中部大学研究上の使命
社会の発展に寄与する研究課題に取り組み、優れた研究成果をあげることによって、真理の探究と知の創造に貢献する。
中部大学での研究はこの研究上の使命に則り、高い倫理観を持って研究を推進し、社会に貢献する研究成果をあげることを目的としています。研究の自由と研究者の自主性を尊重しつつ、適正な研究活動を推進できるように行動規範を定めて取り組んでいます。
社会の発展に貢献できる最先端の研究
中部大学の優れた研究者、基礎から最先端の研究にまで対応した設備を用いた研究は、
世界レベルの高度な研究成果を生み出しています。
ロジャー・アダムス賞を受賞した山本尚卓越教授(ペプチド研究センター長)。同賞は1959年に設立され、有機化学界における最高の権威とされています。日本人では過去に、ノーベル化学賞を受賞した野依良治氏が2001年に受賞されています。
金属触媒を用いる新たな重合反応(高分子生成反応)の開発でベンジャミン・フランクリン・メダルを受賞した澤本光男特任教授(先端研究センター)。化学部門では日本人として初の受賞となりました。
ウィーンオーストリア科学アカデミーでノーベル賞受賞者のGerard’t Hooft教授と共に「量子力学の将来」をテーマに基調講演、パネルディスカッションを行う小澤正直特任教授(AI 数理データサイエンスセンター)。
中部大学の研究ピックアップ
革新的ペプチド化学合成
山本 尚 卓越教授
(ペプチド研究センター長)
小分子から大分子へ、薬は変わろうとしています。次世代医薬のエースは中・大分子のペプチドで、この物質の安価で信頼できる合成法が必要となっています。私たちは世界を牽引する合成でこの新分野を開きます。
中国古代音楽に関する研究
宗 ティンティン 准教授
(国際関係学部 国際学科)
プロの演奏者の利点を生かし、正確な音程を取れる耳と人類学の理論を持ち、絶滅寸前の中国雲南省洞経古楽の聞き取り調査と楽譜採集を行っています。この研究は無形文化遺産の保存と継承に大きく貢献します。
笑顔の進化と発達
川上 文人 准教授
(人文学部 心理学科)
ほとんどの人が毎日一度は笑うのではないでしょうか。私たちはいつごろからどのような場面で笑顔をみせるのか。ヒトの胎児や子どもにくわえ、チンパンジーやニホンザルを観察しています。
液体ロケットエンジン、ジェットエンジン
苅田 丈士 教授
(理工学部 宇宙航空学科)
ロケットエンジンの世界では、アポロの頃からの問題がまだまだ残っています。基礎となる流体力学の世界では1世紀以上残っている問題もあります。知恵を絞って一つずつ解明しています。
降雨による斜面崩壊予知、地盤の浸透破壊
杉井 俊夫 教授
(工学部 都市建設工学科)
豪雨や地震による自然災害の頻発と巨大化が危惧されています。災害現場の調査や実験をもとに自然が作り出している法則を見いだし、災害から人々の命や生活を守るための災害予測・対策技術の研究開発を行っています。
西アジア文明史、考古学
西山 伸一 教授
(人文学部)
メソポタミア文明は西アジアで生まれた世界最古の文明社会です。そこには現代社会に通じるさまざまな事象の始まりを見ることができます。過去を知り、現代を理解することで人間社会の未来に思いをはせる研究です。
発光生物のあらゆる事柄を研究
大場 裕一 教授
(応用生物学部 環境生物科学科)
光る仕組みは?光の役割は?ホタル、深海魚から光るキノコやミミズまで、発光生物は謎だらけ。その不思議の解明を通して、特殊な生物が持っている知恵と生きざまを学びます。
中部大学の強み
THE世界大学ランキング2021
東海地区私立総合大学1位
科学研究費補助金ランキング
愛知県内私立大学2位