Biomedical Sciences Biomedical Sciences

Biomedical Sciences

生命医科学科

生命医科学科

生命医科学を総合的に学び、健康と医療の発展を支える専門家を育成

医学と生命科学の基礎を徹底して学び、21世紀型の健康・医療に関する諸課題の解決に向けて貢献できる専門家の育成を目指します。実践的な学びを生かして、臨床検査技師や研究者として活躍する人材を数多く輩出しています。

お知らせ

    01学科の概要

    卒業までに何が得られるの?
    [学びのポイント]

    学びのポイント1

    POINT 1

    21世紀型の疾病構造を把握し、その病態解明や予防・治療のために生命医科学の基礎を徹底的に学びます。生命医科学という新たな枠組みの中で、健康予防の重要性についても理解を深めます。

    学びのポイント2

    POINT 2

    生命医科学の知識やその技術の背景を説明するために必要となるプレゼンテーション力、企画・計画力、クリティカル思考力を身につけるためのカリキュラムを用意しています。

    学びのポイント3

    POINT 3

    生命医科学の知識・技術の修得をとおして、人々の健康に関心をもち、科学的根拠に基づいた健康予防策を講じる力を身につけます。専門家として、健康・医療産業での研究・技術開発などで活躍することが期待できます。

    就職・キャリアデータ

    取得が期待される資格

    • 臨床検査技師(所定の単位を修めた学生のみ国家試験の受験が可能)
    • 胚培養士(実務経験1年以上、および専門学会への入会など)
    • 治験コーディネーター(CRC)(実務経験2年以上など)

    ●は所定の単位を修得後に資格取得が可能なもの。()内は実務経験年数。
    〇は受験(受検)資格の取得が可能なもの。()内は実務経験年数。
    ◎はその他、各学部・学科に関連する資格(受検資格を要しないもの)。
    *は文部科学省設定のガイドラインに従い、日本語教養講座を設置する。希望者は申請手続きを行うことで、所定の単位取得後に日本語教員育成講座の終了証明書が交付されます。

    想定される主な進路

    就職率 98.0%(就職者数 / 就職希望者数)

    • 愛知医科大学病院
    • 愛知健康増進財団
    • アルフレッサ(株)
    • ウエルシア薬局(株)
    • (株)江東微生物研究所
    • 公立陶生病院
    • 国立病院機構東海北陸グループ
    • (株)スギヤマ薬品
    • WDB エウレカ(株)
    • 中部薬品(株)
    • 名古屋大学医学部付属病院
    • 名古屋第二赤十字病院
    • 名古屋臨床検査センター
    • 日本血液製剤機構
    • 日本ステリ(株)
    • (株)八神製作所
    • 福井県済生会病院
    • 理科研(株)
    • 春日井消防署
    • 刈谷市役所
    • 中部大学大学院 ほか
    就職率グラフ

    STUDENT’S VOICE

    生命健康科学部 生命医科学科

    患者さんに寄り添う臨床検査技師となり、一人でも多くの患者さんを救いたい。

    幅広い分野の授業によって得られた知識で、視野が広がり、人体の深い理解につながっています。「人体情報学実習」では、臨床検査技師の業務を本格的に体験。検査をするだけでなく、患者さん役を経験したことで、患者さんへの対応に必要なことも学べました。将来は、検査への不安を取り除くことと異常の早期発見によって、一人でも多くの患者さんを救いたいです。

    02科目・カリキュラム

    • 紹介しているカリキュラムは、2022年度の内容です。
    • 全学共通教育科目・生命健康科学部共通科目は除きます。

    医学・医科学の基礎を修得し、全体の指針となる基本を学ぶとともに、人体の「かたち」と「働き」の基礎を分子・細胞・個体レベルで考える力を養います。

    生命健康科学基盤科目

    人体の構造と機能

    解剖・組織学

    生理学

    生化学

    生命物理化学

    分子生物学概論

    疾病と障害の病態及び医療

    病理学

    微生物学

    遺伝・実験動物学

    生涯発達看護論

    保健医療と社会

    生命倫理学

    学科専門科目

    生命医科学(基礎)

    基礎生物学

    基礎化学

    基礎物理学

    基礎数学

    情報科学概論

    睡眠医学

    生命医科学(複合)

    臨床検査総合管理学総論

    臨床検査総合管理学各論

    生命医科学(演習)
    生命医科学技術総合実習
    保健予防医科学
    先端医用工学
    総合演習・研究

    2年次は講義と実習を重ねていきます。医学に直結する先端バイオ技術や、病気を予防・診断・治療するための器具や資材開発に必要な工学技術も学びます。

    生命健康科学基盤科目

    人体の構造と機能

    臨床心理学

    疾病と障害の病態及び医療

    臨床病理学

    免疫学

    疾病病態学概論

    疾病治療学概論

    保健医療と社会

    公衆衛生学

    環境衛生学

    学校保健学

    社会福祉学

    学科専門科目

    生命医科学(基礎)

    臨床化学

    ゲノム科学・遺伝子操作論

    生命医科学(複合)

