大学OBの現役技術士から学べる
実践的な講義・実習。
中部大OBでつくる「中部大学技術士会」の現役技術士による実践的な学びや交流は、建設業界を目指す学生にとって貴重な機会となっています。
01学科の概要
01学科の概要
卒業までに何が得られるの?
[学びのポイント]
POINT 1
技術士補・測量士補・教員の資格や、施工管理技士などの受験に必要な知識が得られます。卒業生は、主に建設会社・コンサルタント・公務員として活躍しています。
POINT 2
防災・減災、社会インフラの長寿命化、地方創生、海外との連携・協力など、土木分野における現実の社会ニーズに的確に対応できる能力を持った人材を育てます。
POINT 3
課題解決型授業や少人数でグループワークを実施する創成科目を通じて、土木工学分野に関連する社会課題を自ら発見し、解決する能力を身につけます。
POINT 4
JABEE(日本技術者教育認定機構)認定コースで学び、土木工学の専門知識、デザイン力、コミュニケーション力、チームワーク力などを身につけることにより、「あてになる都市建設技術者」を目指します。
就職・キャリアデータ
取得が期待される資格
- ●高等学校教諭一種免許状(工業)
- ●技術士補(アドバンスドコース修了生は申請により取得可)
- ●測量士補
- ●測量士(1年以上)
- 〇1級土木施工管理技士
- 〇1級管工事施工管理技士
- 〇1級造園施工管理技士
- 〇1級建築施工管理技士
想定される主な進路
就職率 100%(就職者数 / 就職希望者数)
企業
- いであ
- エイト日本技術開発
- NTTインフラネット
- オリエンタルコンサルタンツ
- 岐建
- 熊谷組
- 鴻池組
- 五洋建設
- JR東海
- 大同コンサルタンツ
- 大日コンサルタント
- 大日本土木
- 大和ハウス工業
- 東亜建設工業
- 東邦ガス
- 中日本建設コンサルタント
- 中日本高速道路
- 名古屋高速道路公社
- 名工建設
- 三井共同建設コンサルタント
- 矢作建設工業
官公庁
- 国土交通省
- 愛知県庁
- 岐阜県庁
- 三重県庁
- 一宮市役所
- 春日井市役所
- 亀山市役所
- 小牧市役所
- 知立市役所
- 名古屋港管理組合
進学
- 中部大学大学院 ほか
STUDENT’S VOICE
学生の声
地盤や河川などの土木分野を学び、まちの防災・減災に貢献したい。
災害が多発する現状から防災・減災に関わる仕事に興味を持ち、地盤や河川からの被害を防ぐために土木分野を学びたいと考えました。学科では座学だけでなく、実習で理解を深める機会も多く、「測量実習」では正確な数値を得ることの難しさを実感しました。将来はまちの防災・減災の計画を立て、自ら動くことができる公務員を目指します。
TEACHER’S VOICE
先生の声
昨今の土木分野の複雑な課題を解決に導くためにコミュニケーション能力や提案力を養う。
岡本 肇 准教授 OKAMOTO Hajime
土木分野には簡単に答えを出せない複雑な課題も多くあります。そのためグループで課題解決策を導き出し発表する創成科目などの授業を1年次から実施し、専門知識に加えてコミュニケーション能力や行動力、提案力を養います。まちづくりの知識や考え方、実現手段を学ぶ際も、正解がある分野ではないので創造的な発想に基づく提案を重視しています。
02科目・カリキュラム
- 紹介しているカリキュラムは、2024年度の内容です。
- 全学共通教育科目・工学部共通教育科目は除きます。
専門科目を理解するために必要な物理・数学などとともに、建設の基礎を学びます。秋学期からは専門科目の授業も始まり、測量や実験なども行います。
学科専門教育科目
建設一般 |
建設基礎数学 建設応用数学 建設基礎物理 基本製図 測量学講義・実習Ⅰ 建設技術英語 特別講義 都市建設工学自主活動A 都市建設工学自主活動B |
---|---|
建設構造 |
構造力学Ⅰ |
建設材料 |
建設材料学 建設材料実験 |
都市水工 |
水理学Ⅰ 水理学Ⅰ演習 |
地盤防災 | |
都市環境 |
都市と環境 |
創成科目 | |
その他 |
自ら考え、問題解決や考察をする少人数制の創成科目がスタートします。また構造や水工、地盤、計画といった実践的な専門知識を学びます。
