2022年11月2日

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絶滅危惧種ヨウム保全プロジェクトのレスキューケージの完工・譲渡-JICA草の根技術協力事業-(牛田一成教授、土田さやか講師、鎌田朱実研究員ら)

中部大学は、国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業として、現地のウガンダ野生生物教育センター(UWEC)と協力し、絶滅危惧種ヨウム保全プロジェクトを実施しています。

2022年4月、約120羽のヨウム(オウムの一種)が密輸業者から押収され、UWECが保護することになりました。収容した動物病院の検疫室には十分なキャパシティが備わっておらず、野外放鳥を目指したリハビリのために飛翔が可能なレスキューケージの建設を急遽決定しました。レスキューケージは無事8月30日に完工し、9月1日と9月5日の二日に分けて検疫室に収容していたヨウムを健康診断後、レスキューケージに移動させました。10月5日には、UWECに対するレスキューケージの譲渡式を行いました。

集合写真

譲渡式(ウガンダUWEC敷地内)左側JICAと中部大学関係者、右側がUWEC関係者
完成したリハビリ用レスキューケージ
ケージ内のヨウムの様子

本プロジェクトは、2025年までの4年間の予定で実施されます。今年度は、引き続き「ヨウム保全センター」を建設し、ヨウム保全に関する技術移転を進めます。

本件の問い合わせ先

事業内容について
牛田一成(中部大学 応用生物学部長  環境生物科学科 教授)
Eメール:k_ushida[at]isc.chubu.ac.jp ※アドレスの[at]は@に変更してください。
電話:0568-51-9247 (研究室直通)