Artificial Intelligence and Robotics Artificial Intelligence and Robotics

Artificial Intelligence and Robotics

AIロボティクス学科

AIとロボットを統合したシステムを構築して社会のさまざまな場面で活躍できる力を身につけます。

AIロボティクス分野の基礎となる数理学、並びにロボットの実装に必要なシステム設計、プログラミング、制御・信号処理、人工知能、生体医工学などの基盤的な理工学知識や技術を修得させるとともに、分野を横断した学術的専門知識や技術の統合能力を習得させます。次世代社会における種々の問題に対して、リーダーシップを発揮しながらワールドワイドに貢献できる技術者を養成します。(2023年4月、工学部ロボット理工学科より改組)

お知らせ

    01学科の概要

    卒業までに何が得られるの?
    [学びのポイント]

    POINT 1

    現代のAI技術を理解して使いこなすための知識・技術と、ロボットの開発から運用に関わる知識・技術について、両分野を連繋させたさまざまな講義や実習をとおして学べます。

    POINT 2

    AI分野では、深層学習をはじめとする最先端のAI理論を学び、実習科目で関連技術を実践的に理解することで修得します。その後AIに関する資格取得を目指します。

    POINT 3

    ロボット分野では、機械、回路、制御、ソフトウェアの科目群と、さまざまな実習科目において設計、試作、組み立て、運用を繰り返すことで、ロボット開発の基礎を学びます。

    就職・キャリアデータ

    取得が期待される資格

    • ITパスポート
    • 基本情報技術者
    • 応用情報技術者
    • プロジェクトマネージャ
    • システムアーキテクト
    • 画像処理エンジニア検定ベーシック
    • データベーススペシャリスト

    ●は所定の単位を修得後に資格取得が可能なもの。()内は実務経験年数。
    〇は受験(受検)資格の取得が可能なもの。()内は実務経験年数。
    ◎はその他、各学部・学科に関連する資格(受検資格を要しないもの)。
    *は文部科学省設定のガイドラインに従い、日本語教養講座を設置する。希望者は申請手続きを行うことで、所定の単位取得後に日本語教員育成講座の終了証明書が交付されます。

    想定される主な進路

    就職率 100%(就職者数 / 就職希望者数)

    • (株)アーレスティ
    • (株)NTTフィールドテクノ
    • キオクシア(株)
    • 京セラ(株)
    • 共和産業(株)
    • (株)システムリサーチ
    • 芝浦機械(株)
    • シンフォニアテクノロジー(株)
    • スズキ(株)
    • セコム(株)
    • (株)デンソーウェーブ
    • デンソーテクノ(株)
    • (株)東海理化アドバンスト
    • (株)ニデック
    • 三菱電機メカトロニクスエンジニアリング(株)
    • ヤマザキマザック(株)
    • 中部大学大学院 ほか

    STUDENT’S VOICE

    ロボット工学やAI技術などを広く学び、社会に役立つ技術を実装したい

    授業では工学分野を網羅的に学び、教育用・産業用ロボットなどを使用できる環境が整っています。「ロボット理工学演習I」ではAI開発に必須のプログラミング言語の基礎を修得し、ゲームも作成。プログラミングがより身近になって学ぶのが楽しくなり、AIに関する「G検定」にも合格しました。面白くて役に立つ技術を社会に実装することが目標です。

    02科目・カリキュラム

    学ぶ科目の例

    深層学習

    AIを支える基盤技術である深層学習(Deep Learning)の知識と技術を修得するために、講義とプログラミング演習をとおして実践的に学びます。本講義をとおして、AIに関する検定並びに資格の取得を目指します。

    データサイエンス活用

    実践的なデータサイエンスの知識と技術を修得するために、実データを取り扱いながら課題解決をする演習を行います。主に数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが提供する実データと実課題のセットを活用し、プログラミング演習を通して実践的なデータサイエンスを学びます。

