市原 正智
職位:教授
メッセージ
サイトカイン、チロシンキナーゼの生体構築における役割と、その異常に伴う発癌機構について研究してきました。研究と並行して、血液内科医として、また民間病院で10年以上診療を実践したほか、医学部医学科、医学部保健学科(臨床検査技師教育課程)で教育にも深く携わってきました。医学、医療の現場での雑多な経験を学生の皆さんに伝えることが出来ればと思います。
担当科目の紹介
病理学
病理学では形態学的変化を指標にして、病気がいかにして発生するか、その特徴には何があるかなどの理解を深め、疾患の診断、治療を理解する上での病気の基本的な知識を学ぶ。
組織・病理学基礎実習
正常組織がどの様な細胞により構築されているかを、実際に顕微鏡を用いて観察し理解を深める。さらに病的過程において、正常組織がどの様に変化して病気に至るかを、実際に患者さんから得られた組織標本を観察、スケッチすることで病理学で学んだ病気の理解をさらに深める。
生体高次構築学、生体構築解析科学技術実習
形態学的観察法を行うために必要な病理組織標本を作製するための基本的な手技を学び実践する。本科目は、解剖学、病理学などとともに臨床検査技師養成の指定科目である病理検査学の内容を網羅する。
伊藤 守弘
職位:教授
メッセージ
私は、ウイルスという非常に将来性のある素材を研究しています。現在挑んでいる分野は、ウイルスから学び、それらを最前線の医療に応用しようとするものです。医療と直結している分野ですから、ウイルス診断法の開発、ワクチン開発、治療薬開発等、臨床医学の進歩にも貢献することができると考えています。
担当科目の紹介
微生物学
微生物の形態、生化学的性状、増殖機構や宿主-微生物の相互関係等の微生物学総論、個々の細菌やウイルス学の諸性質などの微生物各論および院内感染、新興感染症や再興感染症の実態を学ぶ。
感染防御技術論
感染症の実態と感染の分子機構の理解の上にたって、抗菌物質・抗生物質、抗ウイルス薬、ワクチンおよびインターフェロン開発の歴史と現在を学ぶ。微生物研究の新展開とウイルス遺伝子学の工学的利用についても学ぶ。
感染予防医科学
微生物感染症の予防としては、他の疾患にない特異的な制御法、ワクチンがあります。ワクチン学総論とワクチン各論で詳しく講義する。新興・再興感染症に関しても学ぶ。
微生物学実習
細菌の実習としては、環境の汚染状況の確認、単染色、グラム染色、鑑別培地等を用いた細菌の同定や抗生物質に対する感受性試験を予定している。ウイルスの実習としては、培養細胞、受精卵や赤血球を用いてウイルスの増殖や定量を行う。ウイルス蛋白の遺伝子を細胞に導入して、細胞に新たな活性を獲得させる実験も行う。
岩本 隆司
職位:教授
メッセージ
1984(昭和59)年に名古屋大学医学部を卒業して以来、基礎研究と臨床(眼科)をやってきました。2006年4月より現職。今後しばらくは短鎖脂肪酸の受容体を介した生活習慣病の病態、およびmicroRNAの癌や生活習慣病における役割を遺伝子改変マウスを用いて解析していきたいと考えています。
担当科目の紹介
遺伝・実験動物学
現代医学の発展に欠かすことの出来ない実験動物学について法令・倫理から遺伝子改変マウスの実際までを理解する。
ゲノム科学・遺伝子操作論
急速な進歩を遂げている分子生物学の基本手法について理解を深め、さらに応用法まで学ぶ。
実験動物・基礎生理学実習
マウスを中心に実験動物の扱い方を学び、遺伝子改変マウスの作製法の一部を実際に体験する。また、培養細胞の扱い方について体験する。
喬 善楼
職位:教授
メッセージ
私はさまざまな疾患の原因となる酸化ストレスについて研究しています。特にがんや動脈硬化における活性酸素の役割に興味を持っています。また、抗炎症・抗酸化・抗がん物質の作用や機構を細胞・器官・個体レベルでの解析を通して、人類に役立つ生理活性物質を探求したいと思っています。
担当科目の紹介
病理学
病気の経過のなかでヒトの生体組織に生じる形態学的な変化を学習し、この形態変化についての理解を基盤として、病気の発生の仕組み、病変の特徴、進行した場合の機能的影響について基本的な考え方を習得する。
組織・病理学基礎実習
組織・病理学基礎実習では、病理学の総論・各論で学習したことを踏まえて、病気を患った患者さんから得られた組織を正常組織と対比し、正常と異常組織間の形態学的な変化を理解することで、幅広い病理学的な観察力を深めることを目的とする。
生体構築解析科学技術実習
本実習では正常のマウス組織またはヒトの腫瘍などの顕微鏡標本の作成、観察を行う。また、免疫組織化学などさまざまな形態技術をもちいて、組織の同定、病理診断を形態学的評価に基づき行い、その重要性について理解を深めることを目標とする。
近藤 文雄
職位:教授
メッセージ
