2023年6月30日

  • 在学生

人文学部 コミュニケーション学科 2年 栗木里美さん

栗木さんメイン

プロフィール

栗木 里美(クリキ サトミ)さん。人文学部 コミュニケーション学科2年。長野県・伊那西高等学校出身。趣味はウインドウショッピング、音楽を聴くこと、体を動かすこと。大学のウェイトトレーニング室での運動の他、歩く時は体幹を使って正しい姿勢をキープするように心がけている。

中部大学を選んだ理由

栗木さんお話中

「高校生の時に地元の地域振興の取り組みに参加しました。自治体発行の広報誌をより多くの人に見てもらうにはどうしたら良いかを、長野県上伊那郡宮田村の村議会議員の方と、有志で集まった村内の高校生6人ほどのグループでディスカッションをしました。私は表紙のデザインやレイアウトを提案しました。冊子を制作するのは難しかったですが、出来上がったものをたくさんの人に読んでいただけたことで、やりがいを感じました。このことがきっかけで、広告や動画制作、地域振興についてもっと学びたいと思うようになりました。また、元々総合大学を志望していたこともあり、中部大学のコミュニケーション学科を選びました」

学科での勉強内容

栗木さん勉強中

「学科では情報発信のための事前知識となる社会学や心理学、冊子や動画制作に利用するAdobe IllustratorやPremireProなどのグラフィックソフトの使い方についても学んでいます。『映像情報デザインB』の授業で行った動画の制作が特に印象に残っていて、私は三重県津市の榊原温泉 神湯館というeスポーツができる旅館のPR動画を制作しました。実際に取材に伺い、特色であるゲームの設備や温泉などを撮影しました。動画編集ソフトの操作は難しくて編集に戸惑うこともありましたが、先生が優しく指導してくださったおかげで、納得のいく作品を制作することが出来ました。

また、SDGsの知識を付けたいと思い、『グローバルSDGs人文学』の講義を受講しました。フェアトレードについての授業が印象に残っていて、フェアトレード製品の購買率を適正に上げるにはどのような工夫が必要か考えました。授業で学んだことをたくさんの人に伝えて、社会全体のSDGsに対する意識が少しでも変わればいいなと思っています」

ベストオブミスの出場に向けたビューティーキャンプ

ビューティーキャンプでの1枚

「イベントスタッフのアルバイトをしていた際に、イベントの関係者から『ベストオブミスの愛知大会に出てみたら?』と誘われました。初めは戸惑いましたが、2023年の自己目標を『挑戦』と決めていたので、勇気を出してベストオブミスの一部門であるミスユニバーシティへのエントリーを決めました。ミスユニバーシティとは、全国の大学生・専門学生を対象に次世代のリーダーにふさわしい女性を選出するコンテストです。外見の美しさはもちろん、社会性や内面も重視されます。自然豊かな地域で育ち、幼少期から兄のお下がりを着て走り回ってばかりいた私は、ハイヒールを履いてドレスを着る機会もあまりなく、女性らしさもよく分かりませんでした。書類審査、面談審査を経て行われた1泊2日のビューティーキャンプでは、ウォーキングやポージングなどモデルとしての基本から日本古来の“和の所作”、話し方についてなどの教養も教えていただきました。『自分らしさ』また『女性らしい立ち居振る舞い』を考える、とても良い機会になりました」

ビューティーキャンプでの1枚
ウォーキング指導の様子

ミスユニバーシティ愛知代表に選抜

「ビューティーキャンプを経て開催されるベストオブミスの愛知大会では、学生だけではなくレディユニバース、ミスユニバースにエントリーしている社会人の出場者とも交流ができました。周りに流されず自分の軸を持って、どんなことにも前向きで取り組む他の出場者たちから刺激をもらいました。普段は集中治療室(ICU)で看護師をしている方と話をした際『人生は一度しかないから、今を大切にしよう』と言われ、日々命と向き合っている方からのその言葉は重く、感銘を受けました。コンテスト後の今でも自分の大切な言葉になっています。スピーチでは自分のコンプレックスについて話しました。私は顔のほくろが好きになれず、中学校も高校もずっとマスクを着けて過ごしていたのですが、ビューティーキャンプや愛知大会に向けてのレッスンを通して『コンプレックスも自分の魅力の一つとして輝く女性でありたい』と考えられるようになりました。
大会はとても緊張しましたが、ミスユニバーシティの愛知代表に選んでいただけたことはとても嬉しかったです。愛知大会まで積み重ねてきた練習の成果を見せるとともに、大会のプレッシャーを感じながらも存分に楽しむことができて良かったです」

9月の日本大会に向けて

栗木さん

「9月にベストオブミスの日本大会に出場します。今は出場に向け、ウォーキングを中心に身体のコンディションを整えています。自分に似合うメイクが分からないのですが、YouTubeなどで勉強しながらいろいろ試して自分に合うものを見つけていきたいです。日本大会の出場はすごく緊張しますが、多くの人を魅了するには自分自身が楽しむことが大切だと思っているので、しっかりと準備をして自信を持って挑みたいと思います」

小さなきっかけで、世界が変わる

栗木さんプロフィール写真

「高校1年生の秋に、勉強をする意味が見いだせずに悩み、学校に通えなくなってしまいました。そんな時、担任の先生が『一度やってみないか』と先生の趣味であるギターを渡してくださいました。家でギターを弾いているうちに先生の演奏も聴いてみたいと思うようになり、学校に通えるようになりました。2年生の時にその先生から『学校が嫌なら自分で変えてみれば?』と言われ、生徒会長に立候補しました。不登校だった私が生徒会長になれたことで、『声一つで世界がここまで変わるんだ』と感動し、声、言葉の大切さを痛感しました。
ミスユニバーシティの出場も最初は小さなきっかけで、勇気を出して飛び込んで良かったです。きっとチャンスはいろいろなところに転がっていて、気付かず見落としていることも多いと思います。理由は後から付いてくるので、深く考えるより先にまず行動することが大事だと思います。将来の夢がまだ決まっていないので、いろいろなことにチャレンジして見つけていきたいです」

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