    CAD・CAM・CAE

    ロボットの構造を3次元CADで設計し、最適な加工手順を設定するCAM、どこが壊れやすいかを検査するCAEを学びます。例えば、実際に設計加工した構造にモーターを組み込んだものと、この授業をとおして検討した結果とを議論します。

    03学科の特長

    ロボティクス入門II: 設計から製作まで学べる導入科目

    複数のセンサ情報から周囲を認識して、指定コースを自律走行する競技用のロボットカーの製作に4人のチームで協力して取り組みます。Arduinoマイコン、赤外線距離センサ、3軸加速度センサを搭載する2輪駆動の機体を製作します。メンバーで相談してロボットの構想を決め、3次元CADでシャーシを設計し、アルミ板を加工して機体を製作します。マイコンでのセンサ情報処理、モータ制御、自律走行のプログラミングを学びます。

    プロジェクト演習B: AI学習アルゴリズムによるハンドロボットの制御

    ハンドロボットを用いて、ロボットのティーチング(位置情報、速度・加速度・タイミングなどの制御、異常時の復旧方法など)とAI学習アルゴリズムを用いた自動制御技術の修得を目指します。具体的には画像マーカーを用いた三次元キャリブレーションと位置制御精度の検討を行います。さらに、空間コード化法と位相シフト法による三次元形状計測法を利用した製造部品のピッキング処理と搬送処理(箱詰めなど)の演習を行います。

    研究室紹介

    梶田 秀司研究室

    動的ロボット行動制御の研究

    変化する環境の中で多様な行動を実現するAIロボットとその制御を研究しています。ヒューマノイドロボットの2足歩行制御の高度化や、人型に限らないさまざまな形状のロボットの協調行動など、次世代ロボットのための基礎研究に取り組んでいます。写真はトヨタ自動車が開発した生活支援ロボットHSRを用いて小型ヒューマノイドロボットの行動範囲を机の上から床面へ広げるための実験風景です。

    梅崎 太造研究室

    音・画像情報処理技術+計測技術+AI機能の応用

    音声・画像情報処理技術と人工神経回路網の設計技術を応用した研究として、下記に示す研究を行っています。
    1音認識に関する研究:カラオケ、発声・読話訓練、機械や車の音検査2個人認証に関する研究:指紋・静脈・顔・3D顔・虹彩3動体検知に関する研究:人・車・動物43D計測に関する研究:位相シフト・レーザー切断・光干渉法5ロボットに関する研究:監視・教育・エンターテイメント・検査・搬送

    平田 豊研究室

    動物や人の脳に学び人工脳を構築

    動物や人の脳に関する脳・神経科学の知見に基づき人工脳を作っています。この人工脳を用いて動物のように柔軟な運動制御をロボットで実現することが目標です。当研究室では,行動中の人や魚の脳活動計測実験を行い、脳活動データに潜む情報をデータサイエンスを活用したデータ処理により抽出し、これに基づき脳の数理モデル(人工脳)を構築しています。また、この人工脳を計算機上に実装してロボットの制御実験を行なっています。

    長坂 保典研究室

    不整地作業用多脚ロボット開発

    従来のロボットでは移動が難しい不整地を安定して歩行可能な多脚(主に6脚)ロボットを研究しています。動力学を計算可能なシミュレータ上でロボットの動きを確認して、その成果を実機ロボットの開発に活用しています。写真は製作途中の6脚ロボットについて、脚の構造や強度を確認する打合わせ中の一コマです。災害現場での人に代わる捜索活動、林業の現場での物資の運搬等への応用を目指しています。

    長坂 保典研究室

    不整地作業用多脚ロボット開発

    従来のロボットでは移動が難しい不整地を安定して歩行可能な多脚(主に6脚)ロボットを研究しています。動力学を計算可能なシミュレータ上でロボットの動きを確認して、その成果を実機ロボットの開発に活用しています。写真は製作途中の6脚ロボットについて、脚の構造や強度を確認する打合わせ中の一コマです。災害現場での人に代わる捜索活動、林業の現場での物資の運搬等への応用を目指しています。

    学部・大学院