2020年度 中部大学教育活動顕彰制度 受賞コメント

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お知らせ

    教育活動金虎賞

    武田 誠 教授(工学部 都市建設工学科)

    武田誠教授(工学部 都市建設工学科)

    このたびは教育活動金虎賞を授与いただき、誠にありがとうございます。これも、関係する先生方、職員の皆様の、日ごろの御支援、御指導の賜物と心よりお礼申し上げます。また、熱意をもって授業に参加してくれた学生の皆さんにも感謝します。

    2020年度を振り返れば、コロナ禍における授業対応に注力した一年でした。学生目線の資料を準備して、分かりやすさのために動画を作成しました。Google Meetを対面授業や実習のグループワークに活用しました。さらに、工学部FD委員会では遠隔授業の情報共有を、全学FDカフェでは遠隔授業の実施例報告を行いました。このような活動を評価していただいたものと考えており、大変嬉しく思っています。

    現在遠隔授業において、私と学生、学生同士の交流など、授業運営に不十分な面があることを痛感しています。何事も日々勉強と考え、今後も精進していく所存です。ありがとうございました。

    教育活動優秀賞 受賞者 (50音順)

    石田 康行 教授(応用生物学部 応用生物化学科)

    石田康行教授(応用生物化学科)

    この度は2020年度教育活動優秀賞を頂き、大変光栄に思います。この受賞は、日頃ご指導を賜ったり、共に切磋琢磨してきたスタッフの皆様方のお蔭です。学部内外の教職員の皆様にお礼を申し上げると共に、授業評価への回答などで授業改善に協力してくれた学生の皆さんに感謝致します。

    昨年度は否が応でも遠隔形式の授業に取り組まざるを得ない状況となりました。私も当初は各種のツールの使いこなしに苦労しましたが、慣れてくると遠隔形式のメリットを色々と実感するに至りました。今後も遠隔と対面の上手な併用が授業形態の主流となることでしょう。そうすると、避けては通れないのが対面授業のより一層の充実です。教員だけでなく、学生も遠隔形式でもって対面と遜色ない授業が行えることを知りました。それもあって、今後の対面授業においては、遠隔形式では得難い価値や経験を受講生と共有することが求められます。なかなか難しい課題ですが、そんなことも考えながら今後も教育活動に努力していきたいと思います。

    梅嵜 周毅 准教授(人間力創成総合教育センター健康とスポーツ教育プログラム)

    梅嵜周毅准教授(人間力創成総合教育センター健康とスポーツ教育プログラム)

    この度は2020年度教育活動優秀賞をいただき、大変光栄に存じます。また日頃よりご指導ご協力くださっている教職員の皆様と、授業評価にご協力いただいた学生の皆さんに心より感謝いたします。

    私が主に担当している「健康科学」は、学生に体力測定の結果を含めた健康のあり方を自ら理解してもらい、計画・実行・見直し・改善のPDCAサイクルに移していけるようにすることで、健康な身体を作り、より充実した生活がおくれるようにサポートしていきたいと考えております。授業では団体スポーツも行い、集団行動する中で、リーダーシップ、協調性、創造性も養われ、個々が成長することであてになる人間育成にもつながると思っています。

    まだまだ厳しい状況、環境で、学生の満足度は満たされておりませんが、今回の受賞を励みに、今後一層、正課・課外活動教育の充実に精進してまいります。ありがとうございました。

    大澤 肇 准教授(国際関係学部 国際学科)

    大澤肇准教授(国際学科)

    2020年度教育活動優秀賞を頂くこととなり恐縮しています。今回の受賞は、遠隔授業の実績が評価されたのだと推測しております。

    2020年度の春学期は、同僚の先生方に対し、毎週講習会を行い、様々なITツールの活用について、議論・啓蒙させていただきました(中山紀子・大澤肇「コロナ禍下の文系学部による遠隔授業講習会 」『中部大学教育研究』20号参照)。また演習授業ではZoomを使い、発表・議論を対面時と同様に実施する一方、Googleフォームを使ったコメントの回収・相互評価等を実施しました。また本学部にはPCに恐怖心を抱く学生が多いことから、SNS等を活用し、PCの利用法について事細かくフォローしました。 加えて秋学期はiMovieを使い3つの講義、それぞれ15回ほぼ全てで動画を作成、Youtuberデビューを果たしました。

