キャンパスプラザの東にある3号館1階の分析計測センターは、電子顕微鏡、X線回折装置、核磁気共鳴装置など20台以上の大型分析計測装置があります。大型分析計測装置を集中的に維持管理して学内の教育・研究の用に供するとともに、学内外の共同研究の推進を図ることを目的として平成2年に工学部分析計測施設として設立されました。
これらの分析計測装置は分析計測という言葉の通り、一般的な装置よりも専門性の高い装置が揃っています。例えば、一般的な光学顕微鏡は原理的に約1000倍が限界ですが、分析計測センターにある走査型電子顕微鏡は物質の表面を数万倍の倍率で見ることができます。
分析計測センターにある装置は主に工学部、応用生物学部、生命健康科学部の学生による卒業研究や、大学院生の研究、学外との共同研究に使用されています。利用申請を行いトレーニングを受けることで、装置の利用が可能となり、年間約350名が登録しています。
一般的に、これらの装置は操作が複雑で難しいのですが、本学では装置を熟知している専門の教職員指導のもと、学生自らが操作し、研究に励んでいます。
メンバー
研究者 | 研究課題 | |
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前島正義 | 中部大学副学長/応用生物学部応用生物化学科/大学院応用生物学研究科応用生物学専攻/アイソトープセンター長/大学企画室長/研究推進企画室長/分析計測センター長 | 植物生体膜のエネルギー変換、情報変換、物質輸送システムの解明、有用植物の代謝産物に関する研究 |
六車香織 | 分析計測センター/環境保全教育研究センター/助教 | 水生生物における視覚生態学 |