シンポジウム、FD研究会の内容を書籍化し、内外に配布して、中部大学のリベラルアーツ教育の取り組みを宣伝しています。内容の深さ、濃さに各界から高い評価を受けています。(以下、水声社のブログから転載)
21世紀のリベラルアーツ
石井洋二郎(編)
石井洋二郎・藤垣裕子・國分功一郎・隠岐さや香(著)
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00541-9
リベラルアーツの未来を問う
「何を学ぶか」から、「学ぶ態度」の養成へ――。
複雑化する社会に対応するためのベースとなる〈考え・学び・対話する〉ことの必要性を改めて問い直し、現代のリベラルアーツ教育が向かう先を大学教育の現場から模索する。各論者による提言に加え、シンポジウムと対談を通して考える、すべての教育者に向けた実践書。
目次
創造的リベラルアーツに向けて/石井洋二郎
専門家のためのリベラルアーツ――教育実践の現場から/藤垣裕子
問いを発する存在――リベラルアーツと哲学の始まり/國分功一郎
歴史の目からみた21世紀のリベラルアーツ――対話と倫理的思考/隠岐さや香
【シンポジウム】21世紀のリベラルアーツ
【対談】リベラルアーツと総合知/石井洋二郎×藤垣裕子
リベラルアーツと外国語
石井洋二郎(編)
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0626-3
「役に立つ外国語」から、「他者理解の想像力」へ――
外国語教育はなぜ必要なのか?
言語教育にたずさわる3名によるシンポジウムと、9名による識者の論考から考える。コミュニケーションのための外国語から、リベラルアーツとしての外国語に至るための第一歩。前著『21世紀のリベラルアーツ』につづく、「創造的リベラルアーツ」の第2弾。
目次
はじめに/石井洋二郎
Ⅰ
【シンポジウム】
リベラルアーツと外国語
鳥飼玖美子/小倉紀蔵/ロバート キャンベル【司会】石井洋二郎
Ⅱ
リベラルアーツと語学教育と自由間接話法/阿部公彦
自由になるためのリベラルアーツ/佐藤嘉倫
記者にとっての外国語――自分と読者の社会を相対化する視点として/大野博人
言葉のネットワークを往復するということ/藤垣裕子
橋をかけるリベラルアーツ――他者と共に飛び立つための外国語/鈴木順子
「私」はどこにいるのか/細田衛士
森鷗外の訳詩からリベラルアーツを問う/坂井修一
外国語は存在している/國分功一郎
詩という謎語をめぐって――機械翻訳の時代におけるリベラルアーツとしての言語教育/田中純
倫理としての想像力——「あとがき」に代えて/石井洋二郎
リベラルアーツと自然科学
石井洋二郎(編)
定価:2500円+税
ISBN:9784801006973
科学教育の未来を問う
「専門性のタコツボ」を越えて、「他分野へのリスペクト」を涵養する――
理系の学問を学ぶうえで必要なリベラルアーツとはなにか?
第一線で活躍する専門家3名によるシンポジウムに加え、識者8による論考から理系のためのリベラルアーツを考える。
好評の「創造的リベラルアーツ」第3弾。
目次
はじめに/石井洋二郎
Ⅰ
【シンポジウム】リベラルアーツと自然科学
大栗博司/長谷川眞理子/下條信輔
【コメンテーター】佐々木閑【司会】石井洋二郎
Ⅱ
リベラルアーツと自然科学/村上陽一郎
科学の時間・人間の時間/坂井修一
思考の型とは何か/藤垣裕子
なぜフランスの理系エリートには一般教養が必要なのか?/坂本尚志
大学院生と考える「人間の幸福と科学技術」/鈴木順子
「役に立つ」ということの意味/佐々木閑
科学者だから語れること/辻篤子
批判的思考と懐疑主義/長谷川眞理子
あとがき/石井洋二郎
リベラルアーツと民主主義
石井洋二郎(編)
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0790-1
「内なる順応主義」に抗して、「健全な批判精神」を涵養する――
民主主義にとってリベラルアーツ教育は必要だろうか?
第一線で活躍する専門家3名によるシンポジウムに加え識者8名による論考を通して、この国の未来に必要なリベラルアーツを考える。「創造的リベラルアーツ」シリーズ堂々完結!
目次
はじめに/石井洋二郎
Ⅰ
【シンポジウム】リベラルアーツと民主主義/宇野重規・重田園江・國分功一郎・石井洋二郎
Ⅱ
I cannot keep silent/田中純
独裁国家に抗うために/江口建
学問の自由が脅かされるアメリカ/三牧聖子
科学技術と民主主義/藤垣裕子
基礎自治体の民主主義/清原慶子
二一世紀的リベラアーツ教育と民主主義の未来/鈴木順子
生活者のリベラルアーツと民主主義/森山工
自由の論理、デモクラシーの技法/吉岡知哉
内なる順応主義に抗するために/石井洋二郎
理系学生のためのリベラルアーツ
大場 裕一(編著)
定価:800円+税
ISBN:9784833141581
目次
緒言 理系学生のためのリベラルアーツ(研究会の開催情報)
趣旨説明
基調トーク
パネリストによる自己紹介とコメント
自由討論
閉会の言葉
総括に代えて
特別寄稿 理系学生のためのリベラルアーツ教育についての私見