    パンデミックを経て、IT能力の社会的必要性は大きく高まっています。文系学部ですが、これからも学生のIT能力の涵養に注意を払っていきたいと考えています。

    小森 早江子 教授(人文学部 日本語日本文化学科)

    小森早江子教授(日本語日本文化学科)

    この度、2020年度の教育活動優秀賞をいただき、大変光栄に存じます。普段からお世話になっている学部・学科の先生方、事務室の皆様に、そして学生の皆さんに感謝します。

    2020年度は突然、遠隔授業をすることになり、戸惑いながら、授業を成り立たせるのに必死だった一年でした。困っていると多くの方が助け船を出してくださり、そのお陰でGoogle Classroom やZoomなどを利用した授業をなんとか実施することができました。これまでの授業形態とまったく違う、私にとっても学びの多い一年となり、おそらく長い教師人生を振り返って、最も記憶に残る年となるにちがいありません。

    私は、日ごろから日本語を外国語として教える日本語教師を目指す学生や日本文化にひかれて留学している外国人学生と関わりながら、人はどのように第二言語を習得していくのかという研究に関心を持っております。学生の興味や関心に注意を払いながら、一人ひとりが成長したと感じられるような授業をおこなえるように、これからも真摯に教育研究活動に従事して参ります。

    佐伯 守彦 教授(工学部 機械工学科)

    佐伯守彦 教授(機械工学科)

    この度は2020年度教育活動優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。このような賞をいただいたことは大変光栄に存じます。

    2020年度はコロナ禍のため、遠隔授業というこれまでにない経験をしました。私が担当する授業は実技系の科目が多いので動画を用いたオンデマンド授業を選択しました。一部授業が対面になった後もオンデマンド授業と対面授業を組み合わせた授業を行いました。動画作りは想像以上に手間でしたが、動画は何度も繰り返し見られることから、学生の理解度が向上するという効果が認められました。遠隔授業にはこういう効果もあるのかという目からうろこの感覚だったのを覚えています。今年は対面の授業になりましたが、補助的に昨年の教材を使うことで期待通りの教育効果が得られており、今後はさらに動画を効率的に利用して教育方法を深化させていきたいと考えています。

    引き続き、より良い授業を目指して日々研鑽して参ります。この度はありがとうございました。

    塩澤 正 教授(人文学部 英語英米文化学科)

    塩澤正教授(英語英米文化学科)

    このたびは2020年度の教育活動優秀賞をいただき、大変光栄に存じます。

    この年は新型コロナウイルス感染症が世界的に大流行した年であり、突然の遠隔授業を強いられました。遠隔授業プラットフォームの使い方から、授業運営まで手探り状態で授業が始まったことを思い出します。

    そんな中でも心がけたのは、「有意味学習」「帰納的授業」「インターアクション」の3点でした。特にオンデマンド型の授業では、単なる文字での情報提供の場にしないよう、音声ファイル添付、発見型学習、学生同士でのインターアクション、そして教員からの素早いフィードバックなどを心がけました。延べ150人を超える受講者一人一人に、毎回フィードバックができたのは、他の多くの先生方と同様に教員としての意地でしかありませんでした。もし、そこが評価されたのでしたら、あの眠れない夜と失われた週末を取り戻せたようで、心より嬉しく思います。早くこの混乱が収まることを願ってやみません。

    堤内 要 教授(応用生物学部 応用生物化学科)

    堤内要教授(応用生物化学科)

    この度は教育活動優秀賞に選出して頂き、誠に有難うございました。

    2020年度はCOVID-19への対応で非常に大変でした。しかし、遠隔授業のための環境整備を進めてもらえたため、我々教える側として非常に便利なツールを与えて頂きました。幸い、私はパンデミックの1年前から授業の様子を録画し、Web上で学生に配信をしていましたので、実は比較的楽に遠隔授業に対応できた教員の1人でした。そこで、真っ先に考えたのが、関連する授業の先生方とのコンテンツ共用です。できる限りの省力化に努め、負担が軽くなった先生にはその分のエネルギーを別の授業に注いで頂き、組織全体としての教育ポテンシャルが高まることを期待しました。いくつかのアンケート結果を見る限り、これらの取組みはポジティブに作用したと思っています。

