2023年12月26日

  • 学生の活動

「第45回名古屋国際関係合同ゼミナール」(特派員:新目真友子、伊藤愛理、万行美輝、依田善)

Web特派員

2023年12月17日、愛知県立大学で開催された「第45回名古屋国際関係合同ゼミナール」に出場してきましたので報告します。今回は、私たち中部大学のほか、愛知県立大学、静岡大学、中京大学、東北学院大学、広島大学、名古屋市立大学で国際関係や国際政治などをテーマに研究するゼミが参加しました。

今回の私たちの研究発表は『現代奴隷と児童』をテーマにしました。SDGsのターゲット5.3や8.7でも取り上げられている強制労働や強制結婚を通じて児童が搾取されている具体的な事例と問題点を明らかにした上で、この深刻な人権侵害を撲滅するための方策を提案しました。

【国際】加々美ゼミ01
当日の発表

既にこの学部ウェブサイトでもご紹介したように、私たちのゼミでは、この合同ゼミナールでの研究発表にむけて、春頃には研究テーマを決め、夏休みにはゼミ生全員で集まって本格的に研究をはじめ、9月のゼミ合宿で中間発表を行うなど準備を重ねてきました。

【国際】加々美ゼミ02
夏合宿

また秋学期以降は、毎週のゼミで役割分担をしながら、外国語文献を中心に、強制労働・強制結婚の具体的事例や法的な問題点、国際的な対策などに関する情報収集も進めていきました。

研究発表の持ち時間は20分ということもあり、せっかく準備した内容を泣く泣く削らねばならない状況に何度も直面しましたが、こうした試行錯誤を通じて「研究内容を、専門家ではない相手にもわかりやすく伝えられる丁寧な発表」を追求することができました。

【国際】加々美ゼミ03
発表を終えて

合同ゼミナール終了後に行われた懇親会では、発表内容について他大学の学生と意見交換をしたり、先生がたからご講評をいただいたりするなど、またとない交流の機会となりました。懇親会では、事前に割り振られたグループごとに交流するというイベントもあり、他大学の同年代や先輩など、日頃なかなか話すことのないような人たちともすぐに打ち解けることができ、あっという間のひとときでした。

★ゼミ生の感想です:

*他大学の学生との交流を経て自分の研究分野以外の知識を得ることができ、これを自分の研究に繋げられたらと思います(新目)

*研究発表後、実行副委員長から「中部大学の発表は事例の内容も豊富で、自分たちの考えを強く提示していたから、少しの隙も無かった。」とお褒めの言葉をいただきました。達成感を感じると共に、他大学の研究内容を聞き、知見を深められたことに喜びを感じています。(伊藤)

*異なる分野の現状・課題について理解を深める良い機会になりました。これを今後活かしていけたらと思います。(万行)

*今回の交流では、多種多様な情報が得られ、今後の自分の活動に繋げることができればと思います。(依田)

【国際】加々美ゼミ04
合同ゼミ、無事終了

最後に、加々美ゼミOBで、2019年の合同ゼミナール経験者でもあり、現在は米国オハイオ大学大学院に留学中の大橋洋輝先輩が、私たちの研究発表のリハーサルにオンラインでご参加くださり、貴重なアドバイスを下さったことに感謝を申し上げます。現役ゼミ生には思いもつかないようなレベルの高い質問、刺激的な意見を事前にいただけたことで、より深い理解へとつながり、当日は自信を持って発表することができました。また、2回目のリハーサルに対面参加して下さり、大量の鋭い質問を作成して下さった国際学科の2名の友人にも感謝します。ここに記して、感謝を申し上げます。有り難うございました。

【国際】加々美ゼミ05
オンライン・リハーサル

関連リンク

Web特派員