2022年4月28日

  • 在学生

工学部 宇宙航空理工学科 4年 山岸遥香さん

山岸さんmain

※学年は取材時

プロフィール

山岸 遥香(ヤマギシ ハルカ)さん。工学部 宇宙航空理工学科4年。愛知県・清林館高等学校出身。趣味は舞台鑑賞で、好きな俳優の出演する舞台を見に行くのが楽しみ。好きな食べ物は小籠包。

中部大学を選んだ理由

山岸さん

「父が工作機械のエンジニアで、小さい頃からエンジニアの仕事にあこがれていました。高校の時に宇宙を題材にした漫画を読んだことがきっかけで、将来宇宙デブリの回収に携わりたいと思い、高校の先生に進路を相談したところ中部大学の宇宙航空理工学科を勧められました。大学の合同説明会に参加し、中部大学のブースで学科の説明や入学料・授業料が免除になる、特別奨学生入試について聞き、親にあまり負担をかけずに済む特別奨学生になって中部大学に進学することを決めました」

学科での勉強内容

山岸さん勉強中

「1年生では、ものづくりの基礎となる物理や数学を学び、2年生で、電磁気学や流体力学など工学科で必要となることを学び、3年生からは、ロケット工学などのより専門的なことを選択して学びます。4年生になってからは、桑原大介先生の研究室に所属してプラズマを使った推進機関について研究しています。電気推進機関(プラズマエンジン)とは、太陽電池などで発電した電力で推力を発生させ宇宙空間を航行しようというもので、日本では、『はやぶさ』などに搭載されています。研究室では、真空装置の中でプラズマを発生させてプラズマの推力や密度を測定したりしています。昨年度卒業された先輩方が測定器を作成してくださったので、その測定器を使ってプラズマエンジンについて研究を進め、いつか自分が作ったエンジンが宇宙デブリの回収に役立つといいなと思っています」

 課外での活動

「1年生と3年生の時に、夏のオープンキャンパスの学生スタッフとして、宇宙航空理工学科の実験室などがある15号館まで参加者を誘導し、各先生の研究についての説明、展示物(形状記憶合金、ハニカム構造など)の説明、質疑応答などを行いました。3年生の時は、新型コロナウイルス感染症の影響で完全予約制でのオープンキャンパスになり、たくさんの高校生に来てもらうことができませんでしたが、一人一人とゆっくり向き合えたので、詳しく学科の説明ができたと思います。

また、大学に進学してからずっと、家庭教師のアルバイトをしています。週に2~3人の中学生に数学や理科、英語を教えています。英語は、高校の時に1年間留学をしていたことがあるので、その経験を生かして教えています。人に教えることが好きなので、とてもやりがいがあります」

オープンキャンパス

2019年度夏のオープンキャンパスでの様子(右側の後ろ姿の人が山岸さん)

今後の目標

山岸さんメッセージ

「現在は卒業研究や大学院への進学試験に向けての勉強など、目の前の壁を越えることが目標です。もともとは宇宙デブリの回収に携わりたいと思っていましたが、宇宙航空理工学科で学んでいくうちに宇宙分野にはたくさんの仕事があることを知りました。研究を進めながら学びを深め、宇宙デブリを回収する仕事に進むか、宇宙関係の違う仕事に進むかをじっくり考えていきたいと思います」

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