2023年11月11日に環境保全教育研究センター(中部大学恵那キャンパス)にて、野生生物保全と共存ユニット所属の南基泰教授(応用生物学部 環境生物科学科)が講師となり、自然観察会「東海地方固有の湧水湿地生態系を学ぶ~いきもの観察と水質調査~」が開催されました。
自然観察会には、高校生や社会人が参加し、教室で「湧水湿地の生態系」に関する講義を受けた後、2人1組のグループに分かれ、湧水湿地教育研究フィールドやレフュージアの森内で採水やいきもの観察などのフィールドワークを行いました。






教室に戻ったあとは、採水したサンプル2種類(湧水湿地、ため池)と水道水、ミネラルウォーター(硬水)のpHやEC(電気伝導度)を専用の機器を用いて測定しました。サンプル間の数値を比較することで、土岐砂礫層湿地における湧水の水質特性が、実際に『貧栄養、弱酸性』であると確認できました。作業の合間には応用生物学部環境生物科学科の学生より、恵那キャンパスに生息する希少昆虫について標本を用いた説明もありました。


(「ちゅとラボ」プロジェクト)
