Vol.15 恵那からの花綴り

南 基泰 編著
A5判133ページ
定価:本体700円+税
発行:中部大学
発売:風媒社(2010年3月31日)
ISBN:4-8331-4079-9
目次
- はじめに
- 浅春の舞
こころ躍らす浅春の花木 マンサク
春山の道しるべ アセビ
草枕の憂鬱 - 萌黄色の中で
天平の野辺を偲ぶ カタクリ
里山の沢筋に灯る木の花 シデコブシ
蜀の春
連なる季節、迎える春 ショウジョウバカマ - 催花雨の後
ひとりもよし、大勢もよし ハルリンドウ
火の国「万年の草原」
龍の背 - 残雪のかがやき
周伊勢湾の奇木珍草
シャイな気むずかし屋 ヘビノボラズ
国道三一八号線
氷河期遺存種 ミカワバイケイソウ
レフュージア - 薄暑の風
林縁で風をまわす カザグルマ
咲くとき、ぽんといいそうな キキョウ
記憶にとどめたい日本の色 トキソウ
審美眼を問う ササユリ
源平の危惧 - 盛夏の祈り
土岐砂礫層湿地
湿地の赤い絨毯 モウセンゴケ
種の融合
黒川湿原
亜熱帯の毛氈
百年先にこの姿を サギソウ
真夏の湿地に黄色い花を点々と ミミカキグサ
グレート・ヒマラヤの麓 - 天高く
ちいさな花のおおきな宇宙 シラタマホシクサ
亜熱帯の銀星
侘びた花を律儀に天に向け ワレモコウ
北の原生花園 - 枯れ草色のにおい
清楚な花に苦味秘め センブリ
華奢なスタイリスト ウメバチソウ
ニオイの感情 ヤマラッキョウ
天空の湖
枯れゆく草の谷間から ホソバリンドウ
チベットの結晶 - 霜枯れ
常緑のいのちが這う ヒカゲノカズラ
冬をまとうことのない照葉樹の森で
天に咲き、天から葉を落とす ホオノキ - エピローグ