドワークA

    フィールドワークB

    歴史学分野

    テーマ科目
    研究科目

    地理学分野

    テーマ科目
    実習科目
    研究科目

    演習科目

    演習科目

    専門演習C

    専門演習D

    関連科目

    関連科目

    卒業研究

    その他

    卒業研究

    学ぶ科目の例

    歴史学への案内・地理学への案内

    歴史学への案内・地理学への案内

    歴史学と地理学の入門科目です。高等学校の「日本史」「世界史」「地理」と大学の「歴史学」「地理学」との違いや、学問として歴史・地理系の分野を考える際の視点や基礎的手法について、複数の教員から幅広く学び、考えます。

    史料講読基礎A・B

    史料講読基礎A・B

    日本史・アジア史・ヨーロッパ史など、各専門分野で必要とされる基礎能力を身につける授業です。各地域、各時代の実際の史料の講読をとおして、読み方、内容の理解、背景の考察、史料批判の方法などを修得します。

    地理学野外実習

    地理学野外実習

    現地調査の手法を実践的に学びます。グループごとに調査の目的を定め、綿密な計画を作成します。現地調査後は、資料やデータの分析、背景や要因の考察を踏まえて、各グループが調査結果を発表し、互いに議論します。

    03PICK UP

    世界で起こっている事象や問題について、
    深い洞察力と幅広い知識、豊かな感性を身につける

    現地を歩き、人と地域に触れ合いながら調査を実施

    犬山野外学習
    事前にグループごとに調査目的を定め、現地での計画を練り、プレゼンテーションを行います。

    犬山野外学習
    基礎演習(必修科目)の一環で、少人数グループでフィールドワークを行います。グループごとに、本学近郊の①犬山城と城下町、②博物館明治村、③野外民族博物館リトルワールドのいずれかに行き、グループおよび個人の目的に即した調査を行います。
    事前にグループごとに調査目的を定め、現地での計画を立てます。現地では、行かないと分からないことを見つけることが調査成功のカギをにぎります。調査で得られた成果は、後日発表して共有します。フィールドワークはどこの行き先でも、歴史学・地理学の両方の視点から自身の興味や関心を深められます。学生は、計画から現地調査、成果発表まで主体的に取り組み、楽しみながらフィールドワークの重要性を実感しています。

    「行かないと分からない」ことを現地で見つける

    「行かないと分からない」ことを現地で見つけることが調査成功の鍵を握ります。

    調査で得られた成果は、後日グループごとに発表

    調査で得られた成果は、後日グループごとに発表して共有します。

    特色ある取り組み

    有志による大学祭での展示

    有志による大学祭での展示

    地元の地理や郷土史に関するテーマで大学祭に出展。

    毎年、大学祭でフリーテーマでの展示を実施しています。2021年度は、コロナ禍のため「地域史の探究」と題した動画を作成し大学祭HPに公開しました。地域の歴史研究の調査方法を解説し、さらに、歴史学や地理学に興味がある高校生にアドバイスをしました。

    世界遺産の3Dモデル化

    世界遺産の3Dモデル化

    戦禍にある世界遺産を3Dデータ化し次世代に遺す。

    内戦が続く中東シリアの世界遺産を、現地関係者から提供された画像を基に3Dデータで記録する取り組みを進めています。3Dデータは3Dプリンターで作製した模型やVR映像という形で閲覧することも可能です。
    ※写真はシリアの教会の3D画像イメージ

    学科主催シンポジウム

    学科主催シンポジウム

    最先端の研究・調査成果が直接学べるシンポジウムを開催。

    年に1度、学部生、大学院生、研究者向けのシンポジウムを開催しています。学外から講師を招き、最先端の研究動向や、最近明らかになった調査成果などを学びます。研究者が熱心に議論する貴重な場であり、学生にとって大きな刺激になります。