    今後も、学生の力が少しでも高くなるよう、様々な取組みを進めてゆきたいと考えています。この度は誠に有難うございました。

    永田 典子 教授(人文学部 日本語日本文化学科)

    永田典子教授(日本語日本文化学科)

    このたび教育活動優秀賞を賜り、光栄に存じます。初めて受賞した2008年度のときと同様に、私の教育活動は今も試行錯誤の連続です。

    2020年度はコロナ禍への対策として遠隔授業をしなければならず、指導法の大幅な見直しに迫られました。今まで当たり前のように口頭で説明していたことを遠隔授業ではどのようにすればいいのかと思案に暮れる毎日でした。大学HPの「遠隔授業の手引き」は大変参考になり、学科の先生方からもアドバイスをいただき、助かりました。社会全体に閉塞感があふれ、学生たちの精神面にも気を配り、オンデマンド授業を望む声があれば、Zoomでの授業をYouTubeで配信しました。自分には縁遠いと思っていた動画編集も、必要に迫られれば、意外にできることを知った1年でした。

    数年後に定年退職を迎える身ですが、今回の受賞を励みとし、遠隔授業の経験も生かして今後も教育活動に精進し、学生とともに学び続けていきたいと願っています。

    波岡 知昭 教授(工学部 機械工学科)

    波岡知昭教授(機械工学科)

    このたびは2020年度教育活動優秀賞を賜り、大変光栄に存じます。日頃よりご指導・ご支援いただいている機械工学科教職員、授業評価にご協力いただいた学生のみなさん、他関係各位にこの場をお借りして御礼申し上げます。

    私の考える工学部の使命とは、工学的センスのある人材を育成することだと考えており、結果に至る思考の過程を重点的に解説するようにしています。また他の科目との関連、考え方の類似点を解説することで、印象・記憶に残る講義とすることを心がけております。

    私にとって今回が、初受賞となります。今回の受賞を励みに、より一層の教育改善に取り組みたいと考えております。 今後も皆様からのご指導・ご鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。

    長谷川 浩一 准教授(応用生物学部 環境生物科学科)

    長谷川浩一 准教授(環境生物科学科)

    中部大学に着任して10年が経ったこのタイミングで賞をいただき、もったいなく、申し訳なく、そして嬉しく思います。どうもありがとうございます。

    この間、4名の学生達(指導委託により受け入れた2名を含む)が本研究室で研究に励み博士号を取得し、現在は国立研究所研究員、海外国立大学講師、民間会社の研究員として奮闘しているようです。また、海外から招聘した4名の若手研究者達は中部大学での研究生活を存分に満喫し、それぞれ各国に帰って研究所研究員、大学教授および准教授として第一線で活躍しています。

    実験機器が充実し、研究進捗発表会も定期的に開催され、学内研究費や海外研究サポートも手厚いなか、偉大な先輩達をお手本に、学部生・院生達は思い思いの研究をすすめ大いに学んでいます。中部大学の恵まれた研究・教育環境を支えてくださっている、本学教職員の方々には感謝しかありません。私はあまり何もしていないのではないか、もっとしっかりしなければと思うばかりであります。

    松井 藤五郎 准教授(生命健康科学部 臨床工学科)

    松井藤五郎 准教授(臨床工学科)

    教育活動優秀賞をいただき、ありがとうございます。私は生命健康科学部臨床工学科と工学部情報工学科で授業をしていて、それぞれの教職員と学生のみなさんには日頃からご協力をいただき、感謝しています。

    春学期は新型コロナウイルス対策ですべて遠隔授業となりましたが、学生にとってどのような授業方法が最も良いかを、数多く検討、準備した上で、遠隔授業を無事に実施できたことは良かったと思います。私としては従来と同じクオリティの授業を遠隔でやろうとしただけですが、この年に初めてこの賞をいただいたことはこの年の授業が遠隔中心だったことと無関係ではないかもしれません。遠隔で実施したことで、これまで黒板に板書していたものをiPadのノートに書くようになり、授業で私が書いたノートを授業後すぐに公開できるようになりました。これは対面授業が再開された現在も取り入れています。今後も、より良い授業を目指したいと思います。

    三上 仁志 講師(人文学部 英語英米文化学科)

