患者さんが治療に専念できるように
人として信頼される理学療法士になりたい。
実技科目の中でも一番練習をした、「理学療法評価学」が特に印象に残っています。学科全体で協力して学ぼうとする雰囲気があるので、授業後も仲間とくり返し練習をしました。そのおかげで、理学療法士の基礎となる知識と技能をしっかりと身につけることができました。将来は、患者さんが安心して治療に専念できるように、人として信頼される理学療法士になりたいです。
01学科の概要
01学科の概要
卒業までに何が得られるの?
[学びのポイント]
POINT 1
理学療法士として必要な基本的知識・技能を修得することで、多様な疾患・障がいの理解、情報収集力、最新医療に必要な知識・技能向上のための自己研鑽力を身につけます。
POINT 2
チーム医療の中で得られる多くの情報から問題点を総合的に判断する力を修得します。そのために必要な考える力、発信する力、行動する力、そして現代に必要なICTを駆使したデータ活用力も身につけます。
POINT 3
医療チーム内および患者やその家族との会話や討論をとおして傾聴・受信する力を修得します。そして多様な人の立場を尊重し、同時に自身の考えをもって協働し、医療に従事できる専門家を育成します。
POINT 4
総合大学の利点を生かし理学療法に関わる幅広い視野からの教養と専門知識を学びます。卒業後も学習習慣を持ち続け社会的な医療ニーズに対応できる専門職業人として自らを高めるための努力を継続する力を身につけます。
就職・キャリアデータ
取得が期待される資格
- 〇理学療法士(国家試験の受験が可能)
想定される主な進路
就職率 100%(就職者数 / 就職希望者数)
- 愛知医科大学病院
- 愛知県済生会リハビリテーション病院
- 一宮西病院
- 井戸田整形外科名駅スポーツクリニック
- 春日井市民病院
- 春日井整形あさひ病院
- 春日井リハビリテーション病院
- 木村病院
- 日下病院
- さくら総合病院
- 三九朗病院
- 重工大須病院
- 白山リハビリテーション病院
- 市立恵那病院
- 善常会リハビリテーション病院
- 大同病院
- 東海記念病院
- 豊田厚生病院
- 名古屋市立大学病院
- 名古屋大学医学部附属病院
- 名古屋徳洲会総合病院
- 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院
- 浜松医科大学医学部附属病院
- 藤田医科大学病院
- 北陽会病院
- まつした整形外科
- 丸の内病院
- 名城病院
- 八千代病院
- 山田病院
- 渡辺病院 ほか
STUDENT’S VOICE
学生の声
先生や仲間とのロールプレイをとおして、知識やコミュニケーションの大切さを実感。
先生が患者役、学生が理学療法士役となって症例の知識や技術、マナーの確認をした演習は今も心に刻まれています。みんなで切磋琢磨しながら臨んだことで多くの知識を吸収でき、患者さんとのコミュニケーションの中で状態を評価する重要性も実感できました。幼い頃、母を担当した方のように、家族からも信頼される理学療法士を目指します。
TEACHER’S VOICE
先生の声
医療者としての心構えと理学療法の基礎力をもった医療の専門家を育成。
宮下 浩二 教授 MIYASHITA Koji
理学療法士の専門分野は整形外科疾患や中枢神経疾患、内部障害そしてスポーツ外傷・障害など多様です。しかし、学科ではすべての専門分野の土台になる解剖学や運動学などの基礎力を徹底して身につけるよう指導しています。医療者としての心構えも養い、リハビリテーション、予防、健康増進などの分野で活躍できる人材を育成します。
02科目・カリキュラム
- 紹介しているカリキュラムは、2024年度の内容です。
- 全学共通教育科目・生命健康科学部共通科目は除きます。
生命医科学の基礎を学ぶとともに、運動学や生理学、解剖学の入門・基礎となる科目を学び、人体に関する基本的な構造や機能を理解します。
生命健康科学基盤科目
人体の構造と機能Ⅰ |
解剖・組織学 生理学 生化学 生命物理化学 分子生物学概論 |
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疾病と障害の病態及び医療 |
病理学 生涯人間発達論 微生物学 |
保健医療と社会 |
公衆衛生学 社会福祉学 |
理学療法学科・作業療法学科共通専門基礎科目
人体の構造と機能Ⅱ |
臨床解剖学 臨床解剖学実習 人体構造学演習 臨床生理学 運動学 人間発達学 |
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疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 |
スポーツ医学 |
リハビリテーション医学 |
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医療英語 |
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学科専門科目
