2013年度 中部大学教育活動顕彰制度 受賞コメント

お知らせ

    教育活動優秀賞 受賞者 (50音順)

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    石鍋 雅夫 教授 (工学部創造理工学実験教育科)

    石鍋 雅夫教授 (工学部創造理工学実験教育科)

    今回、本表彰を頂けることとなり、驚いております。現場主義をモットーとして日々を送ってきた私にとって、とてもうれしい「事」となりました。受講した学生が意義深い時間を私と共有した結果と喜んでおります。

    しかし、今回の受賞は、工学部が取り組んでいる教育改善の宿題を自分がクリアーするために実施した結果です。この推進に取り組んでおられる工学部長、学部長補佐、工学部事務室に感謝する次第です。

    私が行ってきたことは、中部大学の教育システムを活用したにすぎません。具体的には、大学教育研究センターが展開しているCumoc(キューモ)と総合情報センターが展開しているe-learning(特に掲示板)の利用の結果です。従って、これらを維持管理している関係各位に心から感謝しております。

    加えて、6年前に教員採用いただきました際に、山下学長から様々な授業を聞く(授業参観)ことを強く勧められました。数多くの授業を聞かせていただきました。さぞかしご迷惑だったかと思いますが、大変勉強になりました。  

    それらの内容を参考にして学生が主導的に取り組む授業を工夫しています。今年は大学院の工業数学も担当し、工業に貢献する院生の教育に取り組んでいます。NHKの教育番組も多く視聴し、自分の経験上必要なことを絞り込みました。これからも他の先生の取り組みを参考にさせていただき、授業の改善に努めたいと思います。 このたびは、ありがとうございました。

    伊藤 睦 准教授 (工学部都市建設工学科)

    伊藤 睦准教授(工学部都市建設工学科)

    このたび2013年度教育活動優秀賞を賜り、身に余る光栄に存じます。日頃からお世話になっている都市建設工学科の先生方に、この場をお借りして感謝申し上げます。

    常日頃、学生たちにとって良かれと思うことを実行し、学生たちが望むことに応えているつもりです。何が学生にとって良いことで、どこまで学生の要望に応えるかは、学生個々に依存するので難しくもありますが、最善の点を見出せるように尽力したいと考えます。また、私の要求と学生たちのパフォーマンスが限りなく近づくよう努力したいと考えます。

    今回の受賞を励みとして、中部大学の教育活動に貢献するために、今後もより一層の努力をしてまいりますので、ご高誼のほどよろしくお願い申し上げます

    キング, グレゴリー 准教授 (人文学部英語英米文化学科)

    キング, グレゴリー教授(人文学部英語英米文化学科)

    このたびは2013年度教育活動優秀賞を賜り、大変光栄に存じます。

    毎学期、授業評価における学生からの意見を楽しみにしています。全ての学生を満足させることは難しくとも、それが私の目指すところです。授業評価が行われる際には、学生にどんなことでも出来る限り多くの意見を書いてもらうよう促し、また私は、それに必ず目を通し彼らの意見を反映させながら授業がより良いものになるよう改善していくことを彼らに伝えています。授業評価は匿名で行われることから、100%正直な学生の意見が聞けるものと思っています。

    私にとって、もうひとつの目標は、学生自らが持っている潜在力や可能性に気付かせることです。そのためには、正しい自学自習法を身につけてもらうよう指導することがひとつにあり、英語英米文化学科では授業外で行うことを義務付けられたアクティビティがいくつかの構成要素にもなっています。

    この賞をさらなる糧に、今後もさらに学生の手助けができることを楽しみにしております。

    栗濱 忠司 教授 (工学部電子情報工学科)

    栗濱 忠司教授(工学部電子情報工学科)

    このたびは教育活動優秀賞を授与していただき、誠にありがとうございます。たいへん光栄です。

    ここ何年かは、教授方法としてアナログとディジタルの狭間を行き来しています。教壇に立った当初は、板書と参考資料のプリント配布というアナログ的な手法でした。時が経ち、スライド(パワーポイント)で講義を行い、それらの関連資料をWebに載せるということをしていました。板書に対してスライドやWebの利用というディジタル的な手法です。そしてまた、スライドより板書の方が伝えたい内容がうまく伝わるのではないかという思いから、1年生と2年生の授業をアナログ的な手法で行いました。そうすると、学生の達成度やアンケートの意見から、ディジタル的な手法でもちゃんと伝わっていたということが確認でき、今年度は2年生の授業をディジタル的な手法で再構築し、昨年度との比較を行うという試みをしています。