    三上仁志講師(英語英米文化学科)

    教育活動優秀賞をいただき、光栄に存じます(学生の皆さん、ありがとうございます!)。

    私は、授業で新しい指導法を頻繁に試してきました。しかし、2020年は、遠隔授業に対応するため、対面授業とは全く異なる技術や工夫が必要となりました。遠隔授業の実施に必要な技術を学ぶにつれ、その有効性に気がつき、「この技術は、今後も活用しよう!」という心境になりました。この時の準備のおかげで、2021年には、遠隔授業用に撮り溜めた教材ビデオを使い、反転学習(授業前に基礎的な内容をビデオで学び、授業で応用技術を学ぶ学習方法)を一部の授業で実施することができました。暗いニュースも多かった2020年ですが、私にとっては、飛躍のためのパワーを溜める年とすることが出来ました。その上、賞まで頂けたのは、望外の喜びです。今後も授業技術を磨き、教員・学生の双方にとって意義のある授業を実施していきたいと思っております。

    山下 裕丈 教授(経営情報学部 経営総合学科)

    山下裕丈教授(経営総合学科)

    このたびは、2008年度、2011年度に続き、3度目となる教育活動優秀賞を賜り、大変光栄に存じます。本学に赴任し、はや15年目となりますが、教育に関してはいまだ試行錯誤の日々です。

    昨年度は、新型コロナウイルス感染症拡大という未曾有の事態に直面し、はじめて遠隔授業に取り組みました。いままでのノウハウが通用しない中、慣れぬ機材とソフトウエアと格闘しつつ、教材の全面的見直しに取り組みました。

    これまで授業で消極的だった学生が、チャットで討議に参加するなど、遠隔授業は思わぬ学修効果を生みました。このことは、私にとって、ICTによる教育改革の可能性について考える良いきっかけとなりました。

    今回の受賞を励みに、一層の授業改善に取り組んでいく所存です。また、今後は学部の先生方や事務職員の皆様と協力して、学部・学科の教育改革にも取り組んでいきたいと考えております。引き続きご支援のほどお願い申し上げます。

    教育活動特別賞

    保黒 政大 教授(工学部宇宙航空理工学科) 服部 公央亮 准教授(工学部宇宙航空理工学科)

    保黒政大教授(宇宙航空理工学科) 服部公央亮准教授

    このたびは、教育活動特別賞を賜り誠にありがとうございました。本賞の受賞につきましては、コロナ禍における教育活動の一助を担わせていただいたものであり、同活動に日々尽力されている教職員の方々のご支援によるものです。ありがとうございます。

    Google Workspace for Eduation(旧Google Suite)に関しては、工学部への導入を即決された武藤学部長、全学展開のため多大なご尽力を頂いた國分前副学長に大変お世話になりました。また、時には早朝に及ぶ資料作成やメールのやり取りをしたICT WGのメンバー各位、全学向け講義の状況も共有頂いた工学部の桑原講師には、感謝の念に堪えません。昨年8月から管理をご担当頂いている長縄課長をはじめとする総合情報センターの事務職員各位、利用しつつ様々情報共有して頂いている皆様方にも、感謝申し上げます。

    この賞を励みとし、微力ながら中部大学の教育活動継続・改善のため、これからも努力していきたいと思っております。

    キャリア委員会(キャリア開発担当教員)およびキャリア支援課(キャリア支援課職員)

    このたびは2020年度教育活動特別賞をいただき、ありがとうございました。キャリア開発担当教員およびキャリア支援課職員を代表して心より御礼を申し上げます。またこの場をお借りして、これまでキャリア開発担当教員を務めて頂いた教育職員およびキャリア支援課に籍を置かれた事務職員の方々に感謝を申し上げます。

    今回教育活動特別賞をいただけたのも、キャリア委員会の元となるディプロマ推進委員会を2011年に立ち上げて以来、各学科より選出されたキャリア開発担当教員とキャリア支援課が連携し、学科の全ての教員と協働の上、キャリア支援に関する業務を遂行し、この間に就職支援を含むキャリア支援の改善を続けてきた結果と考えます。

    今後も学生を第一に、キャリア開発担当教員およびキャリア支援課職員による教職協働でより良いキャリア支援を続けていきたいと思います。

    中部大学について