
英語に自信がない人も安心してください。
「国際関係学部・国際学科」と聞くと、英語に自信のある学生が多い印象があります。そのなかで英語が苦手、英語力がかなり心配、といった不安を持って入学する人もいるでしょう。実はそうした学生が、国際関係学部の教育によって、英語を話せるようになってきています。
「国際」で学べる言語は英語だけでなく、韓国語や中国語、スペイン語にドイツ語、フランス語、ポルトガル語などと幅広いので、英語はそのうちの一つに過ぎません。英語は重要な言語の一つですが、世界のさまざまな言語を学び、力を伸ばし、話せるようになるプログラムを用意しています。また、言語の授業は国際学科で開講の授業の一にぎりにすぎず、国際文化、社会、政治といった専門科目に重点をおいています。
国際関係学部における英語(や他の言語)は、世界の人びととコミュニケーションを取り、さまざまなことを知るための道具のイメージで、実際に使ってみることを重視しています。
なお、英語力を伸ばす秘訣は、中部大学の学生に合わせて開発したクラス分けテスト(フレッシュマンテスト)にもとづいて、以下のような教育を実現していることにあります。
- 実力に応じたクラス構成をおこなっていること(2024年度は7レベル編成)
- 各クラス少人数英語教育を実施
- 親身になってくれるネイティブ教員と日本人教員とのコラボによる効率の良い英語学習
こうした国際学科独自の英語カリキュラムで楽しく英語を学びます。1年生、2年生では学部の教育プログラムの中で「国際英語」という授業を週に2、3回受講します。多すぎず、少なすぎず、ちょうど良い回数です。
基礎レベルのクラスには日本語で教える教員も配置し、基礎的な表現を身につけることで日常英会話ができるようになります。上位クラスの授業は、すべてネイティブ教員が担当し、留学するのと同じ環境を作り出しています。
大学の語学教育では、全学部向けのPASEOというオハイオ大学のネイティブ教員による英語の授業も開講されており、英語を学ぶ環境が整っています。英語圏からの留学生も多く、学内にいて英語で話せる機会もたくさんあります。
先週、中部大学の留学プログラムのひとつ、4ヶ月間のアメリカ・オハイオ大学留学から帰国した学生と話す機会がありました。英語で話しかけると、日本語で話す時よりも、活気にあふれ、笑顔満載で経験を語ってくれました。英語を学んで話せるようになったことは、本人のみならず教員としても大変に喜ばしいことです。
こうした留学に出かける学生も、最初は苦手意識が強く、英語力はごく基礎レベルだったのですが、今では見違えるようです。高校までの英語とは大きく異なる国際関係学部の英語プログラムで、世界をぐんと拡げてみませんか。

2024年10月2日
国際学科 教授 伊藤裕子