Architecture Architecture

Architecture

建築学科

「人間」と「環境」を中心にすえ、豊かな社会を構築し、地域の核となり社会に貢献できる建築技術者の育成

美しく安全で快適な建築をつくるため、建築デザインや計画・設計、構造や材料、環境、歴史など幅広い分野を学び、力のある一級建築士を目指します。実験や演習といった体験型教育をとおし、意欲的な学修を進めつつ、最新の3Dモデリングシステムも学べます。

お知らせ

    01学科の概要

    卒業までに何が得られるの?
    [学びのポイント]

    学びのポイント1

    POINT 1

    建築学とその横断的領域を学び、数学的、論理的に理解し、情報収集力、問題解決力を養う

    学びのポイント2

    POINT 2

    国際性、多様性を視野に入れて、自ら学び続け、コミュニケーションし、責任と協調性ある行動力を培う。

    学びのポイント3

    POINT 3

    自然や社会環境の変化を読み取り、持続可能でより良い社会の実現に向け、問題解決や新たな技術を開発する力を身につける。

    就職・キャリアデータ

    取得が期待される資格

    • 高等学校教諭一種免許状(工業)
    • 商業施設士補
    • 一級建築士(免許登録は実務経験2年以上)
    • 二級建築士
    • 建築設備士(2年以上)
    • インテリアプランナー

    ●は所定の単位を修得後に資格の取得が可能なもの。
    〇は受験(受検)資格の取得が可能なもの。( )内は実務経験年数。
    ◎はその他、各学部・学科に関連する資格(受験資格を要しないもの)。

    想定される主な進路

    就職率 100%(就職者数 / 就職希望者数)

    企業
    • アイシン開発
    • アールプランナー
    • 朝日工業社
    • 一条工務店
    • 伊藤工務店
    • NDS
    • 大林組
    • 木内建設
    • 岐建
    • 熊谷組
    • クラシスホーム
    • 三建設備工業
    • 清水建設
    • 新菱冷熱工業
    • セキスイハイム中部
    • 積水ハウス
    • ダイダン
    • 大日本土木
    • 大和ハウス工業
    • 高砂熱学工業
    • 玉井設計
    • タマホーム
    • 東洋建設
    • 徳倉建設
    • 戸田建設
    • トヨタT&S建設
    • トヨタホーム
    • 中野積算
    • フジタ
    • ミサワホーム
    • ミューパートナーズ
    • 矢作建設工業
    官公庁
    • 岡崎市役所
    • 春日井市役所
    • 岐阜市役所
    • 名古屋市役所
    • 四日市市役所
    進学
    • 中部大学大学院
    • 名古屋工業大学大学院 ほか
    就職率グラフ

    STUDENT’S VOICE

    学生の声

    工学部 建築学科

    目に見えない温熱情報を可視化し、快適かつ省エネを実現する環境づくりを。

    室内環境を可視化する研究に興味を持ち、横江研究室を志望しました。卒業研究では、高い作業効率を発揮することができる「覚醒」状態をつくる温熱環境の条件と、その状態を保ちつつ省エネにも配慮できる空調の使用方法を探りました。先行研究を参考にして、設定温度や、人の脳波や心拍といった生理反応データの測定方法から考え、学科の仲間に協力を依頼し、多くの被験者に参加してもらうことができました。その結果、空調の設定温度を下げても、一定に保つ場合と作業効率はさほど変わらないというデータを得ることができ、省エネのアイデアにもつながりました。高層ビル管理やリフォームを手掛ける企業に就職が決まっており、これまでの知識を生かして社会に貢献したいと思っています。

    TEACHER’S VOICE

    先生の声

    早川 紀朱 准教授 Noriaki Hayakawa

    多くのプレゼンテーションを経験し建築デザインの多様性を認められる人材に。

    早川 紀朱 准教授 HAYAKAWA Noriaki

    建築デザインを楽しく経験しながら、構造・施工・材料・環境分野と自分の方向性を見極めていきます。提案が魅力的に伝わるプレゼンテーションを訓練すると同時に、自分の案と他を比べることで、さまざまな考え方や多様な正解の存在を認められる姿勢を養います。建築文化への愛を忘れず、その裾野を広げていく人材になってほしいと願っています。

