在学生・修了生からのメッセージ

お知らせ

    安藤 正都(2023年度入学生)

    在学生からのメッセージ

    岡本悠汰(2023年度入学生)

    わたなべ整形リハビリクリニック【理学療法士】在学中

    私は本学の生命健康科学部理学療法学科を卒業し、臨床を4年経験した後に中部大学大学院への進学を決めました。学部生時代から現在の研究室に至るまで同じ教授にご指導を頂いており、今後理学療法士としてのキャリアを築いていく中で、この貴重なご縁を大切にしたいという思いが、大学院進学の大きな動機となりました。また、日頃から論文を読む中で、著者の意図を深く理解するためには、自らも同じ立場に立つ必要があると感じていました。さらに、4年間の臨床経験を通じて、自分の学びの方法を見直す機会があり、少しマンネリ化していた日常を変えたいと思うようになりました。これらの理由から、大学院への進学を決意しました。

    私が本学大学院に入学したのは、コロナ禍が比較的落ち着いた後のことでした。その影響もあり、授業の多くがオンデマンドやZoomを利用したオンライン形式で行われております。本学大学院では積極的にオンライン授業を取り入れており、仕事と学業の両立がしやすく、社会人にとっては非常にありがたい環境が整っているかと思います。

    通常、修士課程の履修期間は2年間ですが、私は4年間での履修を申請しています(学費は2年間分を4年間に分割)。そのため、研究テーマに取り組む時間を多く確保し、質の高い研究を行うことができると考えています。2年間では研究が駆け足になる可能性がありますが、本学では3年や4年の履修も選択できるため、余裕をもって研究に取り組むことができます。これは、大学院進学を考える方々にとって大きな選択肢の一つとなるかと思います。

    私も残りの期間でさらに成長できるよう、日々の努力を続けていきたいと思います。

    安藤 正都(2023年度入学生)

    山田病院【作業療法士】在学中

    回復期リハビリテーション病棟で作業療法士として、勤める中で、学会発表などを行ってきましたが,職場だけでは解決できない課題があることに気づきました。その解決方法を見つけるために統計を含めた具体的な研究方法を学びたいと考え、進学を決めました。中部大学大学院では、オンラインや夜間での授業を受けられる点からも自分の時間をとりやすく、仕事と両立して通うことができています。また、実績のある教員の方々が在籍していることで入学時に求めていた専門的な知識を学ぶことができています。

    さらに、経済面でも本大学院は教育訓練給付の対象となる専門実践教育訓練の指定を受けているため、修了後、給付金として学費の50%(上限年間40万円)が支給される予定です。この点でも中部大学院へ進学する一つの決め手でした。

    主に研究指導教員の先生から個別に指導を受ける機会が多いですが、ゼミ活動で修了生である先輩方や、様々な領域・施設の先生方からの助言が頂けるため、充実した環境で学ぶことができています。仕事をしながら大学院の授業を受講することや研究を進めることは大変ですが、自分のモチベーションを保ちながら大学院の修了を目指し、日々精進しています。

    修了生からのメッセージ

    加藤 淳司(2022年度修了生)

    (現職:びわじま整形外科【理学療法士】)

    私が中部大学大学院への進学を考えたのは、40歳を超えてからであり、社会人生活との両立や年齢的なことに悩むことはありましたが、入学後に指導教授になっていただいた先生に入学前にご相談させていただく機会をいただけました。そこで大学院での具体的な話を聞かせていただいたことが、進学を決断する大きなきっかけとなりました。

    私は、20年以上、スポーツ現場でのトレーナー活動を続けてきましたが、その間にケガにより悔しい想いをする選手をたくさんみてきました。現場で活動していると日々の活動に追われケガをした選手の対応が主となってしまいますが、ケガを減らすためには外傷・障害予防の取り組みを学び直す必要性を強く感じ、中部大学大学院において、スポーツ理学療法、スポーツ外傷・障害予防の取り組みをされている指導教授のもとで学ばせていただきたいと思い、進学を決めました。