    このように授業の手法には完成形というものが無いような気がします。Teaching から Learning へと学生の能動的な学修を推進する仕掛けもちりばめていかなければなりません。しかし、根底に流れるものは「授業は君たちと僕との心のキャッチボール」です。これからも学生たちが成長できる授業を目指して頑張りたいと思います。ありがとうございました。

    高 英求 教授(国際関係学部国際関係学科)

    高 英求教授(国際関係学部国際関係学科)

    このたび2013年度の教育活動優秀賞を頂戴して、なにやら申し訳ないような気持ちです。以前にもいただいており、ありがたいことですが、私でよいのだろうかという忸怩(じくじ)たる思いがあります。

    教育に力を入れているつもりではありますし、私にとって教えることは、大げさではなく、生きる喜びといってよいほどです。しかしながら、実績はどうかというと、はなはだ心もとないのです。

    最近は、年を重ねてきたせいか、前よりも肩から力を抜いて教えられるようになったような気もします。文系の学問には、どうしても熟成するための時間がいるようです。私などは、熟成からほど遠いにしても、やはりそれなりに積み重ねてきたものがあるということであればよいのですが。

    最近は、いかに教えるかということ以上に、いかに学生の学ぶ意欲を引き出せるか、ということをテーマにしています。今は、いくつかアイデアを試しているところです。

    堤内 要 准教授 (応用生物学部応用生物化学科)

    堤内 要准教授(応用生物学部応用生物化学科)

    このたびは2013年度教育活動優秀賞を賜り、誠にありがとうございました。私は講義と研究室における学生指導の方法を、着任してから14年間毎年改善してきましたが、自分の理想には到底及ばず、まだまだ道半ばといったところでございます。ゆえに、今回教育活動優秀賞を頂けましたことは思いがけないことであり、甚だ恐縮しております。期せずして、今年は教員同士で授業を見学し合う授業サロンという大学教育研究センターのプログラムに参加しておりました。そこで、自分の授業の様子を初めて動画で客観的に見ることができ、話し方の改善点を見出すとともに、先生方からアドバイスを頂き、新たな問題点を認識することができました。その後今回のお知らせを受けましたので、当初は喜びというよりは戸惑いのほうが大きかったです。恐らく、大学教員としての自分のスキルを見つめ直し、改善に向けた努力を継続する姿勢が評価していただけたのかもしれません。そう考えることで、今回の受賞を素直に喜べるようになりました。日々お世話になっている応用生物学部の教職員の皆様や学生たち、また学部を超えて交流していただいた教職員の皆様に感謝を申し上げるとともに、今後もご指導、ご鞭撻を頂けますようお願いを申し上げる次第です。この受賞を励みに、これからも更なる改善を目指して努力したいと思います。このたびは誠にありがとうございました。

    花井 忠征 教授 (現代教育学部幼児教育学科)

    花井 忠征教授(現代教育学部幼児教育学科)

    このたびは教育活動優秀賞を授与いただき、たいへん光栄に存じます。

    本学に赴任して7年目を迎え、だいぶ体力・気力共に衰えたのではなく、おだやかになってきました。しかし、授業に対する姿勢は今も変わりなく、学生のニーズを察知し「今学生に必要なことは、今教育する」ことを貫いています。役職を拝命させていただいたことにより授業数は少なくなりましたが、担当科目は教材研究を怠ることなく、毎時を真剣に学生と向き合って授業をしてきました。そのことが授業評価に表れたのではないかと思います。今後も新たな理論と実践、そして新鮮な保育・教育現場の話題を伝えていき、一人でも多くの学生が保育界に魅力を感じ、保育者として巣立っていくように尽力していきます。また、諸課外活動への貢献も評価を頂けたものと思い、今後の取り組みの大きな励みになります。

    このたびの受賞に恥じないように、日々精進してまいります。ありがとうございました。

    平田 豊 教授 (工学部ロボット理工学科)

    平田 豊教授(工学部ロボット理工学科)

    不遜を承知で思いきって本音を申し上げると、この手の賞は研究をしないで教育ばかりに専念している教員に授与されるものと想像しておりました。そのため、研究もそれなりに続けているつもりの自分には、はなから縁のないものと考えていました。こういう思いだったので、今回受賞の知らせが届いた際は、何で私が?といぶかしがる気持ちと同時に「研究をしていない教員」という烙印を押されてしまったような危機感を覚えました。

    ところが、後から過去の受賞者リストを拝見して驚きました。高い研究業績を挙げておられるそうそうたる研究者が大勢いらっしゃるではありませんか!教育活動賞なんて・・・と、うそぶいていた自分が恥ずかしくなりました。今は、研究と教育を両立してこられた先生方の仲間入りを果たせたという喜びと誇りを感じております。

