学部長メッセージ

お知らせ

    自然を愉しみ、期待以上の自分になろう

    応用生物学部は2001年の設立から四半世紀にわたり「生命・環境・食」という三つのキーワードに基づく教育と研究を通して、建学の精神「不言実行、あてになる人間」の育成に取り組んできました。応用生物学部での学びは、微生物・植物・動物における生命現象の解明から生物の力を利用したエネルギー生産、環境の保全と再生、医療や食品へ応用できる機能性物質の発見・開発、食の安全・安心と健康管理まで、多岐にわたっています。「生物が光るのはなぜだろう?」そんな自然への純粋な興味が新たな学びの第一歩です。未知の問題を解決するための基礎知識から最先端技術まで、中部大学という「智識の森」で充実した学びを経験して頂きたいと思います。

    応用生物学部のカリキュラムでは、分子生物学、生化学、有機化学、微生物学、動物科学や植物科学、動物や植物の生理学、生態学、遺伝学、そして食品学、栄養学など、各分野の基礎を体系的にしっかり学ぶことができます。さらに、豊富な実験・実習を通して知識を実践的に深める機会も用意しています。そして、学生生活の集大成となる卒業研究では自分自身で問題を探索し、適切な解析方法を選び、データをもとに論理的に結論を導き出す力を養います。

    地球温暖化、食糧や資源枯渇、大地震や巨大台風などの自然災害、さらに新興感染症の世界的流行、そして戦争による環境破壊など、現代社会では生命をおびやかす問題がますます深刻化していますが、応用生物学部ではそのような問題の克服に向けた研究に取り組んでおり、多くのチャレンジングな研究テーマが生まれています。

    是非これらを夢中になって学んで下さい。皆さんの学びは大学の枠を飛び越え、世界規模にまで拡大させることができます。皆さんの世界で初めての研究への取り組みは我々教員にとっても貴重な学びとなり、人類の未来に貢献する財産となることでしょう。卒業時には、入学前に思い描いていた自分を超えた成長を実感できるはずです。中部大学応用生物学部で皆さんと共に学び、成長できることを楽しみにしています。

    応用生物学部長
    堤内 要
    TSUTSUMIUCHI Kaname