教育活動金虎賞(50音順)
石田 康行 教授(応用生物学部 応用生物化学科)

この度は教育活動金虎賞を頂き、誠にありがとうございます。いつもご指導頂いております本学の教職員の方々、そして授業評価の記入などで授業改善に協力してくれた学生の皆さんに感謝致します。
幸いなことに、私は授業サロンや全学公開授業などのFD企画に参加する機会に恵まれ、これまで多くの先生方の授業を見学してきました。そこで得た知識や経験は、自身の授業を改善するための最良のお手本となりました。さらに、見学を重ねるうちに、授業を上手にされる先生の共通点として、受講生との「対話」を巧みに採り入れていることに気付きました。
授業の形式(対面かオンラインか)や方法は夫々ですが、そうした先生方が授業内で学生との相互作用を大切にする姿勢は、私にとって大変勉強になりましたし、参考にさせて頂きました。今後も学生とのコールアンドレスポンスを重視しつつ、受講生が自身の成長を実感できる授業の実施を目指して頑張ります。
梅嵜 周毅 教授(人間力創成教育院 健康とスポーツ教育プログラム)

この度は2023年度教育活動金虎賞を賜り、大変光栄に存じます。このような名誉ある賞を頂けたことを、日頃よりご指導、ご協力くださっている皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
私が授業(実技)において大切にしているのは、学生自ら「動き」「考え」「実行する」ことです。強制されて行う運動では、充実感や達成感は得られず、残るのは身体的・精神的苦痛のみです。沢山の選択肢から自分に合った運動を選び、挑戦することで達成感を得、それが意欲や探求心に変わり、身体的だけでなく精神的にも成長していく。その成長過程が人間力育成にも繋がると考えています。運動が苦手な学生に、「運動の固定観念が変わって運動の楽しさを知りました」と言ってもらえた時には非常に嬉しい気持ちになりました。
また私は女子バスケ部顧問として、インカレ出場に向けて部員と共に頑張っています。今後も色々と試行錯誤しながら学生と一緒により良い授業作り、チーム作りに励んで参ります。この度は誠にありがとうございました。
堤内 要 教授(応用生物学部 応用生物化学科)

この度は、教育活動金虎賞に選出頂き、誠に有難うございました。日頃から支援をいただいている教職員の皆様、並びに私の授業等に関して評価をしてくれた学生の皆さんにこの場をお借りして御礼申し上げます。
私は2001年に中部大学に着任してから、講義と研究室における学生指導の方法を、毎年少しずつ改善してきましたが、未だに満足できる状態になく、学生と同じ評価基準で言えばC評価といった自己評価でした。ゆえに、今回教育活動金虎賞を頂けましたことは思いがけないことであり、大変光栄に思うとともに同じくらい恐縮しております。
個人的には中部大学の全入学生がノートパソコンを所有することとなった2004年度からe-learning を活用した授業を開始し、毎年少しずつ改善しておりました。2018年ごろには主要な担当科目で授業を録画し、LMS上で公開していたため、COVID-19で対面授業ができなくなっても、比較的これまで通りの授業を提供できたのではないかと考えております。しかし、大学がLMS環境を充実して下さると、多くの先生が早速それらを活用され、相対的に自分の教材の改善点が気になっていたところでした。
今回金虎賞として頂いたことに満足せず、今後も講義や卒研生に対する研究指導にエネルギーを割いてゆきたいと考えております。この度は、誠に有難うございました。
山下 裕丈 教授(経営情報学部 経営総合学科)

この度は、教育活動金虎賞を賜り、誠にありがとうございます。大変うれしく光栄に存じます。日頃よりご支援いただいている教職員の皆様、授業を評価してくれた学生の皆さんにこの場をお借りして御礼申し上げます。
前回受賞の3年前はコロナ禍への対応に苦労した時期でもありました。そこで得られた知識や経験を活かし、授業の見直しを図ってまいりました。教育支援システムによる課題や小テスト、クラウドを利用したグループワーク、遠隔による外部講師との対話など、リアルとデジタルの共存を進め、一定の成果は出せたと感じています。
一方ではChatGPTなど生成AIへの対応という教育上の大変難しい問題にも直面しています。ツールの使用を前提としながら、学生に自分で深く考えさせるにはどうしたらよいか。今後はこうした課題にも教職員の皆様と協力して取り組んでいきたいと考えています。
引き続き、この賞に恥じぬよう、日々精進して参ります。ありがとうございました。
教育活動優秀賞 受賞者 (50音順)
于 小薇 准教授(国際関係学部 国際学科)

この度、2023年度教育活動優秀賞の受賞者に選ばれたことは、大学FD活動を通して教育熱心な学科教職員の皆様の近くで、教育のあり方に対する刺激を受けてきたおかげであり、この場をお借りして感謝申し上げます。また、授業評価に回答してくれた学生の意見は、私の授業改善に大きな役割を果たし、学生の皆さんにも礼を言わなくてはなりません。
国際関係学部が一学科になってから8年が経ち、学生も多様化しています。卒業後の社会で有用な知識を得るために、受身の学習ではなく、自発性を促すよう、講義では毎回、質問シートの形式で出された意見に対して回答をしています。また学生の学習意欲を損なわないように「難」と「易」のバランスをとっています。
毎年の卒業式は、学生の成長に喜びを感じつつ、自身の教育の力も実感することができる場です。今後も学生のニーズにこたえるように授業を工夫し、精進してまいります。
櫛田 亮介 准教授(人間力創成教育院 健康とスポーツ教育プログラム)