基礎理学療法学 |
理学療法の基礎A 理学療法の基礎B 運動学実習 |
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理学療法管理学 |
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理学療法評価学 |
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理学療法治療学 |
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地域理学療法学 |
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臨床実習 |
臨床見学実習 |
研究法 |
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身体の構造と関係性、機能に関する検査方法など理学療法の基礎を講義や実習で学びます。整形外科や神経など理学療法士が多く扱う疾患についても学びます。
生命健康科学基盤科目
人体の構造と機能Ⅰ |
栄養治療学 |
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疾病と障害の病態及び医療 |
臨床病理学 臨床心理学 薬理学 免疫学 疾病病態学概論 疾病治療学概論 |
保健医療と社会 |
環境衛生学 学校保健学 |
理学療法学科・作業療法学科共通専門基礎科目
人体の構造と機能Ⅱ |
体表解剖学実習 臨床生理学実習 |
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疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 |
内科学 臨床神経学 精神医学 老年医学 整形外科学 小児科学 臨床検査総論 栄養と疾病予防 臨床心理学演習 |
リハビリテーション医学 |
リハビリテーション医学A(総論・神経系) リハビリテーション医学B(運動器等) 精神障害リハビリテーション |
医療英語 |
医療英語A(専門基礎系) |
学科専門科目
基礎理学療法学 |
臨床運動学実習 |
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理学療法管理学 |
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理学療法評価学 |
理学療法評価学 理学療法評価学演習 理学療法評価学実習 |
理学療法治療学 |
日常生活活動治療学 運動障害理学療法学 物理療法学 物理療法学実習 |
地域理学療法学 |
地域理学療法学 |
臨床実習 |
地域リハビリテーション実習 |
研究法 |
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さまざまな理学療法を専門的に学び、各種の疾患への対応力を身につけます。秋学期からは本学が連携する医療機関での臨床実習を行います。
生命健康科学基盤科目
人体の構造と機能Ⅰ |
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疾病と障害の病態及び医療 |
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保健医療と社会 |
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理学療法学科・作業療法学科共通専門基礎科目
人体の構造と機能Ⅱ |
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疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 |
外科学 一般臨床医学 放射線医学総論 |
リハビリテーション医学 |
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医療英語 |
医療英語B(理学・作業専門系) |
学科専門科目
基礎理学療法学 |
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理学療法管理学 |
理学療法管理学 |
理学療法評価学 |
臨床理学療法評価学演習 疾患別評価学実習 |
理学療法治療学 |
日常生活活動治療学演習 中枢神経障害理学療法学 内部障害理学療法学 スポーツ外傷系理学療法学 発達障害理学療法学 運動器系理学療法学実習 中枢神経系理学療法学実習 内部障害・メタボリック科学演習 スポーツ外傷系理学療法学演習 発達障害理学療法学演習 義肢装具学 義肢装具学演習 |
地域理学療法学 |
地域リハビリテーション学演習 老年期障害理学療法学 老年期障害理学療法学演習 |
臨床実習 |