    2020年4月の入学後すぐにコロナウイルス感染症の影響で対面での講義はなくなり、すべてオンラインでの授業となりました。当初は研究室の活動も制限があり、オンラインでのミーティングのみが実施できる状況となり、現場での活動を活かしたデータ採取も感染対策を含めた現場とのやり取りが難しく、大幅に遅れてしまいました。研究テーマはサッカーのキック動作の三次元動作解析に取り組みましたが、現場でのデータ採取から全てが初めての経験であり、多くの時間を要する作業となりましたが、指導教授から何度も熱心にご指導をいただき、関節角度が算出できたときは大変嬉しく感じたことを今でも覚えております。そのような大学院生活でしたが、長期履修制度を使用し、3年間学ばせていただくことで、遅れていた時間を取り戻すことができ、在学中に研究結果を学会発表することもできました。研究室の仲間とは週に何度もオンラインでのミーティングを行い、研究活動の進捗状況の報告会をおこなっていました。研究室の仲間と発表用のスライドを確認しながら、お互いの研究内容に関して建設的な意見交換ができたことは大変有意義な経験となっています。コロナウイルス感染症によって社会全体が大きな変化をしなければならない状況の3年間でしたが、オンラインでの授業は社会人としては生活のリズムを大きく変えることなく授業への参加ができましたし、研究室の仲間とのミーティングも仕事が終わった後の帰宅後にオンラインでのミーティングが可能になるなどコロナウイルス感染症が流行する以前では、できなかったことが多く出来るようになっていました。

    大学院生活を振り返り、研究を行うために協力してくださる選手、研究協力者への感謝の心を持つことの大切さなど、研究手法だけに留まらず多くのことを経験することができました。研究発表をする際にも相手に伝えることの大切さを学ばせていただきました。全てが自分自身の今後の活動に活かしていくことのできる内容であり、お世話になりました先生方に心より感謝申し上げます。仕事と研究活動の両立は大変なこともありましたが、新たな知識を得て、それを深めていくことができたことは大変有意義な時間となりました。

    谷 祐輔(2017年度修了生)

    (現職:アドバンスリハ株式会社 代表取締役【理学療法士】)

    私が大学院に進学したのは30歳を過ぎ、臨床での経験も10年目を迎えた時でした。それまで主に整形外科やスポーツ分野で働き、ある程度の知識や技術は習得していたと思いますが、年齢を重ねるにつれ自分の成長が感じられなくなっていました。そこで、現状を打破するためもう一度学び直そうと、スポーツ理学療法を専門的に学ぶことができる中部大学大学院に進学を決めました。

    研究テーマはモーションキャプチャシステムを用いた三次元動作解析に取り組みました。実験データを処理し、結論を得るには非常に手間のかかる分野でしたが、教授の熱心なご指導のおかげで学会での発表や査読付き雑誌への論文投稿などさまざまな経験をさせていただきました。また、ご協力いただく被験者の方への配慮など、研究活動を通じて理学療法士としてあるべき姿勢を学ぶことができました。さらに、研究室の仲間同士でそれぞれの論文を繰り返し添削し、内容を吟味した作業も力をつけていくためにとても役立ちました。これらの経験は大学院に進学しなければできなかったことであり、すべてが糧になっています。

    仕事と研究の両立は簡単ではありませんでしたが、長期履修制度など社会人学生にとって学びやすい環境が整えられていたため、仕事を継続しながら修士論文をまとめることができたと思います。現在はスポーツ現場における活動も増え、水球男子日本代表チームの海外遠征(2018年セルビア、2019年イタリア)に帯同させていただくなど大学院で学んだことで飛躍のきっかけをつかむことができました。また、大学院での研究を基に水泳の動作分析をテーマにした研究活動も継続しています。30歳を過ぎてから大学院への進学は勇気のいる決断でしたが、お世話になった先生方や研究室の仲間に出会えたことは今の私にとってとても大きな財産となっています。

    中島 大貴(2017年度修了生)

    (現職:奈良学園大学 保健医療学部 助教【作業療法士】)

    私が中部大学大学院への進学を決めた理由は、夜間の講義であったため、仕事との両立ができたことに加え、地域在住高齢者の健康増進を専門にされている指導教員のもとで学びたいと思ったからです。
    夜間の講義は週に2日から3日程ありましたが、アクティブラーニングが多く取り入れられており、大学院生同士の意見交換の中で自分野のみならず、他分野の情報も得ることができました。これは、自分の研究を発展させる上でも非常に良い機会であったと思います。
    研究活動については、定期的なゼミでの意見交換や細やかなご指導により、社会人でも2年間で修士課程を修了することができました。また、2年間の中で研究室のメンバー全員で海外学会に参加することができ、有意義な経験もさせていただきました。研究や地域の健康支援に関する基礎および応用的知識はもちろん、研究者や人としての姿勢も見直すことができ、成長できる場であったと思います。
    現在は、大学院での学びを活かし、大学で作業療法士の育成に関わっています。加えて、修士課程での内容を深めるため、他学の大学院博士後期課程にも進学し、身体活動と認知症予防に関する研究を進めています。
    中部大学大学院では、地域在住高齢者の健康支援に関する基礎および応用的知識を学びたい方や研究に関する知識を学び、次のステップへ繋げたい方など、それぞれの目的に合った学びができます。社会人の方でも進学し易いカリキュラム編成になっておりますので、仕事との両立も可能です。大学院進学に興味のある方は、一度説明会に参加されてはいかがでしょうか。