プロフィール
中島 遼也(ナカジマ リョウヤ)さん。経営情報学部 経営総合学科2年。富山県・高岡向陵高等学校出身。趣味は古着を集めることで、特にストリート系のファッションが好き。好きな食べ物はラーメンで、休日にはハンドボール部の友人とグルメサイトで高評価を得ているお店に行く。
中部大学を選んだ理由
「高校生の頃、中部大学ハンドボール部の作取克治監督がよく試合や大会を観に来てくださり、『中部大学でハンドボールをやらないか』と声をかけてくださいました。同様の誘いは他の大学からもあったので、進学を考える際には少し迷っていたのですが、中部大学に進学した高校の先輩や作取監督から、特技推薦などの制度が整っていることや、ハンドボールが続けやすい環境ということを聞き、中部大学への進学を決めました」
学科での勉強内容
「学科では経営や情報、会計、経済、法律などについて学んでいます。2年生の『経営管理論』という授業では、自分が経営者としてどのように会社や事業を運営していくのかをシミュレーションしました。私は将来の夢でもある、中学校の教育者としてどのように生徒を指導・教育すればよいのかを考えました。
また、特別課題教育科目の『地域共生実践』では他学部の学生とグループディスカッションをしました。普段あまり関わることがない理系の学生と交流でき、自分とは違う視点を知ることができ、とてもおもしろかったです」
小学生から続けているハンドボール
「4つ上の兄が中学校でハンドボールを始め、それを見て自分もやりたいと思い、小学5年生の時にハンドボール教室に通いはじめました。中学校は兄とは別のハンドボールの強豪校に進学し、3年生の時にキャプテンを務めました。県内には他にも全国大会常連の強豪校があり、なかなか勝ち上がることができなかったのですが、自分がキャプテンの時にその強豪校を富山県大会で破って優勝し、北陸大会に出場することができました。
高校もハンドボールの強豪校に進学し、キャプテンを務めたのですが、3年生の夏の大会が新型コロナウイルスの流行により中止となってしまいました。夏の大会の代替として『富山ドリームズ』という富山県内の高校生の選抜チームと全国の強豪校との交流試合が行われることになり、『富山ドリームズ』の一員に選出されました。その交流試合での活躍が評価され、ハンドボール男子日本代表U-19の候補にも選ばれましたが、新型コロナウイルス感染症の流行が収まらなかったため、選考会が行われることなく終了してしまいました」
ハンドボール男子日本代表U-21に選出、ジュニアアジア選手権へ
「ハンドボール男子日本代表U-19の候補選手に選ばれたものの何もできなかったので、ハンドボール男子日本代表U-21の候補選手に選ばれたときはとてもうれしかったです。第1回の選考会は体調を崩して参加できませんでしたが、第2回の選考会では初対面の選手たちと積極的にコミュニケーションをとり、たくさん声を出してチームを引っ張ったことや、周りと比べて少し小柄な体格をカバーできるよう、積極的に足を動かしていたことを評価していただき、ハンドボール男子日本代表U-21に選出されました。東海地方で選出されたのは私だけなので、選考会も練習も全て一人で行かなければならず最初はとても緊張しましたが、積極的にコミュニケーションを取ることで練習がとても楽しくなりました。7月15日からバーレーンで第17回男子ジュニアアジア選手権大会が開催されるのですが、自分の強みを生かして活躍し、優勝して来年6月にドイツで行われる世界選手権への切符をつかみたいと思います」
今後の目標
「まずは第17回男子ジュニアアジア選手権でのプレーを精一杯頑張りたいと思っています。大会が終わってすぐの8月中旬から西日本インカレが始まるので、日本代表で得たことを大学のハンドボール部に生かして優勝し、全日本インカレに出場したいと思っています。
また、将来は母校である富山県の中学校でハンドボールの指導をしたいと思っています。中学生の時に『勝ちたい気持ちをプレーで出すことの大切さ』を先生が教えてくださったおかげで、今の自分があると思っています。その先生に恩返しができるよう今後も努力していきたいです」