臨床工学科出身で大学院 生命健康科学研究科 生命医科学専攻 修士2年の大野恵汰さん(指導:臨床工学科 平手裕市教授、松井藤五郎教授)が、2023年8月5日(土曜日)と8月6日(日曜日)にウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催された第45回日本呼吸療法医学会学術集会において下記の発表を行い、基礎/臨床研究・メディカルスタッフ部門において優秀演題賞を受賞しました。
- 大野恵汰, 松井藤五郎, 平手裕市. 集中治療室に入室した非急性呼吸窮迫症候群患者に対する呼気終末陽圧戦略のネットワーク・メタ・アナリシス. 第45回日本呼吸療法医学会学術集会;2023 Aug 5:AM3-5.
この研究は、集中治療室 (ICU) に入室した急性呼吸窮迫症候群 (ARDS) を罹患していない患者に対して、人工呼吸器の呼気終末陽圧 (PEEP) を0に設定した場合、低く設定した場合、中程度に設定した場合、高く設定した場合を比較し、有効性に違いがあるかどうかを検討したものです。これまでに行われた複数の臨床試験の結果をネットワーク・メタ・アナリシスという手法を用いて統計的に統合し、その結果に基づいて検討しました。
この集会は、呼吸療法を専門とする医師やメディカルスタッフが全国から集まって研究発表を行うもので、学生が優秀演題賞を受賞するのは快挙と言えます。