    02科目・カリキュラム

    • 紹介しているカリキュラムは、2024年度の内容です。
    • 全学共通教育科目・工学部共通教育科目は除きます。

    今後学修していくために必要な教養科目を学んだ上で、製図やデザイン、CADの導入と建築学に関わる各分野の基礎知識を修得します。

    学科専門教育科目

    建築学基礎・総合

    建築学入門

    建築数理

    建築構法Ⅰ

    建築構法Ⅱ

    基礎製図A

    基礎製図B

    建築CAD演習

    建築自主活動A

    建築自主活動B

    意匠系

    建築デザイン基礎

    計画系

    建築計画A

    歴史系

    建築史A

    環境・設備系

    建築環境工学A

    構造系

    構造力学Ⅰ

    構造力学演習

    材料系
    その他

    建築計画、材料・施工、建築構造、建築環境の4分野に関わる専門科目を学び、建築全般の理解を深めます。またデザインなど創作的な科目の授業もスタートします。

    学科専門教育科目

    建築学基礎・総合

    建築法規

    建築自主活動A

    建築自主活動B

    意匠系

    建築デザインⅠ

    建築デザインⅡ

    計画系

    建築計画B

    都市計画

    歴史系

    建築史B

    建築史C

    環境・設備系

    建築環境工学B

    建築設備A

    構造系

    構造力学Ⅱ

    構造設計A

    材料系

    建築生産概論

    建築材料Ⅰ

    その他

    将来の進路やこれまでの学びによる興味・関心を基に、建築計画、建築構造、建築設備、建築材料などの専門分野を選定し、卒業研究の準備を進めます。

    学科専門教育科目

    建築学基礎・総合

    建築と社会A

    建築と社会B

    建築防災

    建築工学演習

    ゼミナールA

    ゼミナールB

    総合工学概論

    建築自主活動A

    建築自主活動B

    意匠系

    建築デザインⅢ

    建築デザインⅣ

    計画系

    建築計画C

    地域住宅計画

    建築・都市計画演習

    歴史系
    環境・設備系

    建築設備B

    建築環境システム演習

    構造系

    構造力学Ⅲ

    構造設計B

    構造計画演習

    材料系

    建築材料Ⅱ

    建築施工

    建築材料演習

    その他

    3年次に選定した専門分野に基づき、研究室に所属しながら卒業研究に取り組みます。教員からアドバイスを受けながら、自身の能力を発揮して専門性を高めます。

    学科専門教育科目

    建築学基礎・総合

    建築自主活動A

    建築自主活動B

    意匠系
    計画系
    歴史系
    環境・設備系
    構造系
    材料系
    その他

    卒業研究

    学ぶ科目の例

    建築CAD演習

    建築CAD演習

    建築設計の基礎であるCADのアプリケーションソフトの、操作や作成方法を修得します。平面図(2D)だけでなく、建築に必要な立体図(3D)の描き方、データ作成方法も学べます。

    建築デザインⅠ

    建築デザインⅠ

    生活でも身近な住宅、店舗といった比較的小規模の建築について、図面や模型の製作、デザイン、コンセプト設定など建築物をゼロベースから創り上げることで基礎を学びます。

    建築工学演習

    建築工学演習

    これまでに学んだ知識を基に、建築構造、建築材料、建築環境・設備に関する調査や実験を行いながら、人間が快適と思う建築、また安全性が高い建築性能・技術について理解を深めます。

    03PICK UP

    人のために、社会のために。建築のデザインと技術の可能性を追求する

    ヨーロッパの有名建築を視察し、その背景を学ぶ

    海外研修旅行
    海外研修旅行

    海外研修旅行
    学科内で希望するすべての学生を対象に、海外研修旅行を隔年開催しています。ヨーロッパの有名建築を視察しつつ、背景にある歴史や社会情勢なども学びます。単位認定もある充実したプログラムです。

    マイナス5℃~30℃までの環境を再現

    建築環境・設備実験室
    建築環境・設備実験室

    建築環境・設備実験室
    さまざまな建築環境を再現しながら実験できる空調設備があり、季節にかかわらずマイナス5℃~30℃までの設定が可能です。正確な結果を測定するための実物大の部屋も用意しており、温熱や照明環境の研究にも役立ちます。

    木造建築物の耐震・強度を実証実験する

    構造・材料実験設備
    構造・材料実験設備

    構造・材料実験設備
    振動台の上で構造物を揺らす耐震実験や、構造材に負荷をかける加力試験など、実際に模型を作って実物で検証することにより、重要文化財 や近代の木造建築物の耐震性能に関する研究や構造材の開発を行います。

    研究室紹介

    中村 研一研究室

    山岸 綾研究室

    芸術祭を一つの切り口に、都市や集落と建築空間について考える。

    昨今、国内外で多くの芸術祭が、地域再生・再発見の役目も担って行われています。当研究室では芸術祭と都市や集落、そこに同時に展開する多様なアートのための建築空間について、さまざまな設計実践を基に研究しています。また、既存建物を新たな用途で再生させるコンバージョン建築についても、今後の社会で重要度を増すものとして、その手法や可能性を探ります。

    横江 彩研究室

    横江 彩研究室

    人に優しく、エネルギー消費が少ない環境を考える。

    快適なオフィス環境を評価するWELL認証が定着しつつある昨今、人を取り巻く環境とウェルビーイングを考慮し、温熱・光・音環境が人に与える影響やシステムの省エネルギー性について研究を行っています。

    横江 彩研究室

    勅使川原 正臣研究室

    構造設計がどうあるべきか考える。

    現在の構造設計は構造設計ソフトを用いるのが一般的ですが、ソフトの仕様に振り回されている例が散見されます。構造解析(特にモーメント図の理解)、構造設計の基本(主としてRC構造)を土台にし、汎用ソフトを用いて構造設計を実際に行います。基本の大切さと設計実務への応用、さらに構造設計を進める上で大切な視点を学びます。