2011(平成24)年度英語英米文化学科卒業
株式会社イーオンで英会話教師とマネジメントスタッフを務める菅原さん。子どもから大人まで幅広い年代に英語を教えながら、営業、広告・広報、スタッフ育成などスクール運営のさまざまな業務も担っている。
「新卒で就職した会社でも英語を使う機会がありましたが、それ以上に英語を中心とした仕事がしたくて転職しました。マネジメントスタッフとしての採用だったのですが、英語力が認められて英会話教師に推薦され、兼任することになりました」
生徒の成長を活力に
今や英語はどの業界でも必要とされている。6歳までに“英語耳”を育てると良いと言われることから、最近では1歳から英会話教室に通う子どもが増えているという。「最初は英語が全く話せなかった生徒様が人前で発表できるようにまでなると、成長を感じます。また、英検Ⓡなどの資格や、高校・大学受験対策などにも力を入れていて、合格した際に生徒以上に喜んで泣いてしまうこともあります。また、会社員の方がTOEICⓇなどで目標点をクリアして昇進したという報告を聞くのもとてもうれしいです」
英会話が上手くなりたいけれど全く話せない、という方には、「大きな目標を持ちつつ、ここまでできるようになろうという小さな目標も立て、達成できたら次の小さな目標を立てることを繰り返すことをお勧めします」と親しみのある笑顔で穏やかに語る。
英語英米文化学科での経験を生かして
幼い頃から英語に触れてきた菅原さんも最初は英語を全く話せなかった。話せるようになりたいと思い、本学の英語英米文化学科で留学を経験し、自分から積極的に人と接することが多くなった。
「コミュニケーションで一番大切なのは、人に興味を持つことです。相手のことを知りたいと思うと、さまざまな質問が生まれてくるので、自分から話し掛けます。英会話でも同じです。自分のことを知ってもらうための答えを用意しても、相手から質問されなければ披露できず、受け身の姿勢では会話はなかなか進みません。だから英会話のレッスンでは、まず英語で質問する練習をたくさんします」
留学中は英語を学ぶだけでなく、チャレンジ精神も身についた。「現地で知り合った外国人の友人からいろいろなことを教えてもらい、何にでも挑戦したことは自分の大きな成長につながりました。留学も含め、大学ではたくさんの友人・恩人に囲まれ、その人脈は今でも仕事をする上でかなり役に立っています」
なんでも積極的にチャレンジを
学生時代は大学のイベントごとにほぼ全て参加し、学年関係なく交流を深めた。後輩となる皆さんには「なんでもチャレンジしてください。迷うくらいならやってみると、必ず学びや新しい発見があります。また、人とのコミュニケーションは社会ですごく大事です。自分から積極的に行動したことでつながった方たちもたくさんいます。いろいろなコミュニティーに積極的に入って人脈を広げて、大学生活を楽しんでください」とメッセージを送る。
- ウプト230号(2024年7月31日発行)より転載