最新のものづくりを学べる実習・実験設備
自ら課題に取り組む充実した創成科目。
機械工学の理論から実践まで、未来のニーズに応えられるエンジニアになるための成長の場があります。
01学科の概要
01学科の概要
卒業までに何が得られるの?
[学びのポイント]

POINT 1
数学や物理学に基づいて機械工学全般を体系的に学修し、思考力・判断力・表現力を身につけリーダーシップスキルを磨く。

POINT 2
先進3次元CAD製図や多軸CAM加工まで取り入れた実践的な授業をとおしてものづくりの知識・技能を修得。

POINT 3
課題設定力、企画・計画力、プレゼンテーション力を身につけ社会の基盤を支えリードする機械技術者を養成。
就職・キャリアデータ
取得が期待される資格
- ●高等学校教諭一種免許状(工業)
- ◎3級機械設計技術者
- ◎エネルギー管理士
- ◎CAD利用技術者
●は所定の単位を修得後に資格の取得が可能なもの。
◎はその他、各学部・学科に関連する資格(受験資格を要しないもの)。
想定される主な進路
就職率 100%(就職者数 / 就職希望者数)
企業
- アイシン
- アマダ
- イビデン
- オークマ
- CKD
- ジェイテクト
- DMG森精機
- 東海理化
- 東邦ガス
- 豊田合成
- 豊田鉄工
- トヨタ紡織
- 日東工業
- 日本トムソン
- 日立建機
- 日立ハイテク
- ホシザキ
- 三菱自動車エンジニアリング
- 三菱電機
- 矢崎総業
- YKK AP
官公庁
- 防衛省航空自衛隊
- 愛知県警察本部
- 東京都庁
- 岐阜市役所
- 名古屋市役所
進学
- 中部大学大学院
- 山梨大学大学院 ほか
「中部大学大学院修了後の進路」
企業
- KYB
- 住友電装
- 住友理工
- テルモ
- パロマ
- 本田技研工業
- 三菱マテリアル
- ヤマザキマザック ほか

STUDENT’S VOICE
学生の声

技術継承をAIで助ける研究に挑戦。試行錯誤の経験が、道を切り拓く力に。
高校時代から物理が好きだった私には、物理と密接な機械力学・材料力学・熱力学・流体力学の4力学を必ず学ぶ機械工学科の授業は、興味深いものでした。卒業研究は、機械で加工した製品が良品か不良品かを自動で判別するシステムの開発に取り組みました。切削面の写真から、熟練者が目視で判別する際に見るポイントをAIに学習させることによって、新人技能者の支援を目指しました。この研究をとおして、人手不足解消や日本のものづくり技術の継承に貢献したいです。初めてのプログラミングに苦戦しながらも、試行錯誤の結果、表面の微細な凹凸が明瞭に見える画像処理を実現でき、大きな手応えを感じました。卒業後は、自ら目標達成の方法を見つける姿勢を新しい製品の創出に役立てたいです。
TEACHER’S VOICE
先生の声

体験からものづくりの基礎を理解し、将来は企業を牽引するエンジニアへ
佐伯 守彦 SAEKI Morihiko
機械工学科は、ものづくりの基礎を学ぶ学科です。充実した実習環境のもと、体験をとおして理論の理解を深めていきます。私の授業では3次元CADを使った設計と製造技術を学習し、ものづくりにおける実践能力を身につけます。また、グループワークをとおして協調性や表現力も鍛え、企業を牽引する技術者の育成を目指しています。
02科目・カリキュラム
- 紹介しているカリキュラムは、2024年度の内容です。
- 全学共通教育科目・工学部共通教育科目は除きます。
設計から製造まで、ものづくりの過程を体験し、設計開発に何が必要かを学びます。
学科専門教育科目
機械工学基礎 |
工業力学 工業力学応用 |
---|---|
力学・制御分野 | |
エネルギー・流体分野 | |
生産プロセス分野 |
機械材料学A 機械材料学B |
メカトロ基礎 |
電子計算機応用 |
工学設計 |
機械製図A 機構学 |
総合機械工学 |
機械工学実習A 機械工学実習B |
その他 |
専門科目で各分野の基礎的な理論を学ぶとともに、実験を通じて力学現象を体験的に学びます。
学科専門教育科目
機械工学基礎 | |
---|---|
力学・制御分野 |
材料力学A 材料力学A演習 材料力学B 機械力学A 機械力学B 制御工学A 計測工学 |
エネルギー・流体分野 |
熱力学A 水力学A |
生産プロセス分野 |
機械材料学C 生産加工学A 生産加工学B |
メカトロ基礎 | |
工学設計 |
機械製図B 機械設計A CAD製図 |
総合機械工学 |
機械工学実験A 機械工学実験B |
その他 |
機械の構造と機構、材料の特性、エネルギー変換に関する力学に加え、工業製品をモデルとした設計など、実践的に学びます。
学科専門教育科目
機械工学基礎 | |
---|---|
力学・制御分野 |
材料力学C 制御工学B |
エネルギー・流体分野 |
熱力学B 伝熱工学 エネルギー変換 水力学B 流体工学 |
生産プロセス分野 |
生産加工学C |
メカトロ基礎 |
電気回路 電子応用機器 |
工学設計 |
機械設計B 機械設計製図A 機械設計製図B CAD/CAM コンピュータ応用工学 |
総合機械工学 |
機械創成実習 総合機械工学 自動車工学 航空宇宙工学 工作機械 ロボット工学 機械技術英語 総合工学概論 |
その他 |
研究室に配属され、指導教授の指導のもと、1年間かけて卒業研究に取り組みます。その研究成果は、卒業研究発表会で発表し、評価されます。
学科専門教育科目
機械工学基礎 | |
---|---|
力学・制御分野 | |
エネルギー・流体分野 | |
生産プロセス分野 | |
メカトロ基礎 | |
工学設計 | |
総合機械工学 |
先端機械工学A 先端機械工学B |
その他 |
卒業研究 |
学ぶ科目の例
03PICK UP
専門知識から設計・製作・評価・管理の実践まで体系的に修得し、
知識と能力を身につけた機械技術者を育成する
最新設備を動かしながら実践力を修得

機械工学実習室
工業製品の製造に欠かせないさまざまな工作機械を自らの手で動かして、加工を体験的に学びます。学生数人に指導者が1人つき、きめ細かい指導が、加工を理解した将来の設計力につながります。
学生が主体的に取り組む工作専用施設

工学デザインルーム
3Dプリンターやモデリングマシン、複合加工機、レーザー加工機などがそろい、学生がいつでも自由にものづくりに取り組める環境が用意され、卒業研究や課題製作などで活用されています。
1枚の金属板を加工してロボットカーを製作

機械創成実習
チームに分かれてロボットカーをゼロから設計し、加工は1枚の金属板から始めて最後に組み立てます。課題のテスト走行と改良を重ね、究極の1台を目指しながら「ものづくり」を実践します。
3級機械設計技術者、教員免許などの取得を支援
3級機械設計技術者など、ものづくりの現場で役立つ資格の取得に向け、教員による個別指導や対策講座を行っています。
また総合大学の強みを生かして、工業の高等学校教員免許を取得することも可能です。