生体の仕組みを工学的手法で学ぶ
近年では、多くの医療機器、人工臓器や生命維持管理装置などが開発され、医用工学・臨床工学という学問領域が誕生しています。そのため工学的知識を備えたうえで医療機器を操作・管理できる職種が必要とされています。臨床工学科では、こうした仕事に携わる「臨床工学技士」を育成しています。
本学科では、初年次に豊かな人間性と幅広い総合性、高い専門性を修得する基礎を確立するために、生命健康科学部共通の講義を中心に行います。その後、医療と工学関連の専門基礎科目の講義・実習を行い、中でも臨床工学の基礎実習では工学部の教員が工学部の実習室で直接指導にあたります。学内実習や医療現場での臨床実習を通して臨床業務および最先端の医療技術の操作・管理を的確に行い、機器開発能力や問題解決能力を備えた専門職業人や教育・研究者を育成します。
現在、多くの医療施設の臨床現場では、高度化・精密化する医療機器の導入に積極的です。今後、電気・電子工学、機械工学、情報処理工学などの工学や生命科学の知識と技術を修得した新しいタイプの臨床工学技士として、医療施設や医療機器の開発分野での活躍が期待されます。
基礎情報(2024年5月1日現在)
開設年
2010(平成22)年
取得可能な学位
学士(臨床工学)
在学生数
1年 | 42人(18人) |
2年 | 46人(23人) |
3年 | 48人(21人) |
4年 | 45人(23人) |
合計 | 181人(85人) |
- カッコ内は女子内数
専任教員数
教授 | 6人 |
准教授 | 3人 |
講師 | 2人 |
助教 | 1人 |
合計 | 12人 |
臨床工学科の情報
3つのポリシー〔ディプロマ・ポリシー(DP)、カリキュラム・ポリシー(CP)、アドミッション・ポリシー(AP)〕、カリキュラム・マップ、授業科目など