建築学科のポートフォリオ入試

お知らせ

    ポートフォリオ入試とは

    ポートフォリオ入試の趣旨

    ポートフォリオ入試では、筆記試験では充分に測定できない秘めたる能力や多様な能力を、今までに修得した学業やその他の実績を基に多面的・総合的に評価をし、自己の学修目的を充分認識し自己実現を図ろうとする意欲ある学生を求めます。

    建築学科の求める人物像(アドミッションポリシー)

    入学選抜の方針(アドミッションポリシー)
    本学科は、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)および教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、以下の「求める人間像」を備えた人を求めます。

    求める人間像1(1)本学の建学の精神および基本理念を理解し、主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける意欲がある。

    求める人間像2(知識・技能)(2)高等学校の教育内容を幅広く学修している。(3)工学を学ぶのに必要な高等学校における「数学」と「理科」の基礎学力を有している。

    求める人間像3(思考力・判断力・表現力)(4)基礎学力を応用する力やものごとを論理的に思考する力を有している。(5)自分の考えを伝えるための表現力・コミュニケーション力を有している。

    求める人間像4(主体性・多様性・協働性)(6)建築学とともに人間・社会・芸術に強い関心と高い学習意欲をもち、建築設計・計画、建築環境・設備、建築構造、建築生産、建築史、都市計画に関わる領域を通して社会に貢献しようとする意欲がある。

    特にポートフォリオ入試では、上記の(1)、(3)~(6)を重視し、ポートフォリオ審査、講義・実習・演習および面接によって選抜します。

    選抜方法

    書類審査を経た受験生に実習課題を課し、最後に面接試験によって合否を決定します。

    実技試験の参考課題

    参考課題とは

    過去のポートフォリオ入試の試験課題に類似した参考となる課題例をこのホームページに掲載します。必ずしもこの課題と同じものが出題される訳ではありません。課題は約2時間の持ち時間で1題だけですので、この課題全部が同時に出題された訳でもありません。

    以下の参考画像は、在学生にこのホームページ用に作成をお願いしたデモンストレーション用であり、実際の受験生が作ったものではありませんし、参考画像の作品の出来映えと試験の合否水準とは関係ありません。

    課題分類

    立体造形1

    課題の概要・評価ポイント

    立体造形1

    ベンチの設計課題です。人々がくつろげる空間を設計するもので、ボリューム模型であったり、色紙を使ったりと、いろいろな素材・手法で表現された作品を評価します。

    課題分類

    立体造形2

    課題の概要・評価ポイント

    立体造形2

    右の写真は電球の傘のデザイン例です。空中に吊られた電球を飾るという、少し不安定で普段の模型実習などとは趣の違う課題です。照明という機能は、明るさの確保ばかりでなく、演出・演色性があり、空間を豊かにする素材の一つです。独創的な発想力と瞬発力を試す課題です。

    課題分類

    立体造形3

    課題の概要・評価ポイント

    立体造形3

    いわゆる飛び出す絵本を作る課題です。台紙を折り曲げたときに、うまく立体感を表すように切り込んで作成します。立体になったときを想像しながら製作する課題ですので、空間認識能力の高さを評価の一つとしています。

    課題分類

    平面造形1

    課題の概要・評価ポイント

    平面造形1

    タイルパターンの作成課題です。規則性の有る模様を鉛筆で塗りつぶしながら作成します。デザインの美しさもさることながら、時間内に完成できるような塗りつぶしパターンの選定、作業スピードと根気強さが求められます。

    課題分類

    平面造形2

    課題の概要・評価ポイント

    平面造形2

    自然素材を使った平面構成の課題です。右の写真のように、落ち葉や花びらは同じ形のものがありません。素材を吟味しながら、自分の作品を構築していく能力を評価します。

    課題分類

    スケッチ

    課題の概要・評価ポイント

    スケッチ

    いわゆるデッサン課題であり、美術系の大学受験でもよく行われているものです。スケール感や立体の認識能力を評価します。

    課題分類

    構造躯体

    課題の概要・評価ポイント

    構造躯体

    タワー模型や水平架構などを紙や割り箸などを使って構造物を作る課題です。荷重を支えたり、接着剤が使えなかったりといった製作の条件が付加されます。形状の美しさもさることながら、素材や構造の特徴を理解して制作しているかという点を評価します。

    学部・大学院