2023年度の教育活動優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。日頃よりご指導ご支援をいただいている先生、サポートしていただいている職員の皆様の御陰です。
私が主に担当している授業は必修科目の「健康科学」です。「健康科学」は実技と講義をミックスさせた講義内容になっています。
実技では個人あるいは、チームを組み自分にあった形でスポーツを行ってもらっています。自分なりにスポーツを楽しむ中で少しずつ、協調性、想像力が育まれていき、仲間作りにも役立っているのではないかと感じています。
講義では「そもそも健康とは、どういう状態のことだろう?」「健康を維持していく為に具体的に何をしていくのか?」「中部大学を卒業する時、25歳、30歳の時にどんな自分で在りたいのか?」これらのことを学生自身に考えてもらい、学生同士で意見交換をしてもらいながら授業を進めています。自分と向き合い、仲間の考えに触れる中で、気がつくことも多いようです。
まだまだ教員になって日が浅く、試行錯誤の日々ですが、これからも学生と共に成長していけるような授業を目指し努力していきます。
中谷 こずえ 准教授(生命健康科学部 スポーツ保健医療学科)

2023年度教育活動優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。今回の受賞は、常日頃からご助力いただいています職員の皆様・学科の先生方のおかげです。また、時々、突拍子もない提案や新たな挑戦に応えてくださる学生の皆様にも感謝いたします。
本学に入職し、3年目になりました。授業外では、学生一人ひとりに声を掛けています。そして、学生の居場所となるような仕掛けづくりをしています。今後も、学生が安心して学ぶことのできる環境を整えていきたいと考えています。授業では専門知識だけでなく、生き抜く力を育んでもらいたいと考えて展開しています。
これからも、学生とともに成長していけるよう、魅力ある授業づくりを目指してまいります。ありがとうございました。
中野 智章 教授(国際関係学部 国際学科)

この度は2023年度の教育活動優秀賞を賜り、誠に有難うございました。授業を受講してくれた学生の皆さん、そしてさまざまな教育活動をサポートしてくださる教職員の方々に深く感謝御礼申し上げます。
少子化の影響もあり、大学は学生募集をはじめさまざまな困難に直面しておりますが、中部大学の財産は、教育や研究活動の背景にある学問を大切にする「心」と、それを尊重し、より良い環境を創り上げるために共に行動する「人」の存在であると強く感じます。
これまで色々な大学で教育に携わる機会を頂いて参りましたが、以前から本学の教育活動へのサポート体制が群を抜いていたことはいまも記憶に新しいところです。
今後とも自身の教育活動向上はもとより、本学がさらに多くの高校生や地域の方々、そして国内外にも広く知られるよう、微力ながら精進して参りたく存じます。引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
松村 亜矢子 准教授(人間力創成教育院 健康とスポーツ教育プログラム:2024年4月から創造的リベラルアーツセンター)

この度は、2023年度教育活動優秀賞を賜りまして、誠にありがとうございます。今回の受賞にあたり、日頃より授業に関して意見交換をしてくださるリベラルアーツセンターの先生方、また、周囲の方々のサポートに心より感謝申し上げます。
私の授業では「主体性」を軸として双方向型授業を実施しており、学生の思考力と行動力が一体となるような授業展開を心がけています。実技・講義共に「健康」という基本テーマを、その分野に限らず様々な専門分野に置き換えて考えることや、新たなデザインを自ら創造し実践することで、自身の考えを自由に操り形にしていくことの「楽しさ」を体感してもらうことに重きを置いています
教育活動を通じて学生と共に作り上げる様々な形を私自身も楽しみながら、今後も学生と一緒に成長し続けていきたいと思います。
矢澤 浩成 講師 (臨地実習推進部 理学療法実習センター)

この度は2023年度教育活動優秀賞をいただき、大変光栄に存じます。この場を借りまして、日ごろよりご指導頂いております教職員の方々と積極的に授業に参加してくれた学生の皆さんに心より御礼申し上げます。
私はリハビリテーション医療の専門職である「理学療法士」の資格取得を目指す学生に対し、臨床実習に向けての講義と実習を多く担当しております。特にコロナ禍からは、学生の対面コミュニケーションの機会が減少したため、臨床現場に必要な学生のコミュニケーション能力向上を目指した環境設定に注力しました。具体的には技術練習において、臨床現場で遭遇する対象者に寄り添うための方法について、主体的に学生同士で考え実行してもらいました。授業での学生の努力が実り、充実した臨床実習が行えていることを嬉しく思います。
今回の受賞を励みに、これからも学生にとって有意義な授業が行えるよう日々精進して参ります。ありがとうございました。
山下 隆義 教授(工学部 情報工学科)

このたびは教育活動優秀賞を授与いただき、誠にありがとうございます。日頃からご指導いただいております情報工学科の先生方、ならびに教育研究活動を支えてくれているみなさまに心より感謝いたします。
私は、情報工学科の専門科目以外にもAI数理データサイエンスセンター、創造的リベラルアーツセンターにも所属しており、異なる分野の先生方の教育方法を聞き、そして培った知識を私の講義で実践させていただいております。特に、学習していることが実社会でどう活かされているのか、をできるだけ具体的に説明することで学習内容を身近に感じてもらえるよう心がけています。また、コロナ禍以降、デジタル化が進み、教育スタイルならびに学生の学習スタイルが変化してきています。今の学生に適した学修方法をさらに追求し、満足度の高い教育を実現させていきたいと考えております。
今回の受賞を励みに引き続き努力を重ねていきます。ありがとうございました。