在学生・修了生からのメッセージ

お知らせ

    在学生からのメッセージ

    安藤 正都(2023年度入学生)

    (山田病院【作業療法士】在学中)

    回復期リハビリテーション病棟で作業療法士として、勤める中で、学会発表などを行ってきましたが,職場だけでは解決できない課題があることに気づきました。その解決方法を見つけるために統計を含めた具体的な研究方法を学びたいと考え、進学を決めました。中部大学大学院では、オンラインや夜間での授業を受けられる点からも自分の時間をとりやすく、仕事と両立して通うことができています。また、実績のある教員の方々が在籍していることで入学時に求めていた専門的な知識を学ぶことができています。
    さらに、経済面でも本大学院は教育訓練給付の対象となる専門実践教育訓練の指定を受けているため、修了後、給付金として学費の50%(上限年間40万円)が支給される予定です。この点でも中部大学院へ進学する一つの決め手でした。
    主に研究指導教員の先生から個別に指導を受ける機会が多いですが、ゼミ活動で修了生である先輩方や、様々な領域・施設の先生方からの助言が頂けるため、充実した環境で学ぶことができています。仕事をしながら大学院の授業を受講することや研究を進めることは大変ですが、自分のモチベーションを保ちながら大学院の修了を目指し、日々精進しています。

    稲垣 慶之(2020年度入学生)

    (名古屋掖済会病院【作業療法士】2021年度修了)

    私が大学院への進学を考え始めたのは、臨床経験も10年以上経過した頃でした。
    私はこれまで、ハンドセラピィの中でも整形外科領域を専門として臨床に携わってきました。超高齢化社会に突入したことで、整形外科分野では骨粗鬆症に伴う高齢者の骨折が大きな問題となっています。骨粗鬆症と聞くと腰や足の骨折を想像するかもしれませんが、私が11年間臨床を続けていく中で手の骨折も非常に多くなっていると感じています。そして、その大半の方は「転倒」を起点に生じています。これらの経験の中から、手の治療を行ううえでも、転倒予防やそれに関わる全身機能に対する知識が必要と考えるようになりました。
    私が新たな学びの場として中部大学大学院を志望したのは、夜間の受講が可能なカリキュラムもありましたが、何よりハンドセラピィや健康予防を専門にされている先生方が在籍しているためでした。自分の研究テーマについて、専門的なアドバイスを頂けるので、一人で悩むことなく研究を進めることができています。現在はコロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、web上での講義が中心となっておりますが、在宅講義となったことで自分の時間を作りやすくなり、計画的に課題にも取り組めるようになっています。勿論、全ての講義をカリキュラム通りに受講することができています。専門分野はもちろん、専門外の分野の講義を聴講するのは、新しい視点が増え大変刺激になります。所属している大学院生は経験年数も専門分野もさまざまですが、共に意見交換を行い、充実したゼミ活動を行っております。私は最年長ですが、他のゼミ生の意見や考え方は大変参考になり経験年数に関わらず、中部大学大学院は「学び」が多い大学院と実感しております。

    修了生からのメッセージ

    中島 大貴(2017年度修了生)

    (現職:奈良学園大学 保健医療学部 助教【作業療法士】)

    私が中部大学大学院への進学を決めた理由は、夜間の講義であったため、仕事との両立ができたことに加え、地域在住高齢者の健康増進を専門にされている指導教員のもとで学びたいと思ったからです。
    夜間の講義は週に2日から3日程ありましたが、アクティブラーニングが多く取り入れられており、大学院生同士の意見交換の中で自分野のみならず、他分野の情報も得ることができました。これは、自分の研究を発展させる上でも非常に良い機会であったと思います。
    研究活動については、定期的なゼミでの意見交換や細やかなご指導により、社会人でも2年間で修士課程を修了することができました。また、2年間の中で研究室のメンバー全員で海外学会に参加することができ、有意義な経験もさせていただきました。研究や地域の健康支援に関する基礎および応用的知識はもちろん、研究者や人としての姿勢も見直すことができ、成長できる場であったと思います。
    現在は、大学院での学びを活かし、大学で作業療法士の育成に関わっています。加えて、修士課程での内容を深めるため、他学の大学院博士後期課程にも進学し、身体活動と認知症予防に関する研究を進めています。
    中部大学大学院では、地域在住高齢者の健康支援に関する基礎および応用的知識を学びたい方や研究に関する知識を学び、次のステップへ繋げたい方など、それぞれの目的に合った学びができます。社会人の方でも進学し易いカリキュラム編成になっておりますので、仕事との両立も可能です。大学院進学に興味のある方は、一度説明会に参加されてはいかがでしょうか。

    谷 祐輔(2017年度修了生)

    (現職:アドバンスリハ株式会社 代表取締役【理学療法士】)

    私が大学院に進学したのは30歳を過ぎ、臨床での経験も10年目を迎えた時でした。それまで主に整形外科やスポーツ分野で働き、ある程度の知識や技術は習得していたと思いますが、年齢を重ねるにつれ自分の成長が感じられなくなっていました。そこで、現状を打破するためもう一度学び直そうと、スポーツ理学療法を専門的に学ぶことができる中部大学大学院に進学を決めました。
    研究テーマはモーションキャプチャシステムを用いた三次元動作解析に取り組みました。実験データを処理し、結論を得るには非常に手間のかかる分野でしたが、教授の熱心なご指導のおかげで学会での発表や査読付き雑誌への論文投稿などさまざまな経験をさせていただきました。また、ご協力いただく被験者の方への配慮など、研究活動を通じて理学療法士としてあるべき姿勢を学ぶことができました。さらに、研究室の仲間同士でそれぞれの論文を繰り返し添削し、内容を吟味した作業も力をつけていくためにとても役立ちました。これらの経験は大学院に進学しなければできなかったことであり、すべてが糧になっています。
    仕事と研究の両立は簡単ではありませんでしたが、長期履修制度など社会人学生にとって学びやすい環境が整えられていたため、仕事を継続しながら修士論文をまとめることができたと思います。現在はスポーツ現場における活動も増え、水球男子日本代表チームの海外遠征(2018年セルビア、2019年イタリア)に帯同させていただくなど大学院で学んだことで飛躍のきっかけをつかむことができました。また、大学院での研究を基に水泳の動作分析をテーマにした研究活動も継続しています。30歳を過ぎてから大学院への進学は勇気のいる決断でしたが、お世話になった先生方や研究室の仲間に出会えたことは今の私にとってとても大きな財産となっています。