学部長メッセージ

お知らせ

    命と健康を守りチーム医療を支える心優しい医療人の育成をめざして

    誰もが願う“健康で長生きする”ことは、医学や健康科学の発展と医療技術の進歩に支えられてきました。少子高齢化が進むわが国においても、健康長寿の実現は大きな社会目標となっています。そのなかで病気の治療や予防、健康の維持において医療機関の役割は大きく、多岐にわたる医療環境で働く人材の持続的な確保が強く求められています。生命健康科学部はこのような社会の要請に応えるために、保健・医療関連の6学科(生命医科学科、保健看護学科、理学療法学科、作業療法学科、臨床工学科、スポーツ保健医療学科)を設置しており、総合大学の特色を生かしつつ、専門的な知識・技術の修得により国家資格を取得するのみならず誰とでも優しくコミュニケーションできる力を備えた「心豊かな医療人」を育成することを目標としています。

    それぞれの学科を修了すると表のような国家試験受験資格が与えられ、国家資格を取得した人の多くは、病院などの医療機関、公務員(消防・救急救命士)に就職し、臨床の場で患者さんや障がいを持った人々のために力を尽くしています。その他にも医薬品や医療機器開発、保健・医療・福祉・スポーツ関連職種などの分野で活躍する卒業生も大勢います。

    生命健康科学部で取得できる国家試験受験資格
    生命医科学科:臨床検査技師*
    保健看護学科:看護師、保健師*、養護教諭**
    理学療法学科:理学療法士
    作業療法学科:作業療法士
    臨床工学科:臨床工学技士
    スポーツ保健医療学科:救急救命士*
    ※ただし、*は課程単位修得者のみ、**は教職課程の単位修得により教員免許取得

    さらに医科学・健康関連の研究を進めたい人や高度な医療専門知識・技術を身につけたい人のために、本学部は大学院として生命健康科学研究科を設置しています。大学院は生命医科学専攻(博士前期・後期課程)、看護学専攻(修士課程)、リハビリテーション学専攻(修士課程)、保健医療学専攻(修士課程)の4専攻から成り立っており、研究面において国際的に活躍する教員が指導する最先端の関連知識・技術の教育と研究が推進されています。

    このように生命健康科学部では保健医療分野の発展に貢献できる多様な人材を育成しています。このキャンパスでともに学ぼうと考えている皆さんをお待ちしています。

    生命健康科学部長 山下 均