多様化への対応と災害に強い社会基盤の整備、
持続可能な環境の創造に対応する専門技術者へ
「土木工学」「建築学」の2分野で構成されています。
土木工学分野は「構造工学」「コンクリート工学」「水工学」「地盤工学」「土木計画学」の5系、建築学分野は「建築構造学」「建築材料学」「建築環境・設備工学」「建築史・意匠」「建築計画」「都市計画」「建築デザイン」の7系で構成しています。
前期課程は高度専門技術者の養成を目指し、後期課程は最高度の専門技術者および教育研究者の養成を目的としています。
専攻の紹介
構造工学系
構造工学系
建設材料である鋼ならびにコンクリートの構成モデルの開発構造物の安定性に関する基礎的検討部材・構造物レベルでの変形挙動の究明座屈安定に関する設計法の改善に資する研究橋梁景観論に関する研究などを行う。
コンクリート工学系
材料学を基礎とし鋼材・セメント・骨材・混和材料など各種建設材料の諸特性の研究ならびに鋼繊維補強コンクリート・リサイクルコンクリート等各種コンクリートの研究を行う。またRCおよびPCの構造部材の設計理論と応用構造物の高性能化とライフサイクルコスト等に関する教育・研究を行う。
水工学系
内湾河川湖沼貯水池における水の運動および各種物質輸送現象を取り扱うための理論と解析手法の研究を行う。またこれらを用いて閉鎖性水域での水質環境問題や高潮洪水氾濫等の課題について研究を行う。
地盤工学系
不飽和地盤の浸透特性の究明や降雨による斜面安定問題地盤振動解析に基づく耐震設計や液状化に関する研究を行う。また埋設管や建物の震害予測および液状化予測手法の開発とその適用について研究を行う。
土木計画学系
社会資本の計画的整備に関する理論技法政策を学修研究する。交通計画都市デザインの授業があり高齢者・障がい者等の様々な人々の交通行動分析・交通施設の評価分析都市の景観形成やまちづくりの活動などの都市デザイン手法等の研究を行う。
建築学分野
建築構造学系
建築構造物の静的および動的な理論と解析法を学習し研究する。建築物の耐震設計、伝統建築の保存の研究、木造古建築物の非線形復元力、地盤と構造物の動的相互作用、地震災害予測などの研究を行う。
建築材料学系
建築を構成する各種材料の物性や施工性、新しい素材の建材への適用性などを研究する。また、建築構造物の劣化と耐久性やリサイクル、リユ-スなどについても教育・研究する。
建築環境・設備工学系
建築における熱・空気・音・光などの環境と、それを実現する建築設備についてその理論と技術を学習する。建築環境工学および建築環境計画に関する実験・実測・調査・システム解析などによって地球環境保全・省エネルギーの研究を行う。
建築計画系
建築物の企画・計画に関する理論および設計・計画手法の学習・研究と実践を行う。業務施設計画、建築物の構法計画等の授業、事例調査・解析・研究等を行う。
都市計画系
住環境整備に関する研究、住宅需給構造の研究、土地利用計画、および住宅地のデザイン・ガイドラインに関する研究等を行う。そのために、都市と農村計画、住宅政策および住宅計画等についての学習と授業を行う。
建築デザイン系
建築家養成を大学院にて本格的に行うことを目指す。研究主体ではなくより実践重視型にて専門教育を行い、これからの時代にそぐう見識を持ち、かつリーダーシップ性をも持ち合わせる卒業生を送り出していきたい。
建築史・意匠系
建築と社会・歴史の関係、デザインと理論の関係を調査し、建築家・建築作品を分析する。