主に質量分析計を用いた生体試料中の薬毒物の分析法の開発を研究しています。簡便、迅速、高精度な手法を確立し、臨床の場で活用されることを目指しています。
担当科目の紹介
医科学入門
身体のつくりとはたらき、病気とくすりなど、医学・医療を支える医科学についての基礎を学習します。
環境衛生学、環境衛生学実習
地球環境問題、環境保健、毒性学など、社会医学的見地から講義を行い、現状の社会的問題点について学習します。また、実習では、水・大気・食品の採取および分析を行い、環境サンプリングおよび化学物質分析の実際を学びます。
分析化学
現在の分析化学において用いられている各種の分析法(吸光光度法、電気泳動法、質量分析法など)の原理と応用(実際)について講義を行います。
西沢 祐治
職位:教授
メッセージ
新鮮な知識をどんどん吸収することで、生命医科学分野の面白さを知ってもらいたいと思います。研究室への訪問はいつでも歓迎しています。何かに興味を持ってはじめることに早すぎることも遅すぎることもありません。大学4年間で思い立ったときにはいつでも、また卒業してからでも皆さんが訪ねてきてほしいと考えています。私自身は網膜視細胞の構造に関する研究を行っています。現在の中心テーマは網膜色素変性症の発症の仕組みを解析することと、薬剤を使った治療方法の研究です。
担当科目の紹介
解剖・組織学
1年生の必修科目です。医療系資格に必須の人体の構造と機能について学びます。
基礎生物学、細胞基礎科学
1・3年生の講義です。生命現象の基礎を学びます。
細胞科学演習、卒業演習、卒業研究
3・4年生の演習と研究です。生命医科学の学士を修めるため、まとめとなる演習と研究を行います。
野田 明子
職位:教授
メッセージ
生命健康科学部では21世紀の日本が求める健康・予防に活躍できる人材の育成を目的としております。医学は急速に進歩していますが、診断・治療が困難な疾患が多く存在します。個々の適性を発見し、医学の魅力を伝えるとともに、個々の能力を最大限に伸ばせる教育・研究・臨床を心がけたいと思います。また、地域との連携を強化し、超高齢化社会を背景とし、若い学生さんと一緒に健康寿命の延伸に役立ちたいと考えています。
担当科目の紹介
臨床生理学
臨床生理検査の業務務範囲、検査機器の原理、循環器疾患・呼吸器疾患・神経筋疾患・消化器疾患などの検査所見と各種疾患の病態生理について学ぶ。
人体情報学実習・臨床生理学実習
検体検査・生理学検査の基礎技術を習得する。臨床検査技師はリアルタイムで出力される波形や画像を的確に判断する能力が必要であり、実習を通して機器の構造や使用法、検体処理技術、データの評価法について学ぶ。
古川 圭子
職位:教授
メッセージ
薬学部を卒業後、New Yorkの癌研究所で5年間勤務しました。その後、再度、医学部大学院博士課程に進学し、現在までに癌免疫や癌関連抗原について勉強・研究をしてきました。また、その間に、素晴らしい多くの恩師や友人と出会うこともできました。今までのさまざまな経験を生かして、癌に関連する抗原、特に複合糖脂質の抗原について研究を進めていきたいと思っています。
担当科目の紹介
生化学、臨床化学
生体構成成分や生体機能を分子レベルで学び、生命体をより本質的な視点で理解する。
生化学系基礎実習
生体構成成分の分析や酵素反応など、生命科学の基礎となる実験を中心に行う。
山下 均
職位:教授
メッセージ
生まれも育ちも名古屋ですが、大学卒業後は名古屋を離れ民間企業で薬の研究開発に11年、大学助手として7年(うち2年は米国メイン州へ島流し)、国立研究機関で8年の勤務を経て、中部大学に着任しました。産官学での経験を学生の皆さんに伝えていければと思っています。
担当科目の紹介
分子生物学概論
本科目では、生命の設計図としての遺伝子の総合的な理解とともに、生物の形や性質がどのようなメカニズムでつくられ、次の世代へ伝えられていくかを学ぶ。
山本 幸也
職位:教授
メッセージ
臨床血液内科医および血液腫瘍研究者として20年以上の経験をもとに各種疾患と臨床血液学についてわかりやすく学習をサポートします。血液学は臨床検体へのアクセスの容易さからさまざまな知識が得られる分野です。血液腫瘍の発症メカニズムの解明から新規治療法の開発まで幅広く研究を行う中で、新たな知識を発見する楽しさを伝えられるようにサポートします。
担当科目の紹介
疾患病態学概論、疾患治療学概論、臨床血液学
病気を理解するには正常な人体機能を理解をすることが必要となります。疾患病態学概論では人体の機能障害からさまざまな疾患が発生することを学習します。疾患治療学概論では現代医療で行われる治療法を系統的に学習します。臨床血液学では主要な血液疾患と臨床現場で行われる血液検査について学習し、臨床検査技師としての基礎的な知識を習得します。