2022年2月14日

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2021年度 現代教育学部 現代教育学科卒業 水谷 元紀さん

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プロフィール

水谷元紀さん。2021年度現代教育学部現代教育学科(現代教育専攻)を卒業。星槎グループ教職員採用試験に合格。4月から学校法人国際学園星槎名古屋中学校の理科教員として勤務予定。

中部大学への入学を志望した理由

中学校の理科の先生になりたかったからです。そのため、中学校教諭一種免許状(理科)の取得が可能な現代教育学科への入学を希望しました。

中部大学に入学して良かったこと

自然に囲まれたキャンパスで学べたことです。キャンパス内には木々が生い茂った場所があり、土壌にも多くの生物が生息しているのを確認できました。また、近くの川の生物や水質を調べる機会もあり、身近な自然から見つけたもので学ぶ体験も多かったです。身近な自然に目を向けるという体験が、理科の先生としての視野を広げてくれたように感じていますので、中部大学の自然にとても感謝しています。

入学して力を注いだこと

教育や心理学に関する本や論文を読むことです。大学の授業とは別に、自分が気になることを調べるために、本や論文で勉強していました。論文の中には英語で書かれたものもあり、はじめは読むだけでも時間がかかりましたが、日本の研究者とは異なる視点で教育を見ることもできたため、より深く学ぶきっかけにもなりました。これを通して、「自分が先生になってからやりたいこと」を見つけられたため、4年間続けて良かったです。

教員を目指すきっかけ

小学生の頃に不登校になったことがきっかけです。私は小学3年生のとき不登校になりました。しかし、周囲の友人や先生に助けられ、少しずつ学校に通えるようになりました。その経験から、私がみんなにしてもらったように、学校に行けなくて悩んでいる子を助けたいと考えたため、教員になりたいと思うようになりました。

教育実習でのエピソード

教育実習では、「子どもが授業をつくる」ということを学びました。教育実習中は、3クラス分の理科の授業を担当させていただきました。その際、同じ内容の授業を行っているつもりでも、3クラスでそれぞれ授業の雰囲気が違っていました。このことから、受ける子が違えば、授業の雰囲気が変わり、クラスの子どものコミュニケーションによって、授業がつくられることを実感しました。
教育実習中は、毎日3時間も寝られないくらい忙しかったですが、それ以上に得られるものも多かったです。一生懸命毎日授業の準備を行い、子どもたちが楽しそうに挙手や発言をし、「分かった!」と嬉しそうに言ってくれる姿はとても力になりました。子どもたちのエネルギーが自分のエネルギーに変わると感じられる教育実習になりました。

教員採用試験対策(サポート体制等)

面接練習がとても充実していました。私立学校の採用試験は過去問題集もなく、試験の予想がつきにくいため、とても不安でした。しかし、先生方は面接練習の際、一緒に試験の予想をし、私の良さを引き出すように指導してくださったので、少しずつ自信がついていきました。このように、学生それぞれの希望に合わせて対応していただけるので、サポート体制はとても充実しているように感じました。
また、私立学校の面接で聞かれた質問は、公立学校の質問に似たものが多くあったので、公立、私立に関係なく面接練習をして答える練習をしておくということが大切だと思いました。

後輩へのアドバイス

私立学校には、その学校ごとに力を入れて取り組んでいることがあります。私は不登校の子のための教育に力を入れている私立学校に興味を持ち、採用試験に挑戦しました。もしも、自分が力を入れて教育したいものがあれば、それに合った学校を探してみるのもよいと思います。
私は私立学校の採用試験の情報を見つけてから1週間後に1次試験、1か月後に2次試験を受けました。対策をする時間はほとんどなかったですが、自分の人生を後悔しないために挑戦しました。みなさんも自分の人生を後悔しないように、自分なりの道を探して挑戦してみてください。

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