こんにちは。国際関係学部国際学科3年のうんじゅんです。私は9⽉7⽇から9⽉12⽇まで中部地区⼤学⽣訪中団の⼀員として中国・雲南省を訪れました。現地での⽂化体験や⼈々との交流を通して、中国への理解を深める貴重な機会となりました。
雲南省は美しい⾃然に囲まれた地域であり、昆明植物園や⾦平胡蝶展覧館といった⾃然に関する施設が充実していました。また複数の世界⾃然遺産を保有しており⾃然の豊かさを肌で感じることができました。特に多くの種類の蝶が⽣息していることが印象的で、⼩学校に飾られていた蝶を使ったパンダの作品には思わず「すごい」と声が漏れてしまうほどでした。気温や気候も⽇本の9⽉では考えられないほど過ごしやすく滞在中はほとんど汗をかくこともありませんでした。私にとって雲南は「避暑地」にぴったりな場所でした。

私の⼀番の思い出は雲南の⼤学⽣との交流です。⽇本語を専攻している中国の⼤学⽣と交流ということもあり⽇本語を交えてたくさんの会話をしました。その会話の中で「なぜ⽇本語を学ぼうと思ったの?」と尋ねると「⽇本のアニメやドラマが好きだから」「⽇本の競⾺に興味を持ったから」「将来は⽇本で働きたいから」と⽇本への前向きな関⼼に驚かされました。
歴史的背景を考えれば⽇本に対して複雑な感情を抱く⼈がいても不思議ではありません。それでも⽇本に興味を持ち⽇本語を学ぼうとしている姿に深い感銘を受けたと同時に私が出発前まで抱えていた中国に対する偏⾒は薄れリスペクトへと変わりました。その後も⽇本のお菓⼦や折り紙をプレゼントしたり、ポケモンカードを配りポケモンを熱く語る⼈もいたり、私⽣活で使える⽇本語のスラングを教えたりと笑顔が尽きない⼤切な時間を過ごすことができました。別れ際にはSNSを交換し、名古屋での再会を約束して交流を終えました。

今回の訪中団の活動を通して、私は「先⼊観にとらわれず、相⼿の背景や考え⽅を知ることの⼤切さ」「⼈と直接交流をすることでしか得られない理解」など友好的な関係を築く上で必要なことを学びました。この機会がなければ中国に対する⾃分の⾒⽅を変えることもできなかったと思います。もちろん、中国の⽅全員が親⽇ではないけれど、交流を通して友好的に接してくれる⼈がいることも実感しました。今後もこの学びを⼤切にして国際交流をしていきたいと思います。
⻑くなりましたがこの記事を読んで、友好的な中国の⽅もいることを理解していただければ幸いです。そしてこの訪中団を企画してくださった中国駐名古屋総領事館様と素敵な機会に推薦していただいた宗ティンティン先⽣にお礼と感謝を述べて特派員の言葉とさせていただきます 。