Vol.28 非核地帯―核世界に対峙するリアリズム―

福島 崇宏 著
A5判105ページ
定価:本体800円+税
発行:中部大学
発売:風媒社(2017年3月31日)
ISBN:4-8331-4130-7
目次
- はじめに
- 略語一覧
- プロローグ-核兵器の脅威を目前にして
- 第1章 非核地帯とは何か
核兵器の登場
広島・長崎への原爆投下と世界情勢の変化
個人が核兵器を所有する?
非核地帯は核なき世界への第一歩?
非核地帯の構成要素
a)核兵器の完全な不存在
b)検証制度(NPT・IAEAとの関連で)
c)消極的安全保証
d)地域別構成要素
コラム NPTとは? - 第2章 非核地帯の誕生-トラテロルコ条約誕生秘話
キューバ危機とラテンアメリカ諸国
メキシコ凄腕外交官の登場
米国の介入
初の非核地帯の誕生-誕生の意義
コラム 国連と軍縮 - 第3章 非核地帯は本当に役に立つのか-非核地帯の真の役割とは
核兵器の非人道性
ブラジルが核開発に固執した理由
ブラジルによる電力政策の転換
対人地雷禁止レジームの形成
非核地帯とNPT-IAEA体制
コラム IAEAの役割/核兵器禁止条約 - 第4章 非核地帯の拡大と深化
冷戦期の非核地帯
ポスト冷戦期の非核地帯
a)東南アジア非核兵器地帯条約(バンコク条約)
b)アフリカ非核兵器地帯条約(ペリンダバ条約)
c)中央アジア非核兵器地帯条約(セミパラチンスク条約)
構想段階の非核地帯
非核地帯の残された課題
コラム 非核地帯の運用体系 - エピローグ
- あとがき
- 年表
- 参考文献