    今後も、この賞の受賞者として相応しい教育活動を実践できるよう努めてまいります。最高にクールな賞を授与くださり、誠にありがとうございました。

    南 基泰 教授 (応用生物学部環境生物科学科)

    南 基泰教授(応用生物学部環境生物科学科)

    このたびは名誉ある教育活動優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。これも、応用生物学部の諸先生、学生をはじめこれまでに支えてくださった多くの関係者各位のお陰です。ここに深謝いたします。

    本学部が開設しました2001年に赴任してからというもの、試行錯誤の連続でした。常に、学生をモノサシとして、自分の立ち振る舞いを方向づけてきました。学生に接する際には、講義でも研究室でも、奇をてらうことなく、真摯に取り組んでいるつもりでいます。特に、野山に学生を連れ出し、実践知を身につけてほしいと奮闘していますが、未だに右往左往し、自問自答の日々を送っています。

    このような名誉ある賞を頂けたことを機会に、さらに教育・研究に精進していくつもりでいます。

    宮内 俊幸 講師 (工学部応用化学科)

    宮内 俊幸講師(工学部応用化学科)

    このたび2013年度教育活動優秀賞を賜り誠にありがとうございます。今回の賞を受けて、大変光栄に思うと共に、日頃からご指導いただいている応用化学科の先生方に、この場をお借りして感謝申し上げます。また、授業に積極的に参加してくれた学生のお陰だと実感しております。

    本制度2度目の受賞となりましたが、今回の受賞に至った要因は、2013年度から応用化学科が新校舎に移り、新入生の学生実験が少人数制になり、教育効果が高まったためと確信しております。少人数で実験講義を行うため、きめ細やかな指導ができ、学生の声が届くようになり、学生との距離が縮まったように感じております。今後も学生が「今、何を求めているのか」その声を聞きもらすことのないよう授業に取り組んでいきたいと思っています。この受賞を励みに教育、研究を通して学生の力になれるよう努力していきたいと思います。

    三輪 美紀 准教授 (看護実習センター)

    三輪 美紀准教授(看護実習センター)

    このたびは2013年度教育活動優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。中部大学に赴任して3年目であり、今回の受賞はご指導、ご協力いただいている先生方のおかげと思っております。この場を借りて心より御礼申し上げます。

    私は専門科目の「成人慢性期看護学」などを担当しています。臨地実習や国家試験に合格するためには教えなければならない知識は膨大です。知識だけで看護ができるということではありませんが、アセスメントするために基本的な知識が不可欠です。その知識を伝達することに四苦八苦している私ですが、「患者さんはこんな苦痛を体験している」「苦しんでいる患者さんにこんな援助(看護)ができる」と看護の喜びを伝える努力もしています。そのことが学生たちに伝わって今回の受賞に結びついているなら更に嬉しいです。

    今後も、学生たちが興味を持てる授業を先生方や学生と考えていきたいと思います。ありがとうございました。

    山北 晴雄 教授 (経営情報学部経営会計学科)

    山北 晴雄教授

    このたびは2013年度教育活動優秀賞をいただき、大変光栄に存じます。誠にありがとうございました。日頃ご指導いただいております先生方、良好な教育の環境づくりをしていただいております職員の方々、そして、授業評価アンケートなどで自分自身では気がつかない点を指摘してくださった学生の皆さんに、心より御礼を申しあげます。

    新入生として迎え入れた学生が4年間の大学生活を経て卒業をしていく姿を見ることができるのは教員ならではの愉しみです。この4年間の成長に少しでも貢献できるよう、できる限り学生一人ひとりの個性に合った教育を心掛けています。自身の力不足から落ち込むことも多々ありますが、今回の賞を励みに今後も教育活動に励んでいく所存です。今後ともご指導のほどよろしくお願い申しあげます。

    ローレンス, デービッド 准教授 (人文学部英語英米文化学科)

    ローレンス, デービッド教授(人文学部英語英米文化学科)

    このたび2014年教育活動優秀賞を賜り、大変光栄に思います。

    私は2008年9月に中部大学オペルトの英語講師として赴任いたしました。2013年4月からは英語英米文化学科で教鞭を執らさせていただいております。英語英米文化学科で、今年2年目となる私がこのような栄誉ある賞を頂けることに大変驚いています。そして同時に感謝もしております。私の日々の教育と研究が少しでも認められたのだと感動いたしました。

    これも、私一人の努力ではなく多くの学生諸君との交流の中で授業の改善点が生まれ、よりよい内容の授業をつくる事ができました。また、諸先輩からは多くのご指導と支えがありこの様な名誉ある賞を受賞出来たことをこの場を借りてお礼申し上げます。

