2024年3月22日

  • 受賞・表彰

中村研三名誉教授が日本植物生理学会名誉会員に就任されました。

2024年3月18日 第65回植物生理学会年会において名誉会員記贈呈式が執り行われました。日本国内の植物系学会で最も規模が大きく、歴史ある植物生理学会から「学会の発展、植物生理学の進歩に著しく貢献した個人」として、中村研三名誉教授が「名誉会員」に認定されました。

中村研三先生は、生化学隆盛の時代の中で、ニューヨーク州立大学で学んでこられた遺伝子に基盤を置いた分子生物学を切り拓くパイオニアとして、我が国の分子生物学の扉を開け、植物に限らず、微生物、動物も含めた分子生物学の研究のリーダーとなられました。植物の代謝機能、貯蔵成分蓄積とその調節について、農学の応用的視点とともに、植物のボディプランの基盤となる発生や器官形成のメカニズムという基礎科学的視点に基づいて研究を展開されるなど、植物分子生物学の発展、植物生理学会の発展に大きく貢献されたことが評価されました。おめでとうございます。

経塚 淳子植物生理学会会長、名誉会員記と共に