学科専門教育科目
建設一般 |
測量学講義・実習Ⅱ 都市情報化実習 都市建設工学自主活動A 都市建設工学自主活動B |
---|---|
建設構造 |
構造力学Ⅰ演習 構造力学Ⅱ |
建設材料 |
コンクリート工学Ⅰ |
都市水工 |
水理学Ⅱ 水道工学 |
地盤防災 |
土の力学Ⅰ 土の力学実験演習Ⅰ 土の力学Ⅱ |
都市環境 |
社会システム計画 交通システム学 都市計画 |
創成科目 |
建設創成工学 |
その他 |
専門的な学びの幅と深さを広げつつ、創成科目の授業をとおして卒業研究の準備を進めていきます。各分野の実践的な調査・実習、総合的なデザイン能力も磨きます。
学科専門教育科目
建設一般 |
総合講義 施工法 建築学概論 総合工学概論 都市建設工学自主活動A 都市建設工学自主活動B |
---|---|
建設構造 |
鋼・コンクリート構造設計学 |
建設材料 |
コンクリート工学Ⅱ コンクリート工学演習 維持管理工学 |
都市水工 |
河川工学 海岸工学 |
地盤防災 |
土の力学実験演習Ⅱ 地盤工学 地盤設計学 |
都市環境 |
まちづくり工学 建設環境工学 都市防災工学 |
創成科目 |
部門創成A 部門創成B |
その他 |
専門分野での卒業研究をとおして学修の総仕上げを行います。また、大学院への進学者については早期履修制度を活用し、より高度な学びを進めます。
学科専門教育科目
建設一般 |
都市建設工学自主活動A 都市建設工学自主活動B |
---|---|
建設構造 | |
建設材料 | |
都市水工 | |
地盤防災 | |
都市環境 | |
創成科目 | |
その他 |
卒業研究 |
学ぶ科目の例
03PICK UP
計画、設計、施工、管理などで活躍できる、
専門的・実務的な知識・能力を修得した技術者を育成する
まちづくりをとおして、共に学び(共学)、共に育つ(共育)
この見出しは、中部大学での学びをとおして地域の課題などへの認識を深め、解決に向けて主体的に行動できる人材を育成するプログラム(文部科学省が推進する「地(知)の拠点整備事業」で、中部大学は2013年から5年間参加)のキャッチフレーズです。都市建設工学科はこのプログラムに積極的に取り組み、専門科目をとおして地域の課題の捉え方を学び、卒業研究においても地域を対象にした課題を数多く取り上げています。また、課外活動として、地元行政機関、地元企業などとの共同事業に取り組んでいます。これらの活動を遂行することにより、多くの学生が「地域創成メディエーター」という中部大学独自の資格を授与されています。
現役技術士から学ぶ課題解決型授業
1年次に行うスタートアップセミナー(春学期)および特別講義(秋学期)では、大学OBの現役技術士を講師に招き、グループワーク形式の課題解決型授業(PBL:Problem Based Learning)を実施しています。実践的な課題を自ら考えることで、都市建設分野の仕事内容や自分の将来の目標を早期に意識する機会となっています。また、チームで問題解決に取り組むことで、コミュニケーション能力の向上にもつながっています。
第一線で活躍する技術士との交流
技術士と学生の交流会
卒業生で構成される中部大学技術士会が、学生の学びや進路をサポートします。設計や製図の基本となるCAD教育では、基本操作にとどまらない実践的な指導を現役技術士から受けることができ、将来においても大きく役立つ内容が基礎から丁寧に学べます。また、講義や実習のほか、技術士との交流会や就職活動のアドバイスが聞ける機会も設けています。実務の内容や将来展望を具体的に聞くことで、学びのモチベーションが向上します。
就職支援活動
Web型就職支援室でいつでもどこでも就職支援
Google Classroomを利用したWeb型就職支援室を開設しています。早期化する就職活動が円滑に進められるよう、Web型就職支援室にはインターンシップの情報、建設会社・建設コンサルタント決算ランキング、会社案内、業界研究用動画など、就職に必要な情報が保存されています。3・4年生には、会社説明会や求人票、学校・教授推薦などの情報も提供します。情報はリアルタイムで更新され、安心して就職活動ができる環境が整っています。