    今後も、学生諸君、諸先輩から良い刺激と多くの事を学ばせていただき中部大学での英語教育の発展に尽力させていただきたいと思っております。

    釆睪 真澄 准教授 (現代教育学部幼児教育学科)

    釆睪 真澄准教授(現代教育学部幼児教育学科)

    2013年度教育活動優秀賞をいただき、大変光栄に存じます。大学教員、保育者養成校教員としての生活をスタートして14年目になりますが、今回の受賞はこれまで支えていただきました周囲の皆様のお陰以外の何物でもありません。特に前任の短期大学から数えて約1500人になる教え子の皆さんには、実に多くのことを学ばせていただきました。今思えば、当時保育のことを全く知らずにこの世界に飛び込んだ私はろくな授業もできず、学生の皆さんに負担をかけてばかりでした。そしてそれに気付かされ、翌年改善していくという後手、後手の教育しかできていなかったにもかかわらず、彼らは卒業して保育の現場に出ていくと、あんなことがあった、こんなことがあったと、実に興味深い話を手土産に持って遊びに来てくれました。それが私の基盤となり、今現在この中部大学での教育へとつながっております。彼らをはじめ、これまでお世話になった皆様への恩返しの気持ちと、今回の受賞を励みに、今後さらに精進してまいりたいと思います。このたびは誠にありがとうございました。

    渡辺 武弘 准教授 (全学共通教育部 健康とスポーツ教育科)

    渡辺 武弘准教授(全学共通教育部 健康とスポーツ教育科)

    このたびは2013年度教育活動優秀賞をいただき、大変うれしく光栄に存じます。このような名誉ある賞を頂けたのは、中部大学に着任して以来、全学共通教育部の諸先生はじめ、温かくきめ細かいご指導、ご鞭撻いただきました健康とスポーツ教育科の諸先生方のおかげであり、この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。

    本学に着任して3年が過ぎましたが、着任当初は、授業の中で多くの学生と接し、沢山の失敗もありましたが、一方では、沢山の気付きもあり学生たちにも感謝しています。

    これからは、さらに学生達のためにをモットーにあてになる人間が沢山輩出されるよう学生と共に成長していけるような一体感のある授業を目指し精進していきたいと思います。

    渡辺 民江 准教授 (日本語教育センター)

    渡辺 民江准教授(日本語教育センター)

    このたびは2013年度教育活動優秀賞を賜り、大変光栄に存じます。日頃よりご指導、ご協力くださっている先生方、事務職員の方々にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。

    私が担当しております科目は「留学生を対象とした日本語」「スキル日本語」「日本語教育概論」等々です。対象者が留学生か日本人かという大きな違いがあり、また、語学か講義科目かによって授業形態にも違いが出てきます。そのため、学生のニーズは何か、わかりやすくするためにはどうすれば良いか等、常に迷いながら進めています。そして、学生に少しでも「わかった」「興味が湧いた」「○○を学ぶことができた」と感じてもらえるような授業をしたいと考えています。

    しかしながら、思ったとおりにはなかなか出来ず、学生に助けられる場面も多々あります。今後も、これを励みとし、さらに努力を重ねていきたいと考えております。

    教育活動特別賞

    工学部建築学科

    建築学科

    2004年から取り組み始めたJABEE(日本技術者教育認定機構)認定プログラムの実施。当初は入学者100人以上を全員対象とすることに多くの意見が出ましたが、JABEEのためのカリキュラムを行うのではなく、学生のためのカリキュラムがJABEEの趣旨に相当しているとの認識・総意で教育指導を行ってきました。ここまで幾つかの困難はありましたが、学科教職員、学生の努力・活躍と大学の関係部署・他の教育実施部署の教職員の方々の協力、支援により2007年度から5年間の認定を受け、2012年度からは新基準により新たに6年間のプログラム認定を受けることができました。東海地区の私立大学(建築系)において入学者全員を対象としたプログラムを実施している学科はなく、極めて内容の高い教育を実施していると評価されています。またこの間、2年に1回建築学科独自での海外研修旅行実施や在学生の設計作品展、卒業設計・研究作品集の出版等、在学生のみならず受験を希望する高校生も関心を示すイベントを催すなど、学内外に建築学科の活動内容を紹介してきました。

    このたびの特別賞受賞はこの様なJABEE認定プログラムの実践と建築教育の改善・充実に対する建築学科の取り組みを認めていただいたものであり、多くの皆様から高い評価を頂戴いたしましたことに感謝と御礼を申し上げるとともに、学科教職員一同、今後も一層教育改善と充実に努力していく所存です。

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