シンポジウム
毎年一回開催。学外より有名識者をお招きし、リベラルアーツに関する講演及び討論会をzoomで行っています。毎回学内外から多くの参加があります。
第4回シンポジウム リベラルアーツと芸術
STEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)教育の重要性が叫ばれていますが、では大学ではどのように芸術を教えてゆくべきなのでしょうか。知識を増やすのみならず、学生たちが実際に体験し、考え語り合い、その結果として芸術的創造性を身につけることができるようなるために、私たちは何をすべきなのか。芸術各領域(美術、音楽、映画)における第一人者の論者3名をパネリストとして迎え、過去から現代に至るリベラルアーツと芸術の関係を多様な角度から問い直しつつ、これからの芸術とリベラルアーツ、大学教育のあり方を考えました。
パネリスト(肩書は当時)
三浦篤 東京大学名誉教授、大原美術館館長
亀山郁夫 名古屋外国語大学学長、世田谷文学館館長
松浦寿輝 東京大学名誉教授、小説家・詩人
第3回シンポジウム リベラルアーツと民主主義
21世紀も四半世紀が過ぎようとしている現在、世界の各地では武力による理不尽な破壊と殺戮が繰り返されています。また国内でも、選挙の投票率は慢性的に低迷し、若年層の政治に対する関心も高まらないままで、民主主義が正常に機能しているようには思えません。こんな時こそ、リベラルアーツ教育が果たすべき役割はますます大きくなっているのではないでしょうか。第3回のシンポジウムでは、人文社会科学分野で活躍する3名の論客を迎え、リベラルアーツと民主主義の関係を深く掘り下げました。
パネリスト(肩書は当時)
宇野重規 東京大学社会科学研究所教授
重田 園江 明治大学政治経済学部教授
國分功一郎 東京大学大学院総合文化研究科教授
・出版書籍『リベラルアーツと民主主義』
第2回シンポジウム リベラルアーツと自然科学
リベラルアーツはしばしば文系の教養と混同されがちですが、そんなことはありません。自然科学に関する幅広い知識は、文系・理系を問わず必要不可欠です。しかも今日では情報科学、データサイエンス、あるいはAIの知識など、従来の枠には収まりきらない新しいコンテンツが、大学で身につけるべき21世紀型の「教養」となりつつあるように思われます。第2回のシンポジウムでは第一線の理系研究者3名が、それぞれの研究内容を踏まえながらこの問題を多角的に議論しました。
パネリスト(肩書は当時)
大栗博司 カリフォルニア工科大学教授・東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構長
長谷川眞理子 総合研究大学院大学学長
下條信輔 カリフォルニア工科大学教授
・出版書籍『リベラルアーツと自然科学』
設立記念シンポジウム リベラルアーツと外国語
外国語を学ぶことは、単なるコミュニケーションツールの獲得だけでなく、それまで知らなかったことを知り、経験できなかったことを経験し、考えられなかったことを考え、見えなかったものを見ることができるようになるという意味で、まさに知識・経験・思考・視野という4つの限界からの解放を目指すリベラルアーツそのものです。センター設立を記念して開催された第1回シンポジウムでは、長年外国語を通して研究・教育に携わってきた3名のパネリストたちがこの問題について自由に語り合いました。
パネリスト(肩書は当時)
鳥飼玖美子 立教大学名誉教授
小倉紀蔵 京都大学大学院教授
ロバート・キャンベル 早稲田大学特命教授
・出版書籍『リベラルアーツと外国語』
出版
シンポジウム、FD研究会の内容を書籍化し、内外に配布して、中部大学のリベラルアーツ教育の取り組みを宣伝しています。内容の深さ、濃さに各界から高い評価を受けています。
『21世紀のリベラルアーツ』
『リベラルアーツと外国語』
『リベラルアーツと自然科学』
『リベラルアーツと民主主義』
『理系学生のためのリベラルアーツ』
FD(ファカルティ・デベロップメント)研究会
FD(ファカルティ・デベロップメント=教員の教育力アップ)のための研究会を年一回zoomで開催し、こちらも内外に公開しています。
中部地区リベラルアーツ教育コンソーシアム
リベラルアーツ教育に力を注ぐ中部地区の諸大学機関と連携し、リベラルアーツ教育研究に関する情報交換・意見交換、研究会・シンポジウムの開催を、定期的に行っています。中部大学創造的リベラルアーツセンターに本部があり、豊田工業大学次世代文明センター、名古屋外国語大学ワールドリベラルアーツセンターが加盟中です(2024年4月現在)。今後さらに加盟機関は増える予定です。