アリーナ(ARENA)

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ARENA2010

アリーナ(ARENA)とは

現在、スケートリンクなど競技場の名前によく使われるように、もともとは闘技場、さらに遡れば戦いの中で流された血液を吸わせるキメの細かい砂が原義である。古代ローマ帝国における格闘技は近代的なスポーツでなく、儀式そのものと言ってよかった。

主な記事

本誌は基本的に特集形式を取り、重厚な論考を柱として編集している。商業誌では不可能な長大な論文、資料の発掘に加え、問題提起的な試論も掲載を厭わない。

多くの読者を持つ「ポートフォリオ」と題する各分野のエッセイ、「新刊旧刊」と題した言語や出版時期を問わない書評も本誌の特色である。執筆陣は中部大学の教職員に限らず、日本を代表する有力な研究者・知識人・実務家を擁し、大学メディアの可能性を世に問うとともに、大学の社会的責務を果たすための提案でもある。

なお毎号オリジナルで届けられる表紙イラストは主として東欧の若手新進気鋭の作家に依頼している。

アリーナ (ARENA)について

創刊2004(平成16)年。5号までは人間社発売。6号からは風媒社が発売。
発行年1~2回
サイズB5判
発行元中部大学(6号までは中部大学国際人間学研究所)

アリーナ最新号

ARENA2020

〈表紙の作家〉ダイワ・キビリディーテ
[口絵]私の舞台 20世紀のリトアニアと日本の歴史への祈り◎ビルーテ・マール
ヴィリニュス追憶 迷宮都市の天使によせて ◎小島 亮
[特集]歴史の検証・復初の精神
[巻頭言]アリーナ終刊にあたって◎小島 亮

B5判 795頁
定価: 本体2000円+税
発行: 中部大学
発売:風媒社(2020年11月19日)
ISBN:4-8331-4150-7

記憶の歴史学

  • 宇宙観・自然観・人生観と大学の未来・・・科学者・飯吉厚夫の歩み 第4回:聞き手)岩間 優希
  • 沖縄の民衆と差別 西里喜行氏に聞く(2):今西 一・大濵 郁子・石川 亮太 編
  • 二人が歩んだ道 沖縄戦体験者二人の聞き取り調査記録:水野 陽
  • 数学史家・自然哲学者としてスピノザ的生を生きぬく 佐々木力 学問への道程3:佐々木 力

特集 歴史の検証・復初の精神 

  • 人文知の再起動 地域学・国際学・地球環境学の未来可能性:立元 成文
  • 南蛮屏風と芥川龍之介 原三溪、京都帝国大学文学部陳列館、新村出『南蠻記』をめぐって:荒屋鋪 透
  • 『アリランの歌』を再読するために  「圏域」的視点から:黄 東淵
  • 「五〇年分裂」小論 戦後日本共産党史のために:河西 英通
  • 白鳥事件と中国 川口 孝夫の「遺書」:今西 一
  • 学術剽窃と司法裁 原朗『創作か盗作か』をめぐって:堀 和生
  • 日本国憲法と女性の政治参加 候補者均等法についての自由論からの一考察:梅川 佳子
  • 近代世界システムとカリブ海賊:桃井 治郎
  • ロシア社会とヴィソツキー現象 没後四〇年・詩人はなぜ愛され続けるか:高山 智
  • 『美しき水車小屋の娘』とは誰か? サイコロジカル・ホラーとして聴く:伊東 信宏
  • 東ドイツにおけるシューベルト没後一二五年祭(一九五三):山口 真季子
  • リサイクルされるヴァージニア・ウルフ 山口はるみと一九九〇年代PARCOのコピー:伊藤裕子
  • フリードリヒ二世の建築 十字軍とフリードリヒ二世の城塞建築(二):稲川 直樹
  • 教皇フランシスコ試論 第二ヴァティカン公会議の生成論的受容:村上 信一郎

