教育学研究科の特長
現在、我が国の子どもたちを取り巻く状況は深刻です。例えば都市化現象に伴い自然とふれあう子どもが少なくなったことをはじめ、映像デジタル文化の浸透、グローバリゼーションの中での競争の激化、人間関係の希薄化などが急速に進んでいます。その中で、暴力行為、いじめ、不登校、非行、自殺など、子どもたちをめぐる多くの問題が生じており、教育の現場でそうした問題に対処するためにも、大学院へ進学し研鑚を積むことが重要視されつつあります。
本研究科では、こうした背景を踏まえ、教育学・保育学をはじめ、教育心理学、教科教育学を基盤とした各種専門科目を配置し、高い専門性と総合力を兼ね備えた人材を養成し、これらの諸問題の解決に向けて果敢に挑戦していく教育・保育に関する専門家を輩出することを目指しています。
教育内容の特色
教育学・保育学、教育心理学、教科教育学の3つの領域を基盤とした基幹科目、専門科目を配置し、これらの科目を通じて、子どもたちを取り巻く危機的な状況を科学的に分析し、解明する力を備えた専門家を養成すると同時に、小学校、幼稚園、保育園、認定こども園、児童福祉施設、子育て拠点相談センター、児童相談所などの相談機関、教育関連のNPO団体等と連携しながら、地域社会の中で活躍する高度専門職業人の育成を目的としています。
また、小学校教諭専修免許状、及び幼稚園教諭専修免許状が取得でき、学校における指導的な役割を果たしうる教員(スクールリーダー)として活躍できる人材の育成も目指します。
基礎情報
開設年 | 2012(平成24)年 |
取得可能な学位 | 修士課程 教育学専攻:修士(教育学) |
入学定員
課程 | 合計 | 教育学専攻 |
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修士課程 | 12人 | 12人 |
専任教員数
教授 | 准教授 | 講師 | 合計 |
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12人 | 3人 | 3人 | 18人 |
入試情報
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