臨床評価実習 |
研究法 |
理学療法研究法 統計学 |
春学期には医療機関での長期にわたる臨床実習を行い、実践力を身につけます。秋学期は卒業研究を進めるとともに、理学療法士の国家試験合格に向け、取り組みます。
生命健康科学基盤科目
人体の構造と機能Ⅰ |
|
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疾病と障害の病態及び医療 |
|
保健医療と社会 |
生命倫理学 |
理学療法学科・作業療法学科共通専門基礎科目
人体の構造と機能Ⅱ |
健康増進学 |
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疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 |
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リハビリテーション医学 |
リハビリテーション工学 |
医療英語 |
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学科専門科目
基礎理学療法学 |
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---|---|
理学療法管理学 |
|
理学療法評価学 |
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理学療法治療学 |
|
地域理学療法学 |
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臨床実習 |
臨床総合実習 |
研究法 |
理学療法事例研究演習A(内部障害系) 理学療法事例研究演習B(筋骨格障害系) 理学療法事例研究演習C(中枢神経障害系) 卒業研究 |
学ぶ科目の例
03学科の特長
複雑になる医療問題に対応できる専門性と
豊かな人間性を備えた理学療法士を養成
多様な課外活動による理学療法体験をとおして 実践的な知識・技術を身につける
現場での課外活動
中部大学では基礎、基本を重視した教育を行っています。一 方で、理学療法士の多様な活動を学生に理解してもらうために、豊富な課外活動を展開しています。スポーツ活動のサポート、地域の健康増進活動、高齢者の運動指導などに教員とともに参加し、学生の体験の機会としています。
総合大学の利点を生かした幅広い視野からの教養と
現代の疾病・障がいに対応できる専門的かつ最新の知識・技術を学ぶ
●チーム医療を学部内で体験できる
本学科が属する生命健康科学部は、臨床検査技師、看護師、作業療法士、臨床工学技士などの養成課程を併設しており、多様な医療スタッフが連携して問題解決に取り組む「チーム医療」を学内で実感することができます。
●予防理学療法学を実践する力を身につける
これからの理学療法士には、けがや病気後の理学療法だけでなく予防も重要です。本学科では、健康増進、疾病を予防するための予防理学療法、スポーツ外傷系理学療法学をはじめとするスポーツ分野の予防や治療を学ぶ科目を充実させています。
●細やかな指導体制
指導教授制を敷くとともに学年進行に即した個人目標達成に向けて、主体的・計画的な学習習慣が継続できるよう細やかに支援しています。
資格取得サポート
取得が期待される資格
- ■理学療法士(国家試験受験資格)
サポート体制
学生と実習施設をつなぐ「理学療法実習センター」
実際の病院・施設で学ぶ臨床実習が効果的に行えるよう、本学では「理学療法実習センター」を設置しています。センターは大学と実習施設の間で連絡や調整、情報交換などのコーディネートを行っています。
[主な実習先]
愛知県済生会リハビリテーション病院 / 春日井整形あさひ病院 / 安藤病院 / 伊藤整形外科/市立恵那医院/春日井リハビリテーション病院 / 刈谷豊田東病院 / かわな病院 /国立長寿医療研究センター病院 / さくら総合病院 / 主体会病院 / 白山リハビリテーション病院/重工記念病院/善常会リハビリテーション病院 / 総合上飯田第一病院/知多厚生病院/中部国際医療センター/東海記念病院 / 名古屋医療センター/名古屋掖済会病院/名古屋大学医学部附属病院/日本赤十字愛知医療センター名古屋第一病院/浜松医科大学医学部附属病院 / 東可児病院 / まつした整形外科 / 松波総合病院 / 緑市民病院 など
[主な臨床実習]
臨床見学実習(1年)
1年次の秋学期。医療における各部署と現場を見学する。
地域リハビリテーション実習(2年):1週間1施設
2年次の秋学期。介護老人保健施設などにおいて訪問リハビリテーション、または通所リハビリテーションなどを体験する。
臨床評価実習(3年):5週間1施設
3年次の秋学期。医療施設において、基本的な検査・測定技術を学ぶ。
臨床総合実習(4年):7週間×2施設
4年次の春学期。医療施設において、患者が持つさまざまな問題点を全人的に理解して、可能であれば実際に理学療法を体験する。