〈小特集〉ポストコロニアルを超えて

  • 特集に寄せて:李 康民
  • 鼎談〈つながり〉を想起し紡ぐこと 二〇一九年、夏のソウル:平野 克弥・権桃楹・小田 龍哉
  • 神がかり・通俗道徳・資本主義の精神:磯前 順一
  • 近代の蹉跌ともう一つの啓蒙という物語:平野 克弥
  • 日本近世の「怪異」と資本主義精神:木場 貴俊
  • 慈雲と雲照の十善戒 規範と主体とをめぐる考察:小田 龍哉

Portfolio

  • [1]研究序説・研究余滴
    • 漫画の国際性:坂元 ひろ子
    • 映画『衹園祭』の”史料”を求めて:京樂 真帆子
    • くりかえされる投票問題の「発見」:西本 和見
    • 原発の門あるいは母への、ゲルニカ:嶋守 さやか
    • バリ島の長老集団の役割と構成について:嘉原 優子
    • 大阪にもあった外国人居留地:玉置 栄二
    • 記憶と記録 プラトン『パイドロス』における「書かれた言葉」への批判から:三浦 太一
    • 笑顔の進化と発達を探る:川上 文人
    • イエズス会宣教師の作成した漢字字書『落葉集』について:千葉 軒士
  • [2]人生回顧・人生往還
    • 映画製作とコロナ自粛の日々:内藤 誠
    • 私の外遊経験:中島 泉
    • 「夜の街」のメモワール:竹下 正哲
    • 日本の速記と私の来た道:小島 かずえ
    • 中部大学に育てられて:峯 陽一
    • ジョージ・O・トッテン教授の思い出:吉田 昌夫
    • 中部大学で過ごした日々─日記で甦る俤三体─:鷲見 洋一
  • 最終講義
  • スピノザと安藤昌益の自然哲学 彼らの生きざまに惹かれながら最終講義に代えて:佐々木 力

インターフェイス

  • 能・狂言色彩考:林 和利
  • 嗜虐と被虐の交錯世界 ダリオ・アルジェント作品に関する覚書:小松 史生子
  • 第一次世界大戦の発生原因について:三島 哲哉
  • 宣長と牡丹 漢心」批判への一視点:岡本 聡
  • オランダの教育制度原理への羨望とその淵源:澤田 裕之

名古屋を読む

  • 吉岡弘昭 永遠の「ふるえる少年」:中山 真一

〈小特集〉PALACSINTA特別篇

  • 波間に揺れる 戦火のヴェトナムを米軍と航海したLST船員たちについてのメモ:伊藤 めぐみ
  • ジャパニーズ・ウイスキー 和酒となった洋酒:メリー・ホワイト/有泉 芙美代 訳
  • 北中米おける近年の人の移動傾向に見られる変化について:筒井 博司
  • プラナカンビーズ刺繍体験記 ニョニャの伝統と思いを紡いで:栃井 裕美
  • 令和時代の合格祈願 学問の神様と学校の神様:平井 芽阿里
  • 名古屋日本語学校物語 新米教師の思うことを心のままに:髙島 美由紀
  • ラオスのPANA通信社とTcheng-Tse Choen:岩間優希
  • 急性白血病に挑む 化学療法から造血幹細胞移植まで:勝又 雄
  • 午前八時、モスクワ広場でコーヒーを:小島 亮

自著を語る

  • 『「神国」の残影―海外神社跡地写真記録』:中島 三千男
  • 『国語重複語の語構成論的研究』『論集 古代語の研究』:蜂矢 真郷
  • 『ゲートウェイの地理学』:林 上

書評論文

  • 『石母田正と戦後マルクス主義史学』をひもとく:小倉 慈司
  • 世俗主義批判としての翻訳不能論 タラル・アサド『世俗の翻訳』を読む:プラダン ゴウランガ チャラン
  • グローバルヒストリーと史的唯物論のあらたな射程:平野 克弥
  • 『希望の歴史学―藤間生大著作論集』:平野 克弥

中部大学について