    生体高次構築科学

    微生物学概論

    細胞検査学

    品質保証管理学

    臨床検査総論

    臨床血液学

    臨床生理学

    放射線医学総論

    生命医科学(演習)
    生命医科学技術総合実習

    組織・病理学基礎実習

    生体構築科学技術実習

    生化学系基礎実習

    分子生物学基礎実習

    分子分析先端科学技術実習

    実験動物・基礎生理学実習

    微生物学実習

    免疫学実習

    臨床検査総論実習

    保健予防医科学

    医動物学

    先端医用工学

    生体力学

    バイオメディカルマテリアル学

    先端医用工学実験

    総合演習・研究

    先端の医科学とその根底にある生命科学を、細胞・個体レベルで考えます。病気を予防するための専門知識を学び、将来進みたい分野の科目も選択します。

    生命健康科学基盤科目

    人体の構造と機能

    栄養治療学

    疾病と障害の病態及び医療

    薬理学

    生体防御学

    保健医療と社会

    学科専門科目

    生命医科学(基礎)

    生物化学分析学

    生命医科学(複合)

    細胞基礎科学

    病態臨床化学

    輸血検査学

    輸血・移植検査学

    医療安全管理学

    血液形態科学

    生命医科学(演習)

    病態解析医学演習

    分子制御医科学演習

    免疫・衛生学演習

    形態・病理学演習

    医用工学演習

    生命医科学技術総合実習

    環境衛生学実習

    人体情報学実習

    血液検査学実習

    医療安全管理学実習

    臨床生理学実習

    保健予防医科学

    保健予防医科学総論

    感染症予防医科学

    腫瘍医学

    医療情報・経済学

    精神医学

    感染防御技術論

    スポーツ医学

    予防栄養学

    保健予防創薬基礎学

    先端医用工学

    医療計測・情報学

    医用機器学

    総合演習・研究

    インターンシップA

    インターンシップB

    インターンシップC

    臨床評価実習

    卒業研究をとおして、生命医科学の理解をより深いものにし、研究成果をまとめ、プレゼンテーションします。臨床検査技師国家試験に向けた対策強化も行います。

    生命健康科学基盤科目

    人体の構造と機能
    疾病と障害の病態及び医療
    保健医療と社会

    学科専門科目

    生命医科学(基礎)
    生命医科学(複合)
    生命医科学(演習)
    生命医科学技術総合実習
    保健予防医科学
    先端医用工学
    総合演習・研究

    総合臨床実習A

    総合臨床実習B

    総合臨床演習

    卒業演習

    卒業研究

    学ぶ科目の例

    免疫学

    免疫学

    免疫とは、体外からのバクテリアやウイルス、体内からのがんの攻撃などから身体を守る生体防御システムです。その“働き”や“しくみ”、そして“しくみが破綻したときに現れる病気”について学びます。

    バイオメディカルマテリアル学

    バイオメディカルマテリアル学

    病気やケガなどで失われた体の機能回復のために用いるのが「バイオメディカルマテリアル」です。本科目で生体材料を学び、人工臓器の現状を知ります。

    解剖・組織学

    解剖・組織学

    医療系資格に必須の基盤科目で、医療系の職場での共通言語を学ぶ重要な学問です。授業ではカラーイラスト、3D表示アプリやビデオ教材を使って理解を深めます。

    03学科の特長

    21世紀型の健康・医療に関する諸課題の解決に貢献できる
    臨床検査技師や研究者として活躍する

    最高レベルのSPFマウス・ラットを維持する施設が、本格的な生命の研究を支える。

    実験動物教育研究センター
    実習・実験を行う科目が多数あり、研究に必要な技術が身につきます。

    実験動物教育研究センター
    飼育室28、実験室5、ウイルス感染実験対応室2、胚操作室1、検疫室2と充実した研究環境を備え、徹底したクリーン管理を行っています。清潔度が最高レベルのSPFマウスを約5,000匹、ラットを約100匹常時飼育し、学部生のうちから段階的に実験を重ねることで、遺伝子改変などの本格的なバイオ研究を目指すことができます。

    安全キャビネット

    ウイルス感染実験対応室には安全キャビネットを導入しています。

    胚操作室

    胚操作室では、受精卵に導入するRNA試薬を調製しています。

    SPFマウス・ラット飼育

    SPFマウス・ラットを常時飼育し、本格的なバイオ研究が可能です。

    岩本 隆司 教授
    岩本 隆司 教授 Takashi Iwamoto

    バイオテクノロジーは産業経済のあらゆる分野に影響を与えており、中でもゲノム編集技術はここ数年で大きく進展し、研究開発が飛躍的に伸びる最先端の領域です。ここでは早くから本格的な実験ができ、打ち込める研究を探せます。新しい発見に感動する「オタク」になってほしい。一緒に最高のバイオを究めましょう。

    資格取得サポート

    取得が期待される資格

    臨床検査技師(国家試験受験資格)
    • 臨床検査技師(国家試験受験資格)

    ※本学科では臨床検査技師養成コースを設定し、所定の必要条件を満たしたコース修了者は国家試験受験資格を得られます。

    サポート体制

    サポート体制

    指導教員による個別指導、1年次から国家試験への対策がスタート。基礎から最新テクノロジーまでの学びで、新時代の臨床検査技師人材を育成。
    1年次から国家試験対策を開始し、指導教員による個別指導を行います。また、疾病診断学の基礎知識とバイオ・医用工学技術を修得し、新たな臨床検査法の開発と実践を担う新時代の臨床検査技師を目指す教育体制を構築しています。