2022年10月31日

  • 在学生

応用生物学部 応用生物化学科 4年 中村理乃さん

中村さんメイン

プロフィール

中村 理乃(ナカムラ リノ)さん。応用生物学部 応用生物化学科4年。岐阜県立加納高等学校出身。趣味は運動、旅行、おいしいものを食べること。最近は韓国料理や喫茶店のレトロなプリンにはまっている。

中部大学を選んだ理由

中村さんお話中

「疑問に思ったことは何でも知りたい好奇心から、小学5年生の夏休みの自由研究で『ジュースは本当に骨を溶かすのか?』という疑問を手羽先の骨を使って実験しました。この自由研究が評価され、市から賞をいただき、みんなが興味を持ってくれたことがすごくうれしかったです。これをきっかけに自分が行った実験で社会に貢献したいと徐々に考えるようになりました。また、小学生の頃から陸上競技を続けていたため、高校生になると紫外線による肌への影響が気になりだし、日焼け予防や美容に興味を持つようになりました。大学では化粧品など化学の分野を学びたいと考え、他にも機能性食品、薬など自分の興味がある分野の研究室が多くあった中部大学を選択しました」

学科での勉強内容

中村さん研究中

「応用生物化学科では、微生物学や生物化学、分析化学、有機化学、細胞生物学など、生物と化学に関する科目を中心に学びます。遺伝子解析技術や生理活性の経路(薬がどのように分解され効くのか)など専門的な内容には難しい部分もありました。『天然物化学』という科目では古くから使われている漢方や天然物が体にどのように作用するかを学びました。現在は健康や美容に役立つ天然素材を発見するために分子や細胞、動物の研究を行っている禹済泰教授(応用生物化学科)の研究室に所属し、皮膚のシミ・シワ改善に効果的な成分の探索を精油(エッセンシャルオイル)を用いて行っています。いずれは特許を取得し、商品化することを目指しています」

大学院科目等履修について

中村さん勉強中

「2022年度の春学期から大学院が開設している科目を先取りで受講しています。4年生から大学院の単位を取得することで時間に余裕ができ、大学院進学後の就活、修士論文の研究・執筆、資格の勉強などの時間が確保できると考え、この制度を利用することを決めました。確保できた時間を使って、甲種危険物取扱者試験に挑戦すること、TOEICで高得点を取ることを目標にしています。さまざまな分野のプロの授業を早いうちから受講することで、よりいっそう自分の研究に生かせると思います。授業と研究で忙しい毎日ですが、とても充実しています」

課外活動での活躍

「陸上競技部に所属し、短距離の練習をしています。週2日は全体練習、その他に週2日以上自主練習に励んでおり、個人競技での西日本インカレ出場を目指しています。大学では自分たちが中心となり練習メニューを考えているため、仲間と試行錯誤して記録を伸ばしていくことがとても楽しいです。

また、基礎化学の理解度の向上を目的として行われる『ミニマム化学』という学生主体の勉強会ではサポーターをしました。主に1年生を対象に演習問題の作成と解き方のアドバイスをし、理解をしてもらえたときは達成感があり、とても良い経験をしたと思います」

今後の目標

中村さん

「将来は化粧品会社の研究職に就き、いつまでも美肌でいられるような化粧品を開発したいです。履修している大学院の科目はとても難しく、研究はほとんど一人で行うので上手くいかないこともありますが、自分で考えて分からないところは先生や先輩方に相談